派遣会社

時給制より損?パソナが月給制に変更で派遣社員の不満爆発!【なぜ?】

2023年5月8日

派遣会社の「パソナ」が、23年4月から「月給制」になりました。

月給制と言うと

祝日や大型連休に左右されず給料が支払われる

とあって、一般的に良いイメージがあります。

正社員はどこも月給制だしね!

ですが、実際に月給制になってからパソナの派遣社員と思われる人の不満がツイッター上で爆発しています。

そこで今回は、パソナが月給制になったことで

  • 具体的に何が変わったか
  • パソナの対応について
  • 今後できる4つの対応策

について書きたいと思います。

今回フォロワーさんからも数々情報をいただいたので、そちらもあわせてご紹介します。

【不満1】時給制よりも給料が減る

まず、月給制になったことでの一番の問題点はココ。

時給制⇀月給制で、これまでよりももらえるお金が減った人が多いということです。

パソナの月給制は、年間の平日(243日)を12ヶ月で割った日数がベースとなっています。

▼フォロワーさんが実際にパソナ社員から受け取ったメール▼

これを計算すると

243(日)÷12(ヶ月)=20.25/月

つまり、1ヶ月20.25日労働を前提にした月給設定になっています。

ここで「ん?」となったあなた。

そうです。実際は月に20日以上働いてるんですよね。

この20.25日という数字は、1年間働けば「12ヶ月を同じ稼働日で計算しても(合計一緒だから)特に問題ないね」となります。

ですが、実際派遣社員は3ヶ月更新や6ヶ月更新が多く、1年まるまる働く人ばかりじゃありません。

つまり、働く期間によってはタダ働きする日が出てくるというわけです。

ちなみに、さきほどのメールの日数を元にそれぞれ「3ヶ月更新」「6ヶ月更新」した時の勤務日数(損得)はこちらになります。

損する(タダ働きの)日数

勤務期間 タダ働き日数
4~6月勤務(3ヶ月更新) 1.25日
7~9月勤務(3ヶ月更新) 1.25日
10~12月勤務(3ヶ月更新) 0.25日
4~9月勤務(6ヶ月更新) 2.5日

ちなみに、パソナ社員も「1~3月に働かないと損」というのは理解している様子。

その上で「月給制」を推してきています。⇩

▼こちらもフォロワーさんが受け取ったメール▼

また、派遣先によってはこの通りではなく、243日以上勤務する会社ももちろんあります。

その場合に超えた分の支給がない場合は、こちらも実質タダ働きということになってしまいます。

これまでになかった、「辞めるタイミング」や「派遣先の勤務日数」によって給料が下がってしまうのなら、どう考えても「時給制の方が良い」という結論になってしまいますね。

実質「時給が下がった」状態に

また、たとえ月給額が「今の時給(変わらず)」を元に計算されたとしても、1年働かないと実質「時給が下がった」状態になってしまいます。

そもそも稼働日が20.25日として計算されているので、

  • 月給額を20.25(と勤務時間)で割ったら、今の時給(同じ)
  • 実際の勤務日数は20.25日より多いので、当然時給に換算すると低くなる

問題は、月給からお金を控除された(引かれた)時です。

  • 月半ばで入社した時
  • 欠勤や遅刻をした時(有給がまだ無い時など)

実際は前より時給が下がっているのに、これらの時は元の時給(もともと計算されている時給)で引かれるので、なんかめちゃくちゃ損した気分になります。

何が言いたいかというと・・・毎月実際の勤務日数で計算されないと割に合わない!

20日を超えたら休んでもいい?

これは、かなり微妙です。

20日を超えた分がタダ働きになるのなら、いっそ休んでしまいたい!!!

という意見もありますが(←めっちゃ分かる)、ただHPには

遅刻、欠勤、早退は控除時間単価をもとに控除

の一文があるので、たとえ20.25日以上働いていたとしても欠勤をしたら月給から給料が引かれてしまうのではないかと思います。

とは言え、だからと言ってその日に有給を使うのはもったいないので、結果会社に行くという選択になりますかね…。

20日以上働いても引かれたら・・・考えただけでモヤモヤします!

【不満2】突然の一方的連絡で混乱

また、今回多くの派遣社員の混乱を招いたのは「連絡が突然かつ一方的だった」ということも大きく関係していると思います。

特に「メール一本で済まされた」という声が多く、中には、連絡がなく自分から問い合わせをしたという人も・・・。

そもそも、こういう大切な内容は、少なくとも2~3ヶ月前(せめて更新確認前)には派遣社員に伝えるべき(相談すべき)事案ですよね。

担当者さえもギリギリまで知らなかったという声もありますが、もしそれが本当だとしたら会社の問題でもあります。

また、連絡だけではなく「勤怠入力できない」「契約書がまだアップされてない」という時期もあったので、派遣社員としてはかなり不安や不満があったのではないかと思います。

パソナの月給制に不満!どうしたら良い?

パソナの月給制に不満!という人は(たくさんいるかと思いますが)今後できることと言えば以下の4つです。

  • 時給制に戻す
  • 時給制の求人を探す
  • 労働相談窓口に相談する
  • 派遣会社を変える

時給制に戻す

相談すれば絶対に時給制に戻れる!という保証はないですが、実際に時給制に戻している人もいます。

今の月給制に不満があるのなら、一度話し合いの場を設けるようにしましょう。

ただ、パソナとしては今も今後も月給制を推してくると思うので、そう簡単にはいかないかもしれません。

時給制の求人を探す

パソナの求人は、全てが「月給制」ではありません。

パソナの月給制

※以下の条件に全て当てはまる方

  • 社会保険に加入している
  • 長期就業の見込みがある
  • 週5日勤務(シフト制、フレックス制、変形労働時間制を除く)
  • 1日7時間以上

月給制が嫌だ!と感じるのなら、はじめから上記の対象にならない働き方(求人)を選択するのもひとつの手です。

とは言え「長期で働きたい」「長時間働きたい」という人がほとんどだと思うので、この中で選択するなら③にあるシフト制やフレックス制を狙う、ですね。

然るべき機関に相談する

今の不満や現状を「総合労働相談」や「労働組合」「法テラス」などといった然るべき機関に相談する方法もあります。

相談することによって今何ができるか、今後どうしたら良いかが明確に分かります。

また、相談して言われたことをパソナに報告することで何らかの動きがある可能性もあります。

ただ、相談しても何も変わらないケースも多いので、あまり期待しすぎない方がよいかもしれません。

派遣会社を変える

正直、これが一番手っ取り早く確実な道です。

たとえ話し合いの末時給制に戻ったとしても、また突然何の変更があるか分かりません。

それに、今回の件で派遣会社への不信感が拭えないという人も少なくないですよね。

他の派遣会社もいずれ月給制になるか?は今のところ不明ですが、今回のパソナの一連があるので同じ道は辿らないと思います。

「今の派遣先が好きなのに!」という人は、別の派遣会社経由での勤務が可能かを探ってみてください。

ちなみに私は10年ほど派遣をしていた中で「テンプスタッフ」が対応が良く、最初から最後まで気持ちよく働くことができました。

他の派遣会社を検討する際は以下の記事が参考になりますので、ぜひあわせてお読みください。

関連記事派遣会社はどこがいい?賢い選び方&3つの注意点を解説

まとめ

今回の突然の月給制変更に伴って、ネットでもそうですが私の周り(会社の派遣社員)でも不満の声が爆発しています。

おそらくパソナにもたくさんの怒りや不満、不安の声が届いてると思うので、今後何らかの変更や訂正が出てくるかもしれません。

ですが、一度決まった「月給制」という制度自体は無くなることはないでしょう。

私もまだ情報収集の途中なので、今後の推移を見守りたいと思います。

もし誤った情報や古い情報、「ここは今はこうだよ!」「私はこう言われたよ!」などといった意見がありましたら、ぜひ ツイッターまでご意見ご感想お願いします。

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