派遣先から突然「次回更新なし」と言われた!
今まで会社のために頑張って働いてきたのに、いきなり切るなんて!
派遣契約満了まで我慢するのがしんどい。。。
派遣切りが相次ぐ今、こういった状況に陥っている人も多いのではないでしょうか?
ちなみに先日下記のツイートをしたところ思いのほか多くの「いいね」がありました。
モチベーションも上がらないし、どうせ辞めさせられるならもう会社に行きたくない、と思うのは当然のこと。
次の契約更新なし=「もうあなたは必要ありませんよ」と言われている中で、それでも会社に行くのは精神的にかなりしんどいですよね。
そこで今回は、突然の契約更新なしや派遣切りに遭った時にどうしたら良いか、おすすめの考え方や具体的な行動についてご紹介したいと思います。
派遣を切られた!行きたくないけど派遣契約前まで我慢すべき?
派遣契約満了までは我慢した方がいい
結論から言うと、「もう無理。行きたくない」と思っていても、派遣先には最後まで行った方が良いです。
それは、派遣先企業のためでも派遣会社のためでもなく「自分のため」。
嫌だと思って以下無くなればその分給料が減りますし、最悪「バックレ」と同じ状況になると後々厄介です。
※今はコロナで突然亡くなるケースもあるので、余計連絡が来ることは必至です。
契約満了までの期間は精神的にかなりキツイですが、イライラする自分の感情、周りの視線などは敢えて「全スルー」です。
今いるのは、あくまでも次の職場にいくための「つなぎ」であって、それまでの生活を確保するためと割り切る。
向こうに利用されるのではなくて、こっちが利用してやりましょう。
気まずいのは当たり前。モチベーションは上げなくていい
契約なしを告げられた人の中には「モチベーションが上がらない」という悩みを持つ人もいますが、そもそもモチベーションは無理に上げなくていいです。
むしろ、無理に上げるだけ無駄です。それどころか気まずいのが当たり前なんですから。
なお、新しい社員に引継ぎを行わなくてはならない場合は、
- 自分が深く関わっていたこと、自分にしか分からないようなことはきちんと引継ぎをする
これだけしっかりしておけばとりあえずOKです。
ちなみに引継ぎがあるからといって「有給をとるのに抵抗がある…」と悩むのも間違いです。
あなたには残った有給を消化する権利がありますし、後任だって早めに1人で仕事を任された方が覚えが早いです。
まさに一石二鳥になるので、ガンガン消化してしまいましょう。
「次もまた派遣」はおすすめしない
会社都合で契約の更新がなくなった、また派遣切りにあったとなれば、十中八九派遣の担当が次の派遣先の案件を紹介してくれると思います。
その条件が合えばすぐに次が決まるしので楽ですよね。
ですが、それでも次も「また派遣で働く」という選択肢は、私はおすすめしません。
今回の状況でも分かる通り、派遣という雇用形態はとても不安定です。
もしかしたら、次の派遣先でも同じように突然の「更新なし宣告」を受けるかもしれません。
ただでさえ、同一労働同一賃金が始まったことで「派遣切り」をする企業も出てきています。
関連記事過度な期待は禁物!「同一労働同一賃金」で派遣切りはさらに増える
コロナでも多くの人が真っ先に契約切られてますよね。
たしかにまた派遣だと「転職活動をしなくて済む」というメリットはありますが、正直このままずっと派遣は不安すぎます。
希望しなくても「紹介を希望」に!
ただし、自分に少しでも有利に働かせるためには派遣担当に「紹介を希望」しておいた方が良いです。
というのも、紹介を希望しないと後にもらう離職票の離職区分が「2D」(契約満了 更新の希望なし)になってしまうから。
2Dは待期期間なくすぐに失業保険がもらえますが、国民健康保険の減税対象にならないというデメリットがあります。
離職票に関しては過去記事に詳しく書いていますので、あわせて参考にしてください。
辞めるまでの過ごし方
ずばり、残りの派遣契約満了までの期間は、最低限の業務や引継ぎをこなした上でできるだけ多くの残り時間を「自分の転職活動の時間」に割くようにしましょう。
契約満了の日にちは、刻一刻と差し迫っています。それなのに「会社に行って我慢して業務をこなす」で1日を終わらせていたらもったいないです。
今のうちに動いて、できるだけ早く次の転職先を確保しましょう。
今の派遣先の業務だけを100%こなしていても、結局満了日には特に感謝されることもなくそのまま「サヨナラ」です。
もちろん、その後のあなたの状況など派遣先にとっては知ったこっちゃありません。
転職活動としてできることは、具体的に
- 転職サイトに登録、求人に応募
- 転職エージェントに登録
- ハローワーク求人をチェック
- 紹介予定派遣の案件を担当に紹介してもらう
といったことがあります。
中でもおすすめなのは「転職エージェントに登録」と「紹介予定派遣(ただし正社員案件のみ)」。
この2つはどちらも向こうからあなたに合った求人を紹介してくれますし、面接における書類や面接日時の調整など、面倒なことは代わりに行ってくれます。
ちなみに私は「紹介予定派遣」を使って正社員になりました。
多くの友人は転職エージェントを利用して正社員になりました。
紹介予定派遣は始めは派遣なので、ガチガチの正社員転職に比べてややハードルが低めというメリットがあります。
もともと派遣会社と取引実績のある会社がほとんどなので、わりとしっかりしているところが多いというのも特徴ですね。
→【紹介予定派遣】事務正社員を目指すなら「テンプスタッフ」がおすすめ【理由は3つ】
転職エージェントは会社によって特徴やサポート年齢などが大きく違ってくるので、むやみに「知名度が高いから」という理由で登録するのは危険です。
20代~30代の派遣から正社員になるには「派遣でも正社員になりやすい」「サポートが丁寧」を基準にエージェントを選ぶと良いです。
なお、年代別のおすすめ転職エージェントは記事の最後にまとめていますので、ぜひあわせて参考にしてください。
ちなみにハローワークは無料で掲載できる=ブラックが多いので個人的におすすめしませんが、たまに良い案件が紛れていることもあるので「求人をチェックして損はない」です。
どちらにせよ、この機会に正社員への転職活動に向けて動くことが何より重要だというのは間違いないです。
精神的に辛いなら「社会保険給付金」を
退職前の転職活動はとても重要ですが、中にはそう簡単に行かない人も多いと思います。
特に、今の職場で精神的に辛い思いをした人は
「退職後しばらくはゆっくりしたい…」
「お金は必要だけど、すぐに働ける気がしない」
などと思うこともありますよね。
そんな方は、ずばり「社会保険給付金」に目を向けましょう。
通常、退職後の手当と言えば「失業手当」がありますが、もらえる期間は平均たったの3ヶ月です。
ですが、社会保険を適用することで退職後の手当を「最大28ヶ月」延長することができます。
ちなみに社会保険給付金は「知らなかった」「手続きが面倒そう」などの理由で受給手続きをしない人が多いのですが、実は受給条件に当てはまる人の割合はその中の「9割以上」だそうです。
長く安定した手当を受けられれば、たとえ今の仕事の契約が切られたとしてもしばらくはゆっくりできます。
じっくり転職先を探すこともできますし、資格取得のために勉強をすることもできます。
社会保険給付金の詳しい条件や手続きなどについては下記ページにまとめましたので、ぜひあわせて参考にしてください。
まとめ:残りの期間は「自分のための期間」と割り切ろう
契約更新なしを告げられた今、派遣先への怒りや裏切りなどの感情は多く出てくると思います。
ですが、今やるべきは契約満了後の「自分のため」に行動を起こすことです。
時間は有限なので、まずは今できることから確実に始めるようにしてくださいね。
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