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派遣はやめたほうがいい?派遣歴10年経験者が語るリアルな感想

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派遣って正社員よりすぐ仕事見つかるし、条件も細かく希望出せるし、結構良くない?

でも「やめたほうがいい」って言う人もいるし…ぶっちゃけ派遣ってどうなんだろう?

私は、20代前半から約10年間派遣社員として働いてきました。

その経験から言うと、「派遣はやめたほうがいい」という意見はたしかに合ってます。

さくら

場面によっては、理不尽な思いをすることも多いです。

特に、「いずれは正社員になりたい!」と思っているのなら派遣を安易に選ばない方がいいです。

ですが、派遣にもメリットはありますし「派遣が向いている」人がいるのも事実。

そこで今回は、私が実際に働いた上で感じた

  • 派遣のメリットやデメリット
  • 派遣社員で働く上で注意した方がよいこと
  • 派遣についてよくある質問(よく聞かれること)

についてお話したいと思います。

この記事の筆者

さくら
20代~30代まで約10年間派遣社員として勤務し、7社の派遣先にて勤務経験あり。33歳で派遣から正社員へ。⇒プロフィール詳細

10年間派遣にどっぷり浸かってました。
もくじ

派遣はやめたほうがいいと言われる理由

ここでは、私が実際に派遣社員として働いて「嫌だな」と感じたことを挙げたいと思います。

扱いがひどい時がある

派遣先によっては「派遣だから」という理由でいわゆる「雑な」扱いをされることがあります。

たとえば私の場合

  • 誰からも仕事を教えてもらえずそのまま放置
  • 契約内容にない雑用を任される
  • 挨拶しても無視される
  • お菓子外しをされる

といったことがありました。

また、中には明らかなマウントをとってくる社員もいて、内心「うっざ…!!」と感じることも多々ありました。

さくら

もちろんそんな派遣先ばかりではないですが、少なからず派遣社員を下に見てくる人はいるのでその点注意が必要です。

キャリアアップの機会が乏しい

派遣社員の仕事の多くは、キャリアアップにつながらないものが多いです。

そもそも、派遣社員として働いている以上、あまり責任のある仕事を任せてもらえません。

同じ派遣先に3年以上いれない(3年ルール)というものもあるので、次々に新しい仕事を任せてもらえることもほとんどありません。

さくら

どちらかと言うと、与えられた仕事を淡々とこなす日々です。

雇用が不安定

言わずもがな、派遣社員は正社員に比べて雇用が不安定です。

  • 雇用契約期間は長期でも3~6ヶ月更新が多い
  • 3年ルールによって同じ派遣先には3年以上いられない
  • 派遣先の事業縮小や人員削減によって派遣切りにあうリスクも

契約が更新されなかった、契約満了前に切られた……というケースも考えられるので、突然「収入0」になるリスクが常にあります。

さくら

人気の求人だと、ライバルも多い!次の仕事がなかなか決まらないことも珍しくないです。

働く環境がコロコロ変わる

派遣社員として働くと、働く環境が頻繁に変わることがあります。

契約期間が満了になると今度は別の派遣先で働くことになるので、そのたびに勤務地や同僚、上司が変わります。

さくら

仕事内容もイチから覚えないといけないので慣れるまでが大変です。(精神的にも……)

そのたびに柔軟に対応していかないといけないので、人によってはストレスを抱えてしまうこともあります。

給与が低い

派遣社員は正社員のように「昇給制度」がありません。

なので何年働いても大して給料が変わらない、ということはよくあります。

さくら

私も派遣社員1年目と10年目、大して変わらなかったです……。

また、一応派遣社員にもボーナスがある(ところもある)のですが、正社員のそれとは違います。

中には時給の中に「ボーナス含む」となっているものもあるので、実質ボーナス無しと感じている派遣社員も多くいます。

給与については、年齢を重ねれば重ねるほど同年代との差が広がってきてかなり焦ったのを覚えています。

転職に不利

派遣社員のキャリアを積むと、次の転職が不利になることがあります。

というのも、企業が新たな人材を選ぶ際、派遣社員としての経験は評価されにくい傾向があるからです。

もちろん全てではありませんが、一部の企業では派遣社員の経験は社員としての職務経験とは認めてくれないところもあります。

また、派遣社員としてのメリットが企業から見るとデメリットと映ることも多く、転職活動の際には「派遣に関するマイナスイメージ」を払拭する必要があります。

さくら

私も転職の時には苦労しました。いずれ正社員になりたいなら、安易に派遣を選ばない方が良いです。

世間の風当たりが厳しい

最後に、派遣社員として働くと世間の風当たりが厳しくなることがあります。

派遣社員は、時に「フリーター」や「非正規」などとレッテルを貼られ、冷たい目で見られることも多々あります。

さくら

特に親からの理解が得られないのは「あるある」ですね。色々言われる&心配される……。

自分なりに頑張って働いているのに「派遣」というだけで色々言われると、まるで自分の存在が否定されている気分になって相当落ち込みます。

派遣にはメリットもある

とは言え、派遣にもいくつかメリットがあります。

さくら

一言で言うと、派遣社員は正社員に比べて「自由度が高い」です!

正社員より仕事の責任が軽い

派遣社員は、正社員と比べて与えられる仕事の行動範囲が狭く、責任が軽いです。

具体的には

  • 会社の利益に直接繋がる重要な仕事はほぼ任されない
  • 成果や結果より「与えられた仕事をしっかりこなしているか」への責任が求められる
  • 部署異動や転勤などを要求されることはなく、応じる必要も無い

残業時間もあらかじめ決まったところが多いので、ライフワークバランスを保ちやすいです。

さくら

休日に仕事のことを考えて悩むとというのは、ほとんど無かったです!

人間関係が悪くてもリセットされる

派遣社員は、派遣期間が決まっている「身軽さ」があります。

つまり、たとえ派遣先で嫌な人がいたとしても契約満了と共におさらばです。

さくら

定年まで一緒にいることがないので「あの人とあと何十年も一緒なのか……」と思い悩むことはありません。

たとえ人間関係を我慢して契約を更新し続けたとしても、「長くても3年」というリミットがあるのである程度割り切って仕事をすることができます。

自分の希望に沿った求人で働ける

派遣社員として働く一つの大きな魅力は、自分自身で働く環境を細かく選べる自由さにあります。

たとえば、派遣求人を探す時でも

  • 駅から徒歩5分以内!
  • PC作業が多い仕事!
  • 始業時間は遅め(10~11時台)!

といったかなり細かい条件を指定することができます。

さくら

専門的なスキルを持つ人は、そのスキルを活かすことができる職場を自由に探すこともできます!

自分のキャリア形成やライフスタイルに合った職場環境で働くことができるので、ストレスなく働くことができます。

不満があっても派遣会社が間に入ってくれる

派遣社員と派遣先企業の間には「派遣会社」が入ります。

なので、もし派遣先との間で何か問題が発生した場合は派遣会社が主に介入してくれます。

実際に働いていると派遣先の仕事内容や環境に対して不満を持つことも少なくありませんが、それって直接言いづらいですよね。

ですが派遣担当に相談することで代わりに派遣先と交渉してくれるので、かなり楽!です。

さくら

辞める時も派遣先に直接言う必要はないので、余計な煩わしさを感じずに済みます!

派遣に向いてる人・向いてない人の特徴

派遣向いてる人向いてない人特徴

以上のメリットデメリットをふまえて、「派遣に向いてるな」、逆に「向いていないな」と感じる人はこんな人です。

派遣に向いてる人の特徴

  • 新しい環境や仕事に素早く適応できる人
  • 人から指示されて仕事をすることに抵抗がない人
  • 自分の時間やプライベートを大切にしたい人
  • さまざまな仕事や職場を経験してみたい人
  • 正社員へのこだわりが特にない人
  • 正社員として働くのに不安がある人
  • 「スキルや経験を積んでから」正社員を目指したい人

派遣に向いてない人の特徴

  • 仕事の責任ややりがいを重視する人
  • 安定した雇用と収入を求める人
  • 安定した人間関係を重視する人
  • できるだけ早く正社員として働きたい人
さくら

それぞれのタイプどちらに当てはまるか、一度チェックしてみてください!

【ぶっちゃけ】管理人は派遣で働いて良かった?

私の場合は、こうでした。

【20代前半~後半】……派遣最高!派遣にして良かった!
【20代後半~30代前半】……どうして派遣選んじゃったんだろう、と後悔。

どうしてこうなったかと言うと、私の場合正社員になりたいと言いつつも特に期間を設けず『ダラダラ派遣』を続けたからです。

20代後半くらいまでは派遣で働くことに何の不自由もありませんでした。

  • 仕事がすぐ見つかって最高!
  • 給料もそこそこ良くて最高!
  • 自由な働き方でストレスフリーだし最高!

ですが、だんだん同年代の友人(正社員)が役職に就き、給料の差が開き…

派遣求人も前より簡単に決まらなくなり、30代は焦りしかありませんでした。

これは年齢や環境によっても異なると思いますが、少なくとも同じような独身20代、30代が派遣を選ぶ際は派遣の「その後」も考えた上で働くことをおすすめします。

さくら

私みたいなことのないように…💦

派遣社員で働く時に必要なマインド

そして、いざ派遣社員として働くことになった場合、以下のようなマインドを常に持っておくと心が乱されずに働くことができます。

年齢や立場を必要以上に気にしない!

派遣社員としてさまざまな派遣先に就業すると

  • 自分より年下に指導される
  • 派遣と正社員で区別される

といった状況に陥ることも多々あります。

ですが、そのたびにいちいち気にしていたって仕方ない!

考えても落ち込むだけだし、だからと言って現状が変わることないんですから。

ふとした瞬間に嫌な感情が押し寄せてくることもありますが、そんな時は思いきって仕事以外のことを考えて気を紛らわせましょう!

さくら

ただどうしても派遣先の対応に不満がある場合は担当に相談してくださいね。

派遣先社員と比べない!

こちらもさきほどと同じ。

派遣先の社員と自分を比べると深い闇に落ちるだけので絶対にやめましょう。

ボーナス時期、長期休暇などが来ると嫌でも比較してしまいますが、比べても何の得にもなりません。

事実、正社員は派遣社員より待遇が良いことも多いですが、その分大変なことも多いです。

給与や待遇を比較して落ち込みそうな時ほど「派遣ならではの良いところ」を考えて自分の中で折り合いをつけると良いですよ。

新しい環境を「楽しむ」!

派遣社員は派遣先企業で働く期間が決まっており、一定期間ごとに派遣先企業が変わることもあります。

そのため、新しい環境に慣れるたびに、不安や戸惑いを感じてしまうこともあると思います。

ですが、そこでそれをネガティブに捉えてしまうと、新しい環境に馴染むのが難しくなります。

逆に言えば、新しい環境を「楽しむ」ことができれば、派遣社員としての働きがより充実したものになるはずです。

【⇩⇩たとえばこんな感じ⇩⇩】

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また新しい仕事を覚えられる(スキルが上がる)!

[/st-kaiwa-7416] [st-kaiwa-11899 r html_class=”wp-block-st-blocks-st-kaiwa”]

新しい価値観や考え方に触れられる!!

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正直、新しい環境を、成長する「チャンス」と捉えられると派遣社員は強いですよ!

派遣の「その後」を考えておく!

いずれ正社員になりたいと考えているのなら、(私のように)期間を決めずに「とりあえず今仕事ないから当分派遣で…」と選ぶのはNG。

ずるずる派遣のループから抜け出せなくなります。

できるだけ早く正社員になるためにも

  • 派遣の期間をあらかじめ決めておく(短期派遣もあり)
  • 働きながら転職活動を始める
  • 派遣先での直接雇用制度を確認しておく
  • 転職活動に有利なスキルや経験を磨いておく

など、積極的に動くようにしましょう!

あわせて読みたい
派遣社員が働きながら転職活動するための最適なタイミング&手段 派遣社員で働きながら正社員を目指すためにはどうしたら良いか?効率よく活動するための具体的タイミングや方法などをまとめました。

派遣に関するよくある質問

派遣とパートどっちがいい?

派遣とパートの違いは、主に以下のようになっています。

派遣パート
雇用形態間接雇用直接雇用
雇用主派遣会社就業先企業
契約期間契約書面通りの期間長期間
仕事に対する評価即戦力として求められる即戦力として求められていない
勤務時間・休日派遣会社と派遣先企業で決定就業先企業で決定
社会保険・福利厚生派遣会社が加入することが多い就業先企業が加入する場合もある


どちらが良いかは個人のライフスタイルによって異なりますが、

「自分のスキルを活かして働きたい!」
「色々な仕事を経験してみたい!」
「ある程度の金額を稼ぎたい!」

という人は、即戦力を求められる&パートより時給が高い派遣社員が向いているでしょう。

一方で

「プライベートとのバランスを重視させたい!」
「空き時間を活用して働きたい!」

という人はパートが向いています。

派遣と無期雇用派遣どっちがいい?

通常(有期)派遣と無期雇用派遣の違いは主に以下のようになっています。

派遣無期雇用派遣
雇用形態間接雇用関節雇用
対象年齢求人によって異なる20~30代が多い
雇用主派遣会社派遣会社
契約期間有期雇用(3年を原則)無期雇用
就業先自分で決められる(エントリー)基本的に派遣会社が決める
勤務時間・休日派遣会社と派遣先企業で決定派遣会社と派遣先企業で決定
給与時給制が一般的月給制が一般的(大手)
社会保険・福利厚生派遣会社が加入することが多い派遣会社が加入することが多い


通常の派遣と無期雇用派遣は、契約期間が「あるか無いか」だけの違いだと思う人もいますが、そうではありません。

上の表のように異なる点がいくつかあるので、それを踏まえてどちらにするか選んだ方が良いです。

さくら

特に無期雇用派遣は、派遣会社によってそれぞれ特徴が違うので注意してくださいね!

あわせて読みたい
無期雇用派遣に向いてる人はこんな人!メリットデメリットから考察 色々な仕事を経験できる無期雇用派遣。向いている人はどんな人なのか、メリットデメリットを紹介します!

派遣会社を選ぶポイントは?

派遣会社を選ぶポイントは、働く上で何を求めるか?によって変わってきます。

たとえば、

  • 全体の求人数ではなく【希望の職種での求人数】が多いか?
  • 働きたい特徴に力を入れている派遣会社か?

などを見ると良いです。

さくら

「英語を使いたい」「在宅がいい」でも検討すべき派遣会社が違ってきます!

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派遣を辞めるタイミングは?

派遣を辞めるタイミングは、契約満了日の数週間~1ヶ月です。

その頃に担当が派遣先に顔を出す(またはメールが来る)ので、契約満了で辞めたい旨を担当に伝えてください。

さくら

私の場合はいつも担当が来てました!(メールは無かったです)

まとめ

私は派遣社員として10年働いてきて、数えきれないくらいの悔しい思いや焦り、劣等感など感じてきました。

ですが、それと同時に自由や身軽さを感じて「楽しいな」と思えた時期があったのも事実です。

そんな経験をしたからこそ言えることは、

✔派遣は「何となく」で選ばない

メリットと同時にデメリットもあらかじめ知った上で、納得した上で選択した方が良い

ということ。

そうすれば、いざ派遣社員になって「こんなはずじゃなかった」と激しく後悔するようなことはなくなるはずですよ🙂

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