今の派遣先が最悪すぎてもう無理だ。
契約まだ残ってるけど、もう明日から行きたくないな…。
そんな時に思いつくのが「派遣をバックレる」という案だと思います。
正直、バックレちゃえば今すぐ辞められるので楽ですよね。
派遣担当にいちいち「辞めたい」と言わなくていいし、そこで引き留められてトラブルになることもないし。
ですが、いくら今すぐ辞めたいと思っても正直「バックレ」だけは辞めた方が良いです。
なぜなら、バックレは「面倒なことを避けられる」ではなく、実は「余計面倒なことになる」から。
私は約10年ほど派遣社員として働いてきましたが、その中で何人もの「バックレした人たち」を見てきました。
そして、当日の様子やその後などを間近で見て「絶対バックレだけはしないようにしよう」と痛感しました。
今まさに「派遣辞めたいな」「もう会社に行きたくないな」と考えてる人は、行動に移す前にぜひ今回の記事を読むようにしてください。
派遣をバックレすると、その後「余計面倒」な事になる
まず最初に申した通り、いくらすぐに辞めたくても「バックレ」はやめた方がいいです。
ここに、実際に私の周りでバックレをした人の例を出したいと思います。
【彼女の例】
・1ヶ月くらい前に派遣として入社する
・ある日の月曜日に突然来ない(バックレる)
そして何が起こったかというと、「何か事故に巻き込まれたんじゃないか」と人事がめちゃくちゃ心配しました。
その後人事は派遣の担当に連絡を入れ、担当もその人に鬼コール。
ですが、当の本人は電話に出ず。現状が分からないので、人事はかなり困惑していました。
私はこの時点で「多分バックレだな」と思いましたが何も言いませんでした。
もしかしたら人事もその線を考えたかもしれませんが、その証拠もないですし、事件や事故に巻き込まれている可能性もゼロではないので当然安否確認は取ります。
「どうせバックレだろう」と人事および派遣会社が何も対応しないのは、まずあり得ないですね。
結局その人は派遣会社からの鬼コールに出て、結局「バックレだった」と判明したのですが、そこで起きたのが「人事激怒」です。
- 何も言わずに突然会社に来なかったこと
- 電話をしても出なかったこと
この2点が激怒ポイントだったようで、「そうならそうと、ちゃんと連絡してください!」とガチャ切りしてました。
※ツイッターでも書きました
最悪の場合「鬼コール」で終わらない
派遣のバックレを考えている人の中には「鬼コールなんて無視し続ければいつか諦めるでしょ!」と楽観的に考えている人がいるかもしれません。
でも、現実はそんなに甘くありません。
連絡が取れなければ
・緊急連絡先(実家など)に連絡が入る
・派遣担当が家に来る
といったことも十分にあり得ますし、最悪の場合警察が動くこともあります。
何度も言いますが、音信不通=事件事故に巻き込まれた可能性が否定できないですからね
普通に考えて、実家に連絡が行ったり、家の周りを派遣担当にウロウロされるのって超絶面倒だと思いませんか?
ましてや警察沙汰となると、それこそ「面倒」だけじゃ済まされなくなります。
「なら、バックレて電話に出ればいいんでしょ?」と思うかもしれませんが、実はそれだけではありません。
派遣をバックレると、次のような事が起こる可能性も十分にあり得ます。
バックレその後①:働いた分の給料が振り込まれない
大体の派遣会社は、たとえバックレをしても働いた分の給料はきちんと振り込まれます。
ですが、バックレした人の中には「振り込んでもらえなかった」という声も少なからずあります。
その場合、給料をもらうためには結局自分から派遣会社に連絡を取らないといけなくなります。
この時点で気まずいですが、派遣会社が敢えて振り込みをしていない以上、電話口で何らかのトラブルに発展することも十分にあり得ます。
それが嫌なら「連絡を取らずに泣き寝入りする」しかないです。どっちにしても後味悪いですね。
バックレその後②:次の仕事が紹介されない
正直、バックレをするのならその派遣会社からはもう仕事の紹介をもらえない…くらいの覚悟を持った方が良いです。
バックレをすると、その時点であなたは「何かあったらすぐにバックレる人」といったレッテルが貼られてしまいます。
派遣会社は「信頼」が命なので、少しでも信頼できる人は基本、派遣先に送り込みません。
その後いくら良い求人があったとしても、そしてあなたのスキルにマッチしていたとしてもおそらくムリですね。
人手が無い、早急に来てほしい案件などだったらもしかしたら紹介を受けるかもしれませんが、大手だと登録人数も多いのでその可能性は限りなく低いです
派遣社員がバックレ以外で即日退職する方法
ハッキリ言って、派遣社員が即日退職する場合「何のトラブルもなく」「円満に」派遣先を即日退職する方法なんてものはありません。
契約途中ですし、しかも突然「今日」辞めたいとなるのですから、完全にトラブルゼロとはいかないですよね。
たとえ問題なく辞められたとしても、少なくとも派遣先や派遣会社には迷惑がかかるというのは間違いないです。
とは言え、正直バックレたくなるくらい派遣先が嫌になる気持ちは分かりますし、どうしても現状から逃げたい場合もあると思います。
そんな時に「バックレ」以外で退職する方法としては、以下の2つがあります。
- 方法①:メールや電話で退職の連絡をする
- 方法②:退職代行を使う
方法①:メールや電話で退職の連絡をする
おそらく、即日退職するためにはこの方法が最も自然な流れだと思います。
実際私も契約途中で限界になり「辞めたい」となった時はこの方法を使いました。
ですが、私の場合派遣先と派遣担当がそれぞれ理解してくれず(当然ですが)、結果的に派遣会社のオフィスで話し合いをするという事態にまでなりました。
↓当日の様子について詳しく書かれた記事
私のケースは稀かもしれませんが、メールや電話をしても引き留められる、トラブルになるのはほぼ確実です。
連絡をする時は、そのこともある程度覚悟をしておくようにしましょう。
方法②:退職代行を使う
退職代行のデメリットとしては、ズバリお金がかかることですね。
会社によっても異なりますが、派遣社員だと大体「3万円」が相場です。
ですが、お金を払えば自分は一切派遣会社と連絡を取る事なく辞めることができるのが最大のメリットです。
退職代行のメリット
- 緊張しながら電話やメールをする必要が無い
- 担当から執拗な引き留めに合う心配がない
- 伝えたいことは全て退職代行業者が行ってくれる
- 直接連絡が来ないよう通達してくれる
正直、かなりキツイ思いをして辞めるくらいだったら3万円払ってスッキリ辞めたかった…というのが私の本音です。
今は後払い制度の会社もあるので、詳しく知りたい方はこちらもあわせてお読みください。
参考記事今話題の「退職代行」は派遣でも使える?実際に使ったらどうなるのか
まとめ:バックレは簡単だけどおすすめしない
おそらく、この記事を読んでいるあなたはすでに派遣先が限界で「今すぐ辞めたい」の段階まで来ている方だと思います。
その方に「契約更新まで頑張ろうよ」と言う気はないです。契約途中でも、辞めたいのなら辞めてしまっても良いと思います。
ですが、契約途中で辞めるというトラブルを起こす以上、これ以上のトラブルを避けるためにも「バックレ」するのだけはやめましょう。
できるだけスッキリ退職するためにも、メールや電話で、少なくとも「退職代行」などを利用して即日退職するようにしてくださいね。
\後払いの退職代行サービス/