お金・貯金・節約

ずっと独身なら「一生派遣」でも大丈夫?毎月数万円の貯金で満足してたら後で痛い目見ます。

2018年10月15日

いまの派遣の生活がまぁまぁ満足な生活を送っていると、つい「今のまま一生派遣でもいいかな」という気持ちになってしまいますよね。

  • 3年経って契約切られたら、また別のところ探せばいいや
  • 派遣の案件はいつもたくさんあるから、職に困ることはなさそう

しかも、いま独身で、これからも結婚の予定はない!という人は

『今派遣で何不自由なく食べていけてるから、きっとこのままでも何とかなるだろう!』

とつい気楽に考えてしまうことが多いです。

 

でも、もしあなたが毎月のやりくりを何とかできている状態、または月に数万円しか貯金できていない状態ならハッキリ言って『超キケン』ですよ。

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「一生派遣でも大丈夫」の前に、あらゆるリスクを考えよう

まず、「このままずっと派遣でいよう」と考える前に、派遣でいることのあらゆるリスクを頭に入れておかなければなりません。

そのリスクは、大きく分けて以下の3つです。

  1. 突然の出費があった時に対応できない場合がある
  2. 次の派遣先がすぐに見つからないこともある
  3. 度重なる派遣法の改正でますますの派遣切りが心配される

 

その1:突然の出費があった時に対応できない場合がある

基本、派遣はボーナスや退職金がありません。

2020年からの同一労働同一賃金によって「派遣にもボーナスが支払われる」「派遣にも退職金が!」と期待している人も多いと思いますが、もちろん全ての派遣が必ずボーナスがもらえるようになるわけじゃないです。

 

ちなみに先日「非正規公務員にボーナス支給」という記事がありましたが、実態は「ボーナスを支払う代わりに月額を減らす自治体が多い」そうです。

非正規公務員、ボーナス出て月給減? 保育士一斉退職も/朝日新聞デジタル

 

月々のお給料が少ないことで一番怖いのは、突然の大きな出費があった時。

毎月の貯金で何とかなるかもしれませんが、すぐに底をついたり、下手したら足りない、なんてことにもなりかねません。

 

ちなみに私が実際に経験した「生活費以外の痛い出費」はこちらです。

  • 家電が突然壊れる→買い替え
  • 地味にかかる病院&薬代
  • 大型連休翌月(給料少ない)の生活費のやりくり
  • 車の維持費、壊れた時の修理代+車検
  • 住んでいたアパートの更新料(家賃1ヶ月分)
  • 冠婚葬祭(20代→友人の結婚/30代以降→毎年のようにある法事)

 

そして経験上ですが、痛い出費は重なることが多いんですよね。

 

これが冷蔵庫、洗濯機、車の寿命なんて来てしまった日には溜まったもんじゃありません。

「車なんてローン組めば問題ないでしょ!」と思うかもしれませんが、実は、派遣社員は正社員に比べて車のローン審査は結構厳しめです。

特に金利の低い金融機関のマイカーローンはなかなか難しいですし、晴れてローンが通ったとしても、高い金利のものだとその分支払いが大変になってしまいます。

 

✔これに加え「老後の蓄え」が必要になる

そして、さらには派遣社員も同様に「老後の資金」が重くのしかかってきます。

 

ちなみに多くの会社員は、老後の資金を退職金でカバーしようとしますが、正直派遣社員の退職金は現時点で「期待薄」ですね。

 

ちなみに老後と言えば、金融庁が「老後資金に2,000万必要」との報告書を提出して話題になりましたよね。(引用:金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書

これには賛否両論ありますが、もし仮に本当に2,000万必要だとして。

30歳からゼロスタートで65歳までに2,000万を貯めるとしたら、老後のためだけで毎月必要な貯金額は「55,000円」です。

 

そう考えると、毎月1~2万プラスになったからと言って

「今月も黒字だ!派遣でいても、ずっとこのままの生活は何とか確保できそう♪」

と考えるのはとても危険な考えだということが分かりますね。

 

その2:次の派遣先がすぐに見つからないこともある

 

派遣社員の何が厳しいって、やはり「雇用が安定しない」ということではないでしょうか。(車のローンもこれが原因で落ちてしまうことも多いです)

たとえ今までずっとひとつの会社に派遣社員として働いてきた人も、派遣法が改正されたことによって「3年で派遣先を変えないといけない」という状況に変わってしまいました。

 

また、派遣社員の平均年齢が上がってきているとは言われていますが、それでも30代後半、40代と年齢が上がるにつれて何か強みとなるスキルがないと、なかなか仕事が決まりにくくなってしまいます。

同じスキルの20代と40代がいたら、ほとんどの企業が20代の派遣社員をとるでしょう。

本来は年齢で採用するのはNGなのですが、実際そういう派遣先、多いですね、、。

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そんな状況で派遣の仕事を勝ち取る作業を、それこそ「3年ごと」「定年まで」毎回行わなければならないのって、とてつもなく大変じゃないでしょうか?

 

その3:度重なる派遣法の改正でますますの派遣切りが心配される

先ほど同一労働同一賃金にもちらっと触れましたが、国は派遣の雇用を何とか安定させよう!とここ数年色々な改革をしています。

国の施策

  • 同じところで3年働いたら派遣先の直接雇用に申し込めるようにしよう!
  • 同じところで3年働いたら派遣会社の無期雇用社員への道も与えよう!  etc・・・

 

ですが、実際にこれによって引き起こしているのは雇用の安定どころか「不安定」です。

特に「派遣切り」は深刻ですね。これは、2020年の同一労働同一賃金によってまた増えるのではないかと心配しています。

 

ずっと派遣で働くのなら、こういった事態もある程度覚悟しておかないといけなくなります。

ちなみに派遣切りについては以下に関連記事を貼りますので、あわせて参考にしていただけると幸いです。

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派遣の人が生き残る道

 

上記のことからも分かる通り、「一生派遣」はかなりリスキーな生き方です。

ただでさえボーナスや退職金が期待できない中で、

  • いつ仕事が無くなるか分からない
  • 正社員に下に見られることが多い

といったこともあるので、精神的にも不安定ですよね。

 

しかし、だからと言って「派遣の人が生き残れる道が全くない」と言いたいわけではありません。

そこで私がおすすめするのが、以下の5つの方法です。

 

  1. できるだけ時給の高い仕事に就く
  2. 節約しまくる
  3. お金を副業で「増やす」
  4. 派遣元の無期雇用社員になる(おすすめ度低)
  5. 「派遣」という雇用形態から卒業する

 

できるだけ時給の高い仕事に就く

今の時給で生活ギリギリなのだとしたら、今度は今よりも高い時給の仕事に就くとそれだけで月にもらえるお金が全然違ってきます。

とはいえ、時給の高い仕事ってそれなりにスキルが求められますよね。

 

そこでおすすめなのが、「資格を取ること」+「その実績を残すこと」。

 

資格を取るだけでもすごいのですが、その実務経験があることでより周りの評価が高まります。

派遣先の評価はダイレクトに派遣会社に伝わりますので、次の仕事を探す時に今よりも時給が高い案件を紹介してもらえる可能性もグッと上がっていきます。

 

節約しまくる

毎月もらえるお給料が変わらないのであれば、今できることはただひとつ。そう「節約」です。

節約と言うと大変なイメージがありますが、普段の生活をちょっと変えるだけでグンとお金は貯めることができます。

ちなみに私は派遣時代、月収18万のうち毎月最低5万円を貯金することに成功していました。

▼私が毎月5万円を貯めるために行ったことまとめ▼

 

節約は、やればやるほど結果が見えて楽しいです。そして、やり過ぎて損なことはないです。(お金が貯まる一方!)

毎月1~2万の貯金で満足している人は、これを機会に毎月の出し入れを見直してみると、意外と節約できる部分がたくさんあることに気付くはずですよ。

 

お金を副業で「増やす」

また、節約で「出るお金を減らす」という方法もありますが、それよりも楽にお金が溜まるのが「副業で増やす」です。

2019年現時点で、大手派遣会社ではスタッフサービス以外は副業OKとされています。

とは言え、本業の派遣に少しでも支障が出るようなら即「NG」になってしまうので、その点だけ気を付けなければなりません。

 

副業に関しては下記記事にておすすめ副業をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

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派遣元の無期雇用社員になる

「次の派遣が決まるまでお金が無いなんて不安だ…」

という方は、派遣元の「無期雇用社員」という選択肢もあります。

無期雇用社員と言っても、正社員ではなく派遣社員なので、「一生派遣」というあなたの希望はそのままです。

そして、それに加えて無期雇用社員の場合は、次の派遣先が決まるまでの『待機期間』の間もお給料が発生します。

 

また、

  • 定年まで継続して仕事がある
  • 会社によってはボーナスや交通費がでる

といったメリットもあります。

 

とは言え、その待機期間の金額は通常よりもはるかに少ないですし、派遣先の会社も基本的に「派遣会社」が決めるので、中には希望でない職場勤務を命じられることも十分あり得ます。(希望は多少考慮してくれますが、絶対ではないです)

それに、今回の同一労働同一賃金はなぜか無期雇用は「対象外」というのも気になるところ。

 

正直「一生派遣で働きたいなら無期雇用派遣という選択肢もあるけど、デメリットも結構あるから微妙かな」というのが率直な感想ですね。

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「派遣」という雇用形態から卒業する

「一生派遣」と考えているのに水を差すようで申し訳ないのですが、やはり何だかんだ言って「派遣ではなく正社員を目指す」のが一番ベストな方法です。

これから一生生きていくのなら、できるだけ早い段階で派遣社員から卒業して「正社員」への道を選んだ方が賢明です。

 

ちなみに私は30代でハローワークを使って転職活動をて20社以上落ちましたが(うち受かった1社はブラック)、最終的に「紹介予定派遣」でホワイト企業に正社員前提として受かることができました。

 

紹介予定派遣は、正社員の転職並みの面接がされますが、それでも「ガチガチの正社員」よりはハードルが低いです。

また、お互いに最長6ヶ月の試用期間があるので、実際に正社員になって「最悪な会社に入ってしまった…」と後悔する危険性を回避することができます。

 

いま、少しでも「今後の生活が不安だ」と感じているのなら、次の更新時には紹介予定派遣を選択肢に入れてみましょう。

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まとめ

今の生活が何とか成り立っているからといって、これから先もずっと安泰とは限らないです。

くれぐれも、年をとったあとに「こんなはずじゃなかった」と思わないようにしてください。

本気で「一生派遣で働く」と決めたなら、十分な備えとそれなりの覚悟を持って、後悔のない選択をするようにしましょう。

 

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