
無期雇用派遣ってぶっちゃけどうなの?自分に向いてるか気になる…

無期雇用派遣に興味はあるけど、不安だな…
という方って、結構多いんじゃないでしょうか?
「派遣より安定してる!」
「正社員と同等の待遇!」
という声もありますが、正直正社員ほど安定していません。
実際、無期雇用派遣を選んだ後に「こんなはずじゃなかった」と辞めている人も少なからずいます。

時間と年齢を無駄にするのだけは何としても避けたいですね
というわけで、今回は「どんな人が無期雇用派遣に向いているのか?」という点について詳しく解説したいと思います。
無期雇用派遣に限らずですが、これまでと違う雇用形態を選ぶ際は「きちんと理解&納得した上で」選ぶようにしましょう!
無期雇用派遣とは?
まずは「無期雇用派遣とは何か?」という点において簡単にご説明したいと思います。
無期雇用派遣とは、簡単に言うと【派遣会社と期限のない契約を結ぶ】雇用形態のこと。
有期派遣の場合は最長3年の雇用契約がありますが、無期雇用派遣になるとこれがなくなります。
無期雇用派遣のメリット
無期雇用派遣には、主に次のようなメリットがあります。
- 好きな派遣先に3年以上いられる可能性がある
- 業務内容によっては正社員と同待遇が受けられる
- さまざまな業種、仕事を経験できる
- 次のは派遣先が決まらない間(待期期間)もお給料が支払われる
無期雇用派遣のメリットは何といっても「雇用・給料の安定」です。
有期雇用のように3年ごとに「次どうしよう…」と気にしなくてよいのは、精神的に楽ですね!
無期雇用派遣のデメリット
一方で、無期雇用派遣にはデメリットもあります。
- 派遣先が変わる場合がある
- 派遣先は基本自分で決められない
- 派遣先の業績が悪化した時に正社員より先にクビを切られやすい
- 正社員と比べて待遇が悪い会社も少なからずある
無期雇用派遣=「契約期間がない」ですが、働く先は状況によってコロコロ変わる可能性があります。
中にはずっと同じ派遣先で働ける人もいますが全てがそうではないですし、その保証もどこにもないので、本当の意味での「安定」じゃない、という声もあります。
【結論】無期雇用派遣の向いてる人はこんな人!
それらのメリット・デメリットを踏まえて、敢えて「無期雇用派遣に向いてる人はこんな人!」をリストにまとめてみました。
- 変化に柔軟に対応できる人
- 色々な企業や業種で経験を積みたい!という人
- 正社員に特にこだわりはない人
変化に柔軟に対応できる人
無期雇用派遣になると、あらゆる「変化」に対応する必要が出てきます。
たとえばさきほども書いた通り、派遣先は定年まで同じ、ではありません。
そして次の派遣先の決定権はあなたではなく「派遣会社」です。
派遣先の希望職種はある程度聞いてくれますし、勤務範囲も(通勤〇分以内など)あらかじめ定められてはいますが、場合によっては

次の派遣先前よりめっちゃ遠い!
とか、求人自体が少ない場合は

希望の仕事とちょっと違う…
といったケースもありえます。
また、次の派遣先が見つからない場合は【自宅待期】となるという点も注意。
その間平均賃金の6割が支給されますが、手元の金額が減るため次が決まるまではうまくやりくりして生活しなければなりません。

無職にはならない、働いてなくても6割もお金が入ってくる!という考え方もできる。
無期雇用派遣はそういった変化も柔軟に対応できる人、むしろ楽しめるくらいの人がちょうどよいと思います。
色々な企業や業界で経験を積みたい!という人
無期雇用派遣は、さきほども書いたように複数の派遣先で働く可能性があります。
場合によってはこれまで経験したことのない業界や職種で仕事する機会があるため、幅広い仕事の知識&スキルを身につけることができます。
将来未経験業界への転職を考えている人は、無期雇用派遣で経験を積むことで今後の転職活動等でアピールすることも可能ですよ。
もちろん、色々な企業や業界で働いてその違いを知ることによって、「自分が向いているのは〇〇だ!」と今後の方向性を見つけることもできます。
正社員に特にこだわりがない人
無期雇用派遣は正社員と同等の待遇と言われることがありますが、「正社員」ではありません。
むしろ、同じ「賞与が出る」という条件でも、正社員に比べると額が全然違う…ということもありえます。
賞与の有無、額や回数などは派遣会社によって異なってきます。
また無期雇用派遣社員として派遣先に出向くと、会社によっては有期派遣のように「イチ派遣社員」として扱われるケースもあります。
仕事内容も、正社員とハッキリ区別される(簡単なものしか任されない)ということもありえます。
ちなみに、求人によっては無期雇用派遣のことを「派遣会社の正社員」と記載されてるところもありますが、厳密には正社員ではありません。
いざ派遣先に出向くと正社員との違いをまざまざと感じる場面がいくつもあるため、はじめから「正社員」にこだわりのない人が無期雇用派遣に向いていると言えます。

つまり、少しでも正社員になりたいという希望があるなら無期雇用派遣は向いてない!
無期雇用派遣を活用するためのアドバイス
そしてこれから無期雇用派遣を利用しよう!という人に言いたいのは、「自分に合った派遣会社を選ぼう!」ということです。
無期雇用派遣は、派遣会社によってそれぞれ特徴が異なります。
たとえばテンプスタッフの「funtable(ファンタブル)」は派遣先の直接雇用を目的とした無期雇用派遣、

アデコの「キャリアシード」は30~40代も応募できる無期雇用派遣となっています。

賞与や昇給、勤務エリア等も派遣会社によって変わってくるので、応募する前に必ず比較し、自分にあった派遣会社を見つけるようにしましょう!
⇩こちらは大手派遣会社ごとの無期雇用派遣制度の紹介&比較記事です。こちらで、大体の特徴が分かります!
参考記事無期雇用派遣6社を分かりやすく比較。特徴(メリット)に大きな違いあり!
無期雇用派遣についてよくある質問
無期雇用派遣で働く時の年収はどれくらい?
無期雇用派遣の年収は派遣会社や働く職種によっても違ってきます。
ちなみに派遣会社によっては【モデル年収】が載っているところもあります。
モデル年収例
ミラエール | 年収325万円/事務、27歳 年収320万円/事務、26歳 |
キャリアウィンク | 年収250万円~320万円 ※年収250万円はあくまで最低年収 |
大まかな目安として、200~300万円代と見ておけば良さそうです。
無期雇用派遣から正社員になることはできる?
無期雇用派遣から、そのままその派遣先で直接雇用されている人は一定数います。
ですが、どちらかというと「契約社員」の方が多く、正社員となるとかなりハードルが高くなります。
最終的に正社員を目指すのであれば、無期雇用派遣ではなく
- 転職活動をして最初から正社員
- 紹介予定派遣を経て正社員
の道を選んだ方が確実です。
無期雇用派遣って派遣切りのリスクはあるの?
無期雇用派遣はあくまでも「派遣会社との」無期限の雇用契約なので、働いている派遣先で派遣切りに遭うことはあります。
その場合は派遣会社が次の派遣先を探してくれますが、そのまま次の派遣先が見つからない場合は、派遣会社から解雇されてしまう可能性があります。
無期雇用派遣を辞めたい時はどうしたら良い?
無期雇用派遣で辞めたいと思った時は、通常派遣の時と同様、担当に連絡を入れてその旨伝えます。
その時におすすめなのは「なるべく前向きな理由を言ってやめること」。
担当によっては引き留められることもありますが、前向きな理由だと最終的にスムーズに辞めやすいです。
こちらはミラエール(スタッフサービス)を辞めた人の体験談です。参考にお読みください。
参考記事ミラエールを辞めたい人へ。実際に辞めた5人の体験談を紹介します【スムーズに辞める】
無期雇用派遣を辞めたら自己都合になるって本当?
これは、ケースによって違います。
たとえば、派遣会社があなたに派遣先を提供できないため解雇、となった場合は基本「会社都合」になります。
ですが、派遣会社から提示された派遣先を拒否したり、自分の都合で退職を申し出た時は「自己都合」となってしまいます。

ちなみにツイッターを見ていると自己退職で辞めている人が多いです…。
まとめ
無期雇用派遣は、正直デメリットが多いので誰にでもおすすめできる雇用形態ではありません。
ですが、そんな中でも「向いている人」を挙げるとしたら、以下になります。
無期雇用派遣に向いてる人
- 変化に柔軟に対応できる人!
- 色々な企業や業種で経験を積みたい人!
- 正社員に特にこだわりがない人!
正社員とも有期派遣とも違う働き方になるので、興味のある場合は事前に起こりうるリスクを理解し、くれぐれも納得した上で選択するようにしてくださいね。
⇩無期雇用派遣のデメリットまとめ(事前にチェック!)
参考派遣の無期雇用はデメリットしかないと思っているあなたへ。その考え間違っていません。
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