【20代&30代】派遣から正社員へ!具体的手段と2つのNG行動

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でもずっと派遣だったし、今さら正社員になれるの?

いい加減、派遣やめて正社員になりたい・・・。

大したスキルもないし、やっぱり難しいのかな。

派遣社員としてずっと働いていると、おのずとこのような感情が芽生えてしまいますよね。

特に周りの友人が正社員としてバリバリ働いている姿を見ると、余計自分と比べて色々考えてしまいませんか?

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ぶっちゃけ、あんまり友達に会いたくない。

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さくら

分かる!私もそうだった…。

でもそれよりも私は将来への不安の方が大きかったかな。

私は20代前半から30代後半までの約10年間、ずっと派遣社員として働いてきました。

そして30代になった頃に思いきって転職活動をし、その後正社員になることができました。

今まさに派遣から正社員への転職を考えている人へ。

実際に経験した身から言うと「正直、めちゃくちゃ大変。でも迷ってるなら絶対に挑戦すべき」と言いたいです。

この記事の筆者

さくら
20代~30代まで約10年間派遣社員として勤務し、7社の派遣先にて勤務経験あり。33歳で派遣から正社員へ。⇒プロフィール詳細

10年間派遣にどっぷり浸かってました。
もくじ

派遣から正社員になるための3つの手段

派遣社員から正社員になるための具体的な方法としては、主に以下の3つの方法があります。

派遣先の直接雇用になる

派遣には「3年ルール」というものがあり、同じ部署(同じ仕事)で3年以上働くことはできません。

そして3年後には、派遣社員は今の派遣先に「直接雇用の依頼」をすることができます。

派遣先での直接雇用のメリットデメリットには主に以下のようなことがあります。

メリット
デメリット
  • 入社後のギャップが少ない
  • 派遣期間にある程度の人間関係が築ける
  • 年齢がそこまでネックにならない
  • そのまま直雇用してくれる企業が少ない
  • 必ずしも雇用形態が「正社員」とは限らない
  • 応募できる先が1社(今の派遣先)しかない
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なにこれ、めっちゃいいじゃん!今の派遣先好きだからこれがいいな!

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さくら

なれたら本当に良いよね!ただ、確率としては少ないよ。

これは、厚生労働省が発表しているデータです。

少し古いですが、直接雇用を依頼した派遣のうち、無期雇用の直接雇用になれた人の割合はわずか「10.2%」になっています。

しかもあくまでも「無期雇用」なので、正社員とは限らないです。

また、ほとんどは3年を機に契約終了される人が多いので、正社員になりたくてもなれないという人が多発しています。

あわせて読みたい
派遣の3年ルールがひどい!辞めたくないのに「3年でクビ」はおかしくない? 派遣の3年ルールはなぜできた?辞めたくないのに辞めないといけないなんてひどい!という派遣社員の声を多く聞きます。今回の記事では、3年ルールの実態、そして辞めたくない時の抜け道を4つ紹介します。

もちろん可能性としてはゼロではないのでチャンスがあれば自分からどんどんアピールすべき!ですが、あまり期待はできないというのが正直なところです。

紹介予定派遣制度を使う

紹介予定派遣とは、最初から直接雇用されることを前提に一定期間派遣として働くシステムのこと。

最初の3~6ヶ月は「派遣社員」として働き、契約が満了した時点でお互いが合意すればそのまま派遣先の社員として働くことができます。

紹介予定派遣には以下のようなメリットデメリットがあります。

メリット
デメリット
  • 派遣会社からスキルに合った案件を紹介してもらえる
  • 正社員面接よりもハードルがやや低い
  • 派遣からスタートなので必要以上に気負わなくて良い
  • 正社員登用後のミスマッチを防げる
  • 直接雇用前に断ることもできる
  • 正社員求人に比べて案件数が少ない
  • 正社員並みに厳しい面接があるところも
  • 必ずしも正社員になれるとは限らない
  • 派遣先から断られることもある
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正社員になる前に社内の雰囲気を知れるっていうのはいいね。

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さくら

派遣先が最初から直接雇用への意欲が高いってのも魅力のひとつだね。

ちなみに令和元年度の「労働者派遣事業報告書の集計結果」によると、

紹介予定派遣において
職業紹介を実施した労働者数
23,383人
紹介予定派遣で職業紹介を経て
直接雇用に結びついた労働者数
16,323人
直接雇用された割合69.8%

と、希望者の『約70%』が実際に直接雇用に結びついています。

とは言え、その中には正社員ではなく契約社員の可能性もあるので注意が必要です。

ちなみに私は最終的にこの「紹介予定派遣制度」を使って正社員になりました。

紹介予定派遣のデメリットの真相や面接の内容、実際に受けて感じた「受かるコツ」などは以下の記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

まとめ記事【流れ~コツまで】紹介予定派遣で人気の「事務正社員」を勝ち取る方法【まとめ】

転職活動をする

最後に、王道な方法として「正社員への転職活動をする」があります。

そして、転職活動をするためには主に次の2つのやり方があります。

  1. 自分1人で頑張る(ハローワークなどを利用)
  2. 転職エージェントを使う

結論から言うと、転職をするならエージェントを使い倒して効率よく活動をした方が絶対に効率的です。

中には、派遣からの転職とあって「転職エージェントはハードルが高い」と考えてしまう人もいると思います。

ですがそれは大きな間違いで、遣からの転職だからこそプロのサポートを受けて活動した方が良いです。

かくいう私は転職エージェントを使わず、1人で応募から面接まで全ての転職活動を行ってきました。

その結果、

  • 自分の強みやアピールポイントが曖昧
  • 「悪くないな」という求人に手当たり次第に応募
  • 面接対策が万全でなく、ことごとく落ち続ける

といった経験を何十社と経験しました。

また、ハローワークに通い詰めて鬱状態になり、一度ブラック企業にも入ってしまいました。

参考ハローワークで転職は効率悪すぎ!私がハローワークをおすすめしない5つの理由

今思えば、どうしてあの時手っ取り早く転職エージェントのお世話にならなかったのかと思ってます。

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ブラックは一度入るとなかなか辞められないのよね…。

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とは言え、転職エージェントはメリットと同様デメリットも存在します。

メリット
デメリット
  • 求人数が多い
  • あなたにマッチした求人を向こうから提案してくれる
  • 最初から「正社員」のみに絞れる
  • 面接や応募書類の添削を行ってくれる
  • 年収の交渉を代わりに行ってくれる
  • エージェントによっては「これまでの雇用形態」や「年齢」が不利に働くところもある
  • エージェント支店に登録しに行く必要がある
  • 担当者の当たり外れがある

転職エージェントは基本、会社によって特徴やサポート年齢などが大きく違ってきます。

なので、むやみに「知名度が高いから」という理由で登録するのではなく「派遣でも正社員になりやすい」「サポートが丁寧」を基準にエージェントを選ぶようにしましょう。

【派遣から正社員】転職活動における2つのNG行動

「次は絶対に正社員になりたい!」という現派遣社員のあなたに、これだけは辞めておいた方が良いというNG行動を2つご紹介します。

無期雇用派遣の社員になる

本気で「正社員」を目指すのなら、無期雇用派遣はやめておきましょう。

無期雇用派遣の募集を見ると

  • 定年まで安心して働ける!
  • 派遣会社の正社員になれる!
  • ボーナスや退職金がもらえる!

といった魅力的な文章があるので「それなら無期雇用派遣でもいいかな」という気になってしまいますよね。

ですが、無期雇用派遣はあくまでも「正社員のような働き方」であって、れっきとした正社員ではありません。

具体的には

  • 派遣先が変わる可能性がある
  • 働き続けても出世できない
  • ボーナスが派遣先社員より圧倒的に少ないことも

などなど・・・。

また、無期雇用派遣として働き続け、そのまま派遣先で直雇用されるケースもありますが、その多くは「契約社員」です。

無期雇用派遣で「正社員のような」生活を送るのなら良いですが、正社員並みの「待遇」や「環境」そのものを手に入れることはできません。

無期雇用派遣に関しては以下の記事にまとめていますので、ぜひあわせて参考にしてください。

参考記事無期雇用派遣に向いてる人はこんな人!メリットデメリットから考察

契約社員からスタートする

正社員になりたいのであれば、最初から【正社員雇用前提】の求人に応募するべきです。

契約社員は「いつか正社員になれるかも」という淡い期待を抱きがちですが、会社によっては

  • 正社員登用制度がない
  • あってもほとんど実績がない

というところが少なからずあります。

ちなみに厚生労働省のデータによると、有期契約労働者を雇用している事業所のうち「正社員登用制度」があるのは5割以下とのことです。

また契約社員には、5年働いたら会社の拒否権なしに正社員などの無期雇用に転換される『5年ルール』というものがあります。

が、実際はその5年を前に契約を打ち切りにする会社も存在します。

そうなってしまってからまた正社員に向けて転職活動をするのはとても体力が要りますし、何より時間の無駄です。

もちろん、中にはきちんと正社員への登用を考えてくれるところもあります。

なので、いざ契約社員への打診を受けたら「近年の正社員登用実績」を聞いて納得してから入社するのもアリです。

ですが、一度契約社員になってからではそこからまた正社員になるための実績が問われるので、おのずとハードルも高くなります。

それならはじめから正社員枠を狙った方が確実ですよ!

関連記事紹介予定派遣で契約社員になったら人生詰みます【確実に正社員になる】

【注意】派遣から正社員になってもすぐに給料は上がらない

そしてひとつ注意点として、派遣から正社員になったらからといって必ずしも「年収が上がる」ということはないです。

もちろんそういった事例もありますが、中には「派遣の時とさほど変わらない」「派遣の時の方が多い」というケースもあります。

さくら

ちなみに私は転職後最初の1年は派遣時よりも少なかったです。

正社員への転職で「全然給料が上がらない」と嘆くことのないよう、事前に「キャリコネ」や「転職会議」などの企業口コミサイトを利用しておくことは重要です。

また、転職する際は「今よりも規模の大きい同業他社を受ける」などといったことも重要になってきます。

給料ダウンを避けるためのノウハウや「私が転職で年収100万アップした経緯」等については下記の記事にまとめています。

参考記事派遣から正社員に転職で「給料ダウン」しないためにすべき3つのこと

時には休むことも「超・重要」

いざ転職活動をして思ったのは、予想以上に全然決まらないこと。そして精神的にものすごく落ち込む機会が多いこと

普段ポジティブな私でも、転職活動中はかなりネガティブになっていました。

これから転職活動を始めるあなたも、もしかしたら同じような状態になるかもしれません。

その時は、思いきって「休む」という選択をしてください。

そのままの状態で「何とか1日でも早く決めないと!」と焦って動くと、

  • 面接で空回りしてしまう
  • 企業選びに失敗してしまう

などといった失敗を招いてしまいがちです。

行き詰まって「もうだめだ」と思った時こそ、一度その場所から離れて一旦気持ちのリセットをすることがとても重要。

不安や焦りの感情は必ずと言っていいほど起きますので、適度に休みながら転職活動を行っていくことをおすすめします。

参考記事仕事が決まらない時は「100%の力」で1日休もう【焦りや不安を一旦リセット】

まとめ:正社員になりたいなら「即」行動すべし!

「今はまだ…」「もうちょっとしたら…」などと思っていたら、いつまで経っても何も変わりません。

今の時点で不安に思っているのなら、何もしなければ将来は間違いなく「今以上に」大きな不安を抱えることになります。

今からでも決して遅くないです。

「いつか正社員になりたい」「このままじゃ不安だ」と思うのなら、今この瞬間から何らかの行動を起こすようにしましょう!

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