そろそろ派遣から正社員に転職したいけど、転職活動っていつ始めたらいいんだろう?
派遣契約もまだ残ってるし、タイミングが難しい・・・。
このように、「派遣から正社員に転職しよう!」と思っても、いざ行動に移すとなる具体的にどう動いたらいいか迷ってしまいまいますよね。
転職活動をするには「今の仕事が落ち着いたら活動する」と「働きながら転職活動をする」の2択がありますが、選ぶなら圧倒的に後者。
それは収入面の理由ももちろんありますが、それだけではありません。
働いていない状態で転職活動をすると今よりも「焦り」が出てきてしまい、結果的に良い会社を冷静に選べなくなるという危険性があるからです。
失敗例
働きながらの転職活動は大変ですが、時間をかけてコツコツと活動をしていった方がよいです!
そこで今回は、
- できるだけ空白は空けたくない
- でも契約途中で辞めるのは避けたい
といった人に向けて、派遣社員として働きながら転職活動をする最適なタイミング、そしてその具体的な方法についてお話したいと思います。
派遣の転職のベストタイミングは契約終了の「3ヶ月前」
ズバリ、私がおすすめするのは
です。
ただし、これはあくまでも「本格始動」であって、具体的には「3ヶ月以上前から準備をはじめる」がおすすめです。
派遣契約終了前のスケジュール
企業研究や自己分析などをし始める
求人応募、面接など具体的に動く
⇩
内定
更新しない旨を担当に伝える
⇩
契約満了
イメージとしては、STEP1で下の図の前半部分(赤くまとめた部分)を行う、といった感じです。
(引用:リクナビNEXT)
そして、今すぐ転職!にこだわらないのであれば『求人が多い時期を狙って逆算する』もおすすめです。
求人が多い時期はいつ?
大手転職エージェントdodaによると、中途採用の求人が多いのは
- 11月(一番多い):年度内に人を確保したい、予算を使い切りたいから
- 3月:来年度に向けた人員を確保するため
- 6月:新卒対応が一段落し、中途採用が活発になる
とのこと。
今すぐの転職にこだわらずに計画的に動けば、より多くの選択肢から「理想の求人」を見つけやすくなります。
とは言え、敢えてそこを狙わず「ライバルが少ない時期を狙う」という戦略もあります。
どっちもアリだね。
要は「自分に合ったタイミングで動く」が大事ってことかな。
働きながらできる転職準備【3ヶ月以上前】
まず、契約満了3ヶ月前までに【転職準備】として、以下の3つを行っておくことをおすすめします。
自分のスキルや実績の棚卸し
まずは、これまでの自分の仕事を振り返って整理することろからはじめましょう。
具体的には
- これまでどんな仕事をしてきたか
- どんな成果をあげたか
を具体的に書き出してみる。
「大したことしてないから書くことない・・・」という人も多いですが、たとえば「上司にこんなことで褒められた」「同僚に喜んでもらえた」というささいなことでもOKです。
紙に書いて整理することで自分の強みがクリアになって、転職への意欲もぐっと高まります。
徹底的な自己分析
自己分析というと少し堅苦しく聞こえますが、シンプルに自分が
- どんなことが好きか?
- どんな働き方が合っているか?
を考えるだけでも効果的です。
たとえば「人と話すのが好き」「一つのことに集中するのが得意」など、少しずつでも自分の本音を書き出してみてください。
また、
- ここだけは譲れない
- こういう職場が理想
といった価値観や希望条件も書いておくと、職場選びで迷ったときの判断材料にもなります。
自己分析をしっかり行うことで、ブレない軸ができて後悔のない転職が目指せます。
他人に自分のことを聞くのも、あなたの意外な一面を見つけられるので効果的!
こちらもおすすめ
希望する業界や企業の情報収集
そして、現時点で興味のある職種や業種、企業などがある場合は事前に情報収集をしておくようにしましょう。
- 業界の本を読む
- 企業のHPや採用ページを確認
- 企業口コミやSNSをチェックする
HPや採用ページを見ることで、企業理念や働く環境、求める人物像などを確認することができます。
本格的に動く前に「自分に合いそうかどうか」の判断材料になるのでおすすめです。
また、企業口コミは「転職会議」などの口コミサイトを参考にすると良いでしょう。
「年収」や「やりがい」、「面接で聞かれたこと」から「退職理由」までリアルな生の口コミをチェックすることができます。
会員登録しないと投稿できない仕組みなので、匿名の口コミサイトより信ぴょう性が高いと好評です。
全て鵜呑みにするのは危険ですが、社員ならではの情報も載っていることが多いのでかなり重宝しますよ!
転職活動は「転職エージェント」を頼ろう
そして実際に転職活動を始めるときには、必ず転職エージェントに登録することをおすすめします。
「派遣の私が転職エージェントって、大丈夫かな」
と不安になる人もいますが、職歴に不安だからこそ転職エージェントの力を借りた方がいいです。
それに、転職エージェントの力を借りれば、あなたが働いてる間に
- 応募書類の提出や面接の日時調整
- あなたに合った求人を見つけて紹介
といったことを随時行ってくれるので、働きながらでも効率よく転職活動を進めることができます。
応募書類の添削や企業に合った面接の練習もしてくれるのでとても心強いですよ。
派遣社員が書く履歴書の注意点
派遣社員の場合、派遣会社と派遣先があるので履歴書を書く際に戸惑うことがあります。
これまでの派遣の数や職歴によって多少書き方は変わりますが、最低でも
- 派遣会社と派遣先を両方書く
- 派遣で就業ということが分かるように書く
- 「入社」ではなく「登録」、退職の理由は「契約満了」などと書く
などといった基本的なルールがあります。
派遣社員の履歴書については「【派遣の転職】履歴書の書き方 派遣先が多い時はどう書いたら良い?」に詳しく記載していますので、あわせて参考にしてください。
働きながらの転職活動を成功させるコツ
そして実際に転職活動を始めたら、以下の4つを意識するようにしましょう。
派遣担当に言っておく
いざ転職活動を始めたら、派遣担当にはその旨きちんと伝えておくようにしましょう。
理由としては
- 状況を把握してくれるので、いざという時に助けになる
- 他人に公言することで自分へのやる気に繋がる
- 紹介予定派遣や正社員案件を紹介してもらえる可能性がある
といったことがあります。
実際、同じように転職活動をしている派遣社員はたくさんいますので、状況は分かってもらいやすいです。
万が一内定が早く出てしまった時も、状況が分かっているだけあって「スムーズに相談しやすい」というメリットもありますね。
また、タイミングが合えばその派遣会社が保有している紹介予定派遣や正社員案件を紹介してもらえたり、今の派遣先が好きなら「正社員登用の道」も一緒に探してくれるかもしれません。
派遣担当の理解や協力があると精神的にもすごく安心するよ!
空いた時間を最大限に活用する
派遣で平日朝から夜まで働いていると「なかなか転職活動の時間が取れない」と思いがちですが、そんなことはありません。
たとえば、休憩時間に
- 転職エージェントからのメールを確認、返信する
- 新着求人をチェックする
- 面接対策の本を読む
- 応募する企業について調べる(会社のPCはNG)
など、できることはたくさんあります。
スキマ時間を使って少しずつでも準備を進めることで、忙しい日でも確実に転職の準備が整っていきますよ。
面接は「就業後」に入れる
そして面接は、できるだけ平日の「就業後」にスケジュールを合わせて受けるようにしましょう。
今は働きながら転職活動をしている人が多いですし、企業もそれを分かっているので、相談をすれば夜に対応してくれるところも実際多いです。
面接も数回あるとこ多いし、そのたびに毎回有給とってられないもんね・・・。
ちなみに私は遅くて18時の面接を受けたことがありますが、友人は19時すぎもあったと言っていました。
平日仕事が終わった後の面接は体力的に大変ですが、最速で内定をもらうためには欠かせないです。
気になった会社はどんどん応募
最後に、気になった会社があれば、どんどん応募するようにしましょう。
せっかくの転職活動、できるだけ条件に合った会社に入りたい!という気持ちは分かりますが、全てにマッチした求人に出会う確率はそうそうありません。
また、落ちてからまた次、次と応募していてはかなりの時間のロスになってしまいます。
今必要以上に選り好みしても、向こうは容赦なく落としてきたりしますからね(経験談)。選り好みするのは「内定が出てから」でいいですよ。
派遣で働きながらの転職活動でよくある質問
【契約途中に内定】何ヶ月待ってもらえる?
会社によりますが、多くの会社が今の状況を汲んだ上で「契約満了」まで待ってくれるので心配ないです。
ちなみに転職エージェント「ワークポート」の調査によると、半数以上の企業が「2~3ヶ月だったら待てる」という回答でした。
【予定より早く内定】派遣の契約途中で辞めるのはアリ?
どうしてもという場合は可能ですが、円満に退職するためにも誠意を持った対応が必要です。
ですがまずは、内定先に契約満了までもらえるか確認するようにしましょう。(転職エージェントを利用している場合はコーディネーターが入社時期の相談を代わりに行ってくれます)
多くの企業は求人者が働きながら転職活動をしているのを重々承知しているので、多少の調整はしてくれるはずです。
【決まらない】つなぎで派遣をしながら転職活動はアリ?
アリです。
ただしその場合、今の長期の派遣を更新することはおすすめしません。
というのも、また3ヶ月や6ヶ月更新と長い契約期間で働くと、いつの間にか転職活動への意欲が無くなってしまう危険性があるからです。
そこでおすすめなのが「単発や短期の派遣バイトで働きながら転職活動」です。
せっかく派遣から抜け出して正社員になろうと決めたのなら、派遣はあくまでも「正社員になるためのつなぎ」と考え、割り切って働くようにしましょう。
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転職で派遣はキャリアにならない?
社員から正社員への転職に比べると、一般的に「不利」です。
というのも、派遣で働くメリットが企業側からすれば「デメリット」にうつる可能性があるからです。
ですが、だからと言って「キャリアにならない」ということではありません。
- 派遣先で一貫して行ってきたこと
- 派遣だからこそ得られた「柔軟性」
- 派遣だけどやり遂げた「正社員並みの実力」
といったことをうまくアピールして、企業の派遣社員への不安を取り除くようにしましょう。
まとめ
私自身、派遣になってからなかなか転職活動に踏み出せず、気が付いたら10年もの月日を費やしてしまいました。
そんな私からすれば、正直派遣から正社員へ転職しよう!と決意し、実際に行動にうつすだけでも「すごい」です。
その行動力を無駄にしないためにも、うまく今の派遣先と両立しながら効率よく転職活動を進めていってくださいね!
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