無期雇用派遣は契約期間が無いからクビにならないんだよね?安心して働けるならそっちがいいかな。
いやいや💦無期雇用派遣でもクビになることはあるよ。
たしかに無期雇用派遣は通常の派遣社員と違って、決まった契約期間はないです。
ですが、無期雇用派遣でもクビになることはあります。
ちなみに、紹介された仕事を断るとクビになる可能性もあります。
え????じゃあ紹介されたら断れないってこと???
今回は、実際に無期雇用派遣でクビになるケースとその対処法、そして実際にクビになった後にどうしたら良いかについて紹介しています。
紹介された案件を断るとクビ?無期雇用派遣の現実
無期雇用派遣というと、よく聞かれるのがコレ。
派遣会社から紹介された案件を断ったらクビになる。
結論から言うと、紹介を断ったことによってクビになるケースは「あります」。
というのも、無期雇用派遣で紹介された案件は基本的に「断らない」前提で契約されていることが多いからです。
もちろん紹介される案件は居住地域や職種など考慮されますが、その案件を断った時は
- 退職勧告を受ける(要はクビ)
- 有期雇用派遣に戻ることを勧められる(要はクビ)
といったケースが多いです。
とは言え、たった一度で即クビになることは滅多になく、断る理由によっては別の案件を紹介されることもあります。
が、それでも断る回数が増えるとおのずとクビになるリスクは高まります。
無期雇用派遣になる場合は、ここの覚悟が必要。
紹介された案件を断る時のポイント
「それでもどうしても嫌な案件は断りたい!」
ありますよね。では、そういう時はどうしたら良いのでしょうか?
無期雇用派遣になると断ること自体良しとされていない風潮がありますが、それでも断りたい場合は
やむを得ない理由を言って断る
これに尽きます。
断る理由に筋が通っていれば派遣会社も理解を示すことが多いですが、こちらの都合ばかりを優先する態度は避けた方がよいです。
[st-kaiwa-6967 html_class=”wp-block-st-blocks-st-kaiwa”]ただ単に仕事への意欲がないやつだと思われてしまう。
そして断る時には、できるだけ早めに連絡をして、次の仕事への意欲を見せるようにしましょう。
派遣会社との信頼関係を保つことが何より重要です!
無期雇用派遣でクビになる3つの理由
そして案件を断る以外にも、無期雇用派遣でクビになるケースがあります。
その主な理由は以下の3つです。
就業規則に違反する
無期雇用派遣でも、就業規則に違反するとクビになる可能性があります。
具体的には以下のようなケースが考えられます。
- 遅刻や早退が多い
- 無断欠勤
- 業務上の秘密を漏らす
- 派遣先でトラブルを起こす
- 重要な仕事のミスを繰り返す
- セキュリティ違反
普通に考えてヤバイやつばかりだね。
まぁこれは普通の社員でもNGなやつ。一気に信頼性をなくすからね。
対処法としては、シンプルに上記のルールを破らないようにすること。
特に欠勤や遅刻といったことは毎日の生活習慣も大きく関わってくるので、健康管理も含めて気をつけるようにしましょう。
改めて就業規則もきちんと確認ておきましょう。
長期にわたって休業する
無期雇用派遣であっても、長期的に休む(案件を紹介できない状態が長く続く)とクビになる可能性があります。
理由によっては派遣会社から「就業意欲がない」と判断される場合もありますし、休業期間が長ければ長いほど派遣先の採用条件を満たさなくなる可能性も高くなってしまいます。
これらは、たとえケガや病気などのやむを得ない理由でも該当します。
復帰予定があっても、その間の代わりの人材が育ってしまうと戻る場所がなくなる可能性もあります。
長期休業を防ぐ一番の方法は、日頃から健康管理に努めてリスクを未然に防ぐこと。
また、仕事のストレスが原因で休業する場合は、できるだけ早く派遣会社に相談して環境の改善を図ることも重要です。
その他にも
- (可能なら)休業期間をできるだけ短くする
- 休業中にスキルアップや資格取得など復職に有利になる取り組みをする
- 休業期間中も派遣会社と連絡を取り合う
といったことを心がけるようにしましょう。
一定期間仕事が見つからない
基本的に、無期雇用派遣は派遣会社から新しい派遣先の紹介を受けて働きます。
ですが、市場の状況や企業のニーズによって紹介できる仕事がない場合、派遣社員は仕事ができなくなります。
その場合は待期期間となり給料の6割程度が支払われることになりますが、この期間が長く続くのは派遣会社から言ってもマイナスでしかありません。
派遣会社は一刻も早く派遣社員に新しい仕事を紹介するよう動きますが、もしそれでも見つからなければクビとなる可能性があります。
[st-kaiwa-6972 html_class=”wp-block-st-blocks-st-kaiwa”]仕事が紹介されないんじゃどうしようもないじゃん。
でも派遣社員として、できる限りのことはしておくと良いよ。
仕事が見つからないときは、派遣先企業から紹介してもらいやすくなるための対策が必要になります。
たとえば、
- 仕事で役立つスキルを身につける
- 担当者と信頼関係を築いておく
- キャリアプランを見直す
など。
また、派遣会社の研修プログラムやサポート制度を積極的に利用するのもおすすめです。
無期雇用派遣がクビになった!次の仕事はどうする?
もし無期雇用派遣がクビになってしまったとしたら、早く次の仕事を探すことが何より大切です。
具体的には、以下の3つの選択肢があります。
無期雇用から有期雇用になる
ひとつは、無期雇用派遣から登録型の有期雇用派遣にになる(戻る)という方法です。
有期雇用は無期雇用派遣に比べて自由に仕事が選べますが、契約期間が限られているため将来の安定が不確実にはなります。
無期雇用派遣 | 有期雇用派遣 | |
---|---|---|
雇用期間 | 無期 | 有期 |
派遣先での就業期間 | 同一の派遣先、部署で3年以上働ける | 同一の派遣先、部署で3年以上働けない |
給与 | 月給制が多い(主に大手派遣会社) | 時給制が多い |
求人の多さ | 正社員や有期雇用派遣とくらべると少ない | 比較的多く、期間・場所・仕事内容などを希望にあわせて選べる |
派遣先の決定 | 基本的に派遣会社から紹介された派遣先で働く | 派遣会社からの紹介もしくは自分でエントリー |
待機期間中の給与 | 支給される | 支給されない |
ちなみに、同じ派遣会社で有期雇用派遣に切り替わった時は今までの残った有給は引き継げます。
ただ、クビになった同じ派遣会社で働き続けるのに気まずさはあるかも。
「絶対にこの派遣会社!」というのでない限り、別の派遣会社で働くことをおすすめします。
参考記事派遣会社はどこがいい?賢い5つの選び方&注意点を解説
他の派遣会社で無期雇用派遣になる
ふたつめに、たとえば派遣会社Aでクビになってしまったとしても、他の派遣会社Bと契約することで再び無期雇用派遣として働けることがあります。
別会社で無期雇用派遣になるメリットはこちら。
- 今の派遣会社より待遇や福利厚生が充実した派遣会社で働ける可能性がある
- 新しい仕事やスキルに挑戦できる可能性がある
一方デメリットもあります。
- 働けるまでに時間と労力がかかる場合がある
- 新しい派遣会社で、これまでのスキルや経験が活かせない場合がある
ただし、前回も無期雇用派遣となると「前の派遣会社をどうしてやめたのか」を聞かれる可能性が高いです。
その場合は、
スキルや経験をさらに磨きたいと考え、新しい仕事に挑戦したいと思いました。
将来的に正社員として働きたいと考え、正社員登用の可能性が高い派遣会社で働こうと思いました。
など、できるだけ前向きな回答をするようにしましょう。
ここは普通の正社員転職と同じですね。
パートや正社員など他の雇用形態に転職する
そして3つめ。これを機に派遣自体を卒業して、パートや正社員など他の雇用形態に転職することもできます。
正社員になれば安定した収入を得ることができますし、パートやアルバイトなら今より自分のペースで働くことができます。
ただし、正社員を目指す場合は内定を勝ち取るまでに最低でも数ヶ月はかかります。
その間は、短期派遣やバイトなどでつなぎながら活動することをおすすめします。
また、これまでの経歴に自信がない人は早めに転職エージェントに登録することも重要です。
[st-kaiwa-6972 html_class=”wp-block-st-blocks-st-kaiwa”]職歴浅い私が転職エージェントだなんて…。ハードル高い気がして登録するのに勇気いる。
むしろ職歴に不安な人こそプロの力を借りた方が効率よく転職できるし、内定までの時間も早くなるよ!
当ブログでは、派遣歴10年の私が選ぶ「派遣から正社員になるためのおすすめ転職エージェント」を年代別にまとめています。
「できるだけ早く正社員になりたい」という人は、ぜひあわせて参考にしてください。
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まとめ
無期雇用派遣でも、さまざまな理由によりクビになる可能性があります。
しかし、スキルアップや市場価値を高める努力をすることで、不当な扱いを受けたりクビになるリスクを減らりたりすることができます。
一方で「自分の好きな案件を選びたい」「言われるがままに働くのは嫌」という人は、無期雇用ではなく有期雇用や他の雇用形態を検討するようにしましょう。
無期雇用派遣は、ぶっちゃけ特殊な雇用形態だと思ってます。今まさに無期雇用派遣を検討してる人は「無期雇用派遣に向いてる人はこんな人!メリットデメリットから考察」も参考にしてくださいね。
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