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【無期雇用派遣】企業側にとってのメリットデメリットは?派遣社員にどう影響する?

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2015年の派遣法改正をきっかけに生まれた無期雇用派遣。


求人を見てても「件数どんどん増えてきたな」と実感するくらいもはや主流になってますよね。


そこで疑問なのが「そもそも無期雇用派遣って企業にとって何が良いの?」ということ。


つい働く側(こっち)だけを考えてしまいがちですが、敢えて向こう側のメリット(デメリットも)を知ることで、改めて違った視点で無期雇用派遣を考えるきっかけにもなります。


また、あわせて企業側のメリットデメリットを踏まえて私たちにどう影響あるのか、についても触れています。

「無期雇用派遣ってほんとにいいのかな?」
「無期雇用派遣を選んでいいのかな?」

と迷っている人は、ぜひ今回の記事を読んで参考にしてください。

この記事の筆者

さくら
20代~30代まで約10年間派遣社員として勤務し、7社の派遣先にて勤務経験あり。33歳で派遣から正社員へ。⇒プロフィール詳細

10年間派遣にどっぷり浸かってました。

もくじ

企業側(派遣先)が無期雇用派遣を受け入れるメリット

無期雇用派遣の派遣先(企業側)メリット


ずばり、企業側が無期雇用派遣を受け入れるメリットには以下のようなものがあります。

長期的に働いてくれるので人材確保の面で安心

通常の派遣だとどれだけ長く働いてもらいたくても「3年」という制限がありますが、無期雇用派遣の場合これがありません。

3年の月日が流れても関係なくそのまま即戦力として働いてもらえるので、

  • 再教育の必要がない
  • 新たに人材を探す時間とコストを削減できる

というのは企業側にとって大きなメリットになります。

さくら

このままうちで働いてほしい!でも正社員にする余裕はない・・・という時に、無期雇用派遣という制度はまさにピッタリ。

正社員を雇うより負担が少ない

無期雇用派遣を雇うと、正社員を雇うのと違って

  • 給与計算
  • 社会保険の手続き

といった作業は派遣会社が行うことになるので、雇用管理において企業側の負担が少なくなります。

さくら

有給申請や残業代、退職金やボーナスなど、派遣会社が全て計算してくれるのは単純に楽。

会社の状況によって柔軟な人員調整ができる

無期雇用派遣は期限がなく働くことができますが、

  • 企業の経営状況が悪化した⇒人を減らす
  • 突然仕事が忙しくなり、人手が欲しい⇒人を増やす

といったように、会社の状況によって柔軟に人員調整ができます。

追加募集も派遣会社に声掛けするだけですし、逆に減らす時も手軽にできるのでそこは企業側にとって利便性が高いと言えますね。


さくら

正社員1人雇うにしても手続きや時間がかかるし、正社員は簡単にクビにできないもんね。

企業側【メリット】を派遣社員に置き換えて分かること

無期雇用派遣の派遣先(企業側)メリットの影響

そして、これらの企業側メリットを、私たち「派遣社員」の立場に置き換えてみるとこうなります。

企業側メリット

  • 長期的に働いてくれるので人材確保の面で安心
  • 正社員を雇うより負担が少ない
  • 会社の状況によって柔軟な人員調整ができる

無期雇用派遣になったらこうなる

  • 3年をまたいでも同じ派遣会社で働くことができる
  • 何かあった時は派遣会社経由、という点は通常派遣と変わらない
  • 無期限ではあるが、契約解除される可能性あり

良い面も悪い面もあるね。

ただし①は「必ず同じ派遣会社で働けるとは限らない」という点に注意が必要。


あなたが「このままここで…」と思っていても、無期雇用派遣社員になったタイミングで別の派遣先で就業というパターンも大いにあります。


また、期限がないとしても直接雇用ではないので、通常派遣と同様「何かあったら派遣会社を通す」「いざとなったら契約解除される」という点も頭に入れておく必要がありますね。


さくら

待遇は通常派遣より正社員に近く(月給制、契約期限がない等)はなりますが、企業によっては通常派遣のように扱うところも多い。

いわば無期雇用派遣は「通常派遣と正社員の間」的位置づけだと私は感じています。

ここまでのまとめ

企業側のメリット=派遣社員のメリットと直結はしない。

ただし、契約期間を気にせず働けるというのはやはり魅力的。


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企業側(派遣先)が無期雇用派遣を受け入れるデメリット

無期雇用派遣の派遣先(企業側)デメリット

そしてメリットと同じように、企業側が無期雇用派遣を受け入れる際には「デメリット」ももちろんあります。


派遣料金が高い

企業側は派遣会社に(通常派遣と同じように)派遣料金を支払います。

ですが、通常派遣と比べて

  • 待期期間にも給料を(派遣会社が)支払わなければならない
  • 昇給制度が設けられている場合もある

といったことから、通常派遣に比べて派遣会社に支払う派遣料金が高いことが多いです。


さくら

正社員を雇うよりは安いというケースも多いけど、派遣料金によってはそうでもない場合もあります

派遣社員のモチベーション低下のリスク

無期雇用派遣は正社員と同じように無期限で働ける、と言えども、実際には正社員とは違います。

具体的には、派遣先の正社員と比べて

  • もらえるボーナスの額が少ない
  • 責任ある仕事をさせてもらえない
  • 結局「派遣社員」という扱いを受ける

など待遇に差があるケースがあり、不満を募らせてしまう派遣社員も多いです。


モチベーションが下がってしまうと仕事への取り組みや成果が減少してしまう可能性があります。


さくら

正社員と同待遇!と言っても、実際には全く同じというわけではないですからね…。

長期的に人材育成できない

さきほども書いたとおり、無期雇用派遣は正社員のようで正社員ではない、ある意味特殊な雇用形態です。


なので、モチベーションが下がってしまうことで途中で辞めてしまうリスクも当然あります。


たとえ企業側が「長く働いてもらいたい!」と長期的な人材育成を目的に無期雇用派遣を受け入れたとしても、結果的にそれが叶わないことも多いです。


さくら

契約期間がない=「ずっと働いてくれる」という保証はどこにもない。

企業側【デメリット】を派遣社員に置き換えて分かること

無期雇用派遣の派遣先(企業側)デメリットの影響

そして、企業側のデメリットを私たち「派遣社員」の立場に置き換えてみるとこうなります。

企業側デメリット

  • 派遣料金が高い
  • 派遣社員のモチベーション低下のリスク
  • 長期的に人材育成できない

無期雇用派遣になったらこうなる

  • 働ける派遣先が少なくなるリスクあり
  • 正社員と比べてしまい、嫌な気持ちになることも
  • 長期的なキャリアアップが難しい

う~ん、、、なるほど、、、。


派遣料金が高くなればなるほど企業は無期雇用派遣を敬遠するので、状況次第では受け入れる企業が少なくなってしまう可能性はあります。


そうするとおのずと働ける先も限られてくるので「希望の職に就けない」「なかなか次の派遣先が決まらない」という事態に陥ってしまうことも。


また、正社員と違って定年までずっと同じ場所で働けるわけではないので、仕事内容も限定されがちです。


昇進や管理職などになることもなく、長期的なキャリアアップは難しいと言えますね。


ここまでのまとめ

正社員と比べると、やや不安定さが目立ってしまう。

無期雇用派遣を選ぶならある程度割り切って働くことが重要。


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まとめ

契約更新を気にしなくて良い無期雇用派遣ですが、通常派遣でも正社員でもないからこその企業側メリットデメリットがあります。


そして、それは私たち派遣社員にとっても同じことです。

無期雇用派遣に限らずですが、何かを選択する際は「メリットが素晴らしい」よりも「こんなデメリットもあるけど問題ないか」を先に検討してから選ぶようにしましょう。


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