不安定な派遣事情

35歳過ぎの派遣社員は需要ナシ?30代になったら「今後のキャリア」を考えよう

2018年6月16日

派遣で働いていると、一度は「35歳定年説」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。

  • 35歳を過ぎると一気に仕事が決まらなくなる
  • 派遣会社から仕事の紹介が少なくなる
  • 紹介が来ても全く希望ではない案件が多くなる

特に派遣は3年ごとに職場を変えなければいけないので、これが本当ならまさに「死活問題」ですよね。

 

では実際のところどうなのかというと、35歳で仕事が激減することはまずありません。

というのも、最近は完全な売り手市場で、どこの会社も「人手不足」だからです。

また、派遣社員の平均年齢も年々上がっていて、今は40代や50代の派遣社員もたくさんいます。

それだけ仕事があるということなので必要以上に年齢で不安にならなくてOKです。

 

ですが、選ぶ職種や条件によってはある程度年齢が関係してくるものもあったりします。

特に「これからもずっと派遣で働こう」と考えている人はぜひ本記事を参考にしてください。

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35過ぎの派遣社員が不利になるケース

ずばり、35過ぎの派遣社員が採用の際に不利になるのは以下のようなケースです。

 

必要なモノ

  • 人気の事務職
  • 「顔重視」の受付や秘書
  • 未経験OKの案件
  • はじめから若い世代の採用を検討してる案件

 

 

人気の事務職

たとえ売り手市場だろうと人手不足だろうと、事務職はいつの時代もとても人気、つまりライバルが多いです。

特に「一般事務」「OA事務」は事務職の中でも特に人気の職種になるので、常に応募があります。

そこに「大手企業」「時給高め」「大学事務」などといった好条件が加わればさらに応募者が殺到します。

 

その時に、あなたが何か優れた優れたスキルや経験などのアピールポイントがあれば別ですが、

  • 特にこれといったアピールポイントがない
  • 応募者のスキルがどれも同じくらい
  • 派遣先が特別なスキルを必要としていない

 

このような場合、派遣先は次に「年齢」を見て若い20代を採用するケースが多々あります。

 

ちなみに私は20代から一貫して事務職を希望していたのですが、30代を境になかなか仕事が決まらないという事態に陥りました。

今思えば、みんなこぞって応募するような人気案件にばかりガンガン応募しましたね。(反省)

 

「顔重視」の受付や秘書

こちらは必ずしも若い方が有利というわけではありませんが、受付も秘書も企業の「イメージ」に直結するため、スキルと同じくらい「外見」を重視して採用しているところも少なくないです。

30代でも外見に自信があるのなら問題ないかもですが、ライバルに20代で容姿の良い応募者がいたら、正直そちらの方が有利になってしまいますね。

実際に派遣先で働いていた受付、も20代後半くらい(そして美人)が多かったです。

 

特に大手企業は、そのような傾向の案件が比較的多いです。

▼求人例(はたらこねっとより)▼

かわいい制服で興味を持たせるのも、ターゲットが若い証拠かなと思いますね。

 

未経験OKの案件

未経験OKの案件というのは、派遣先もある程度の期間、新しく入った派遣社員に(マニュアルなどを使って)手取り足取り指導することを想定しています。

その時に、できるだけ早く覚えて活躍してほしいという理由で「若くて物覚えが早い若い世代」を求めるところもあります。

 

実際には若いからといって物覚えが早いということは決してないんですが、少なからずそういったイメージをもった派遣先もあるということですね。

 

はじめから若い世代の採用を検討してる案件

またこれはどの職種にも言えることですが、派遣先によってははじめから「若い世代を採用したい」といった派遣先もあります。

その理由はさまざまですが、

  • 若い世代の方が会社に馴染みやすい
  • 若い派遣社員を入れて社内を活気づけたい

といったところも実際にあります。

 

本来、派遣社員は【年齢を採用基準にしてはいけない】という決まりがちゃんとあるのですが、たとえば派遣先が「うちの社風に合わないので」とでも言えば何とでもなってしまうのが現状です。

 

これといった経験やスキルがないと「ずっと派遣」は難しい

そして、今は派遣法が改正され「3年ごとに新たな派遣先を決めないといけない」という状況になってしまいました。

同じ派遣先でも違う部署ならOKですが、基本「同じ仕事をそのまま3年以上」はNGです。

 

つまり、今35歳だとすると、38歳、41歳、44歳・・・とエントリーする時の年齢がどんどん上がってきます。

その時に即戦力となるスキルや経験がないと、どんどん状況は厳しくなります。

少なくとも「20代のようにすぐ採用」とはならなくなります

 

その中で、年齢を重ねてもずっと派遣として採用され続けるためには、少なくとも

  1. 自分のスキルをアピールできる案件を探す
  2. 「大手勤務」や「時給〇〇円以上」などの条件にこだわり過ぎない

この2つがとても大事になってきます。

 

派遣会社との信頼関係を築く

また、年月をかけて派遣会社の担当との信頼関係を築きあげるというもとても大切です。

というのも、コーディネーターがひとつの仕事を派遣社員に紹介する時は、少なからず

  • 今まで働いてきた企業での勤務態度はどうだったか?
  • どのくらいの期間働いてくれたか?
  • 派遣先からの評判はどうだったか?

といったことを重視しているからです。

 

考えれば当然の話ですが、派遣会社としても、やはり今まで自分の派遣会社に貢献してくれた人には「仕事を紹介したい!」と思いますし、自信を持って派遣先に紹介しやすくなります。

 

未登録の派遣会社は期待薄

逆に、すごく良い案件があったとしても、それがまだ登録していない派遣会社だとしたらほぼ採用されないと考えておいた方が良いです。

なぜなら、実績がないというのもあるのですが、それ以前に派遣登録をするだけで他の人との間に「タイムラグ」が生じてしまうからです。

よくあるケース

  • 「あ、この案件良さそうかも」
    ↓(派遣会社に電話)
  • コーディネーター「まずは登録を」
    ↓登録に行く
  • コーディネーター「あの案件は既に他の人に決まってしまいました」

私はこの繰り返しで何度も泣きを見ました。

 

なので、仕事を探す時は

  1. まずは働いている派遣会社の案件を見る
  2. 登録済みの派遣会社の案件を見る
  3. 未登録の派遣会社の案件を見る

の順で探すと最も効率が良いですよ。

 

ポイント

これから派遣として働くのなら、逆に今のうちにできるだけ多くの派遣会社に登録しておくようにしましょう。

実績がない今、重要なのは「できるだけ多くの案件に出会う」ことです。

ですが、最初から派遣会社を絞ってしまうとそもそもの案件に辿り着くことができません。

ちなみに一番案件が多いのは「スタッフサービス」、次が「テンプスタッフ」です。

スタッフサービスは断トツに案件が多いですが、個人的には圧倒的にサポート体制が良い「テンプスタッフ」をおすすめします。

テンプスタッフの登録だけで受けられるサービス【効率よく利用する】

テンプスタッフの登録には、スマホやパソコンで登録する「クイックWEB登録」と、最寄りのオフィスに出向いて登録する「来社登録」の2種類があります。 クイックWEB登録・・・・来社登録の前段階の「仮登録」 ...

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登録済みの派遣会社には積極的にアピールする

また、「派遣会社から連絡が来ないな…」と不安に思うくらいなら、こちらから連絡をしてしまいましょう。

コーディネーターは1人でたくさんの派遣社員を相手にしているので、正直あなたの存在を忘れてしまうこともあります。

特に、何かずば抜けたスキルを持っていたり、強く印象に残っている人でない限りはその他大勢の中に埋もれてしまいがちです。

 

そんな中で、ただ携帯を握りしめながら派遣会社からの連絡を待っているのってそれだけで時間がもったいないですよね。

そうこうしている間にも、ライバルたちはどんどん積極的に行動しています。

 

まずは、気になる案件があったら自分からどんどんエントリーをしましょう。

そして、定期的に自分から担当者に連絡をして何か良い案件がないか確認したり相談をするのも良いと思います。

 

「何かめんどくさそう」と思うかもしれないですが、実際頻繁にコーディネーターと交流している人ほど、何か良い案件があった時に「あの人に紹介しよう」と思ってもらえる可能性が高くなります。

私も旅行会社で働いてた時、仲良くなったお客さんは「何としても席を確保してあげたい!(GW時期のハワイなど)」と思うことがよくありました。

 

30代で不安だからこそ、今のうちに「正社員になる」という選択を

派遣の案件は全体的に見るととても多く、年齢が上がるからといって「全然仕事が決まらない」となることはまずないです。

ですが、

  • 3年ごとに仕事先を変えなければいけない
  • 3年ごとに新しい仕事&新しい環境に慣れなければいけない
  • これといったスキルや経験がないと時給アップが見込めない
  • 派遣法の改正(改悪)により、派遣を雇わない企業が増えてきている
  • 派遣法の改正(改悪)により、派遣切りに遭う人が増えている

 

こういったことがあり、正直派遣の不安は明るくないです。

また、今は契約期間がなく定年まで働ける「無期雇用派遣」もありますが、派遣先が派遣会社によって決まってしまうので、個人的にはあまりおすすめしません。

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それならば、30代の今のうちにがむしゃらに動いて「正社員」になってしまった方が後々ものすごく楽ですよ。

私がそうでした。私の時は3年ルールがありませんしたが、それでも不安だったし「定年まで派遣で働く自分」が想像できませんでした。

 

ちなみに私が正社員への転職に動き出したのは「32歳」です。

その後危うくブラック企業に入社と色々なことがありましたが、最終的に33歳の時に正社員前提の紹介予定派遣で今の会社に入社することができました。

 

ただ不安に思っているだけでは、何も変わりません。
ですが、少しでも行動を起こすことによって、今から半年後、1年後には今とは違った未来になっている可能性は十分にあります。

派遣というスタイルに少しでも不安を感じているのなら、迷わずに「今」行動に移すようにしましょう。

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まとめ:ずっと派遣でいるのなら覚悟が必要

派遣社員は35歳を境に一気に仕事がなくなることはありませんが、ある程度の覚悟は必要になります。

「これからもずっと派遣でいたいのか」
「いずれ派遣は卒業したいと考えているのか」

これを機に、今後のキャリアプランについて今一度じっくり考えてみましょう。

 

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