派遣社員のみなさん、有給ちゃんととってますか???
22年度の「派遣社員WEBアンケート調査結果」によると、
- 直近で付与された有給が「10日以上」は約85%
- 消化した有給日数「10日以上」は約47%
と、有給はきちんと使ってるけど「全部消化しきれていない」という人が多くいることが分かりました。

私はいざという時のために有給はとっておきたいから残してる!

私はとりたいけど、なかなかとりづらくて残ってる…
有給休暇自体は残っても翌年に繰り越せるので年度内に消化する必要は全くないです。
が、もし「派遣だからとりづらい」と思っているのなら、その考えは今すぐやめた方が良いです。
有給休暇を取得するのは、(正社員も派遣社員も関係なく)立派な「社会人としての権利」です!
そこで今回は、派遣社員が有給休暇を「とりづらい」と思う理由とその対処法、派遣社員だからこそ生じる有給休暇についての疑問について解説したいと思います。
この記事の内容
派遣社員が有給を取得する条件と日数
まず、派遣社員が有給を取得する【条件】と【付与日数】について説明します。
派遣社員が有給をもらえるための条件
- 同じ派遣会社で継続して6ヶ月以上勤務していること
- 所定労働日数のうち8割以上出勤していること
これらの条件を満たした派遣社員に【10日の有給休暇】が付与されます。
その後の付与日数はこちら。毎年少しずつ増え、最大20日付与されることになります。
週所定労働日数が4日以上の場合
勤続年数(年) | 付与日数(日) |
---|---|
0.5 | 10 |
1.5 | 11 |
2.5 | 12 |
3.5 | 14 |
4.5 | 16 |
5.5 | 18 |
6.5 | 20 |
条件は正社員と同じです!
派遣社員が有給をとりづらい3つの理由と対処法
私自身派遣社員として働いてきて、「有給がとりづらいな」と思う理由は主に以下の3つがあると感じています。
- 派遣先の仕事が忙しくて休みにくい
- 派遣先が休みにくい雰囲気
- 派遣先からの評価が下がるのが心配
派遣先の仕事が忙しくて休みにくい

毎日毎日やることがあると、「とてもじゃないけど休めない!」という感覚に陥ってしまいますよね。
私も以前「月曜だけは絶対に休まないで」という派遣先で働いてたことがあります。
正直めちゃくちゃプレッシャー感じましたし、有給なんてとても考えもしませんでした。
ですが、忙しいからという理由で働き続けていたら、ハッキリ言って永遠に有給なんてとれないです。
忙しい派遣先の場合は「とりづらい」という気持ちもわかりますが、ある程度根回しをしておくことで有給が取りやすくなります。
- 同僚や上司に有給をとる旨伝えておく(時期的に大丈夫かも確認)
- 予定が分かった時点で早めに有給申請をする
- 事前にできる仕事があればやっておく
そうすることで、仕事にも心にも余裕をもって有給をとることができますよ。
派遣先が休みにくい雰囲気

たとえ仕事がそこまでいそがしくなくても
「周りの人だれも有給取らない」
「有給とってる人が陰で文句言われてた」
なんてことがあると、率先して有給とりづらいですよね…。
まず、誰も有給をとっていない派遣先や、有給ひとつでギスギスする会社は、その時点で「派遣先がブラック」の可能性があります。
有給とれない⇒精神的に病む⇒有給とる人を妬む⇒誰も有給とれない。まさに悪循環ですね。
そのような場合は、まずは派遣担当に相談してみましょう。
ぶっちゃけ派遣先が問題なのであって、あなたは派遣元と雇用契約を結んでいるのですから
「派遣先社員が休まない=あなたも同じにしないといけない」
というルールはどこにもありません。
また、有給をとる場合は(先ほどと重複する項目もありますが)以下のことを心がけるようにしましょう。
- 事前に有給をとることを知らせておく(周りが納得するような理由があればそれも)
- 仕事で迷惑をかけないよう事前に調整や引継ぎをしておく
- フォローをしてもらったら後日感謝の言葉を伝える
- 周りが有給をとった時に協力する
それでも文句を言われるようであれば、再び派遣担当に相談してください。
ちなみに2019年4月から、年10日以上有給休暇を付与されている会社員はその年度内に5日以上の有給を取得することが義務づけられました。
派遣先からの評価が下がるのが心配

そもそも、有給休暇を取得することに対して
「とりたいけど、派遣先からの評価が下がりそうで怖い…」
と消極的になっている人がいます。
ですが、有給をとることは、派遣先からの評価が下がる理由にはなりません。
というか、なってはいけません。
ただし、有給を立て続けにとって仕事に支障がでる・・・
といったことがあれば当然派遣先の評価にも繋がりますので「有給はできるだけ日数を集中させない」は意識しておいた方が良いでしょう。
また、日頃から
- 普段の仕事をしっかりこなす
- 普段から周りとのコミュニケーションをとる
といったことを行い、派遣先からの評価を上げておく(有給で評価を下げない)のもおすすめです。
補足:有給とるなら水曜日が最強
補足ですが、特に予定がないのなら、個人的には「水曜日がおすすめ」です。
理由は「有給その日だけでなく、一週間ずっとハッピーだから」。
月や金に有給をとって連休にするのも良いですが、水曜日、なかなか良いですよ^^
派遣社員の有給取得に関するよくある質問
派遣社員の有給の取り方は?
「派遣会社」に有給の申請をします。
具体的な申請の仕方は派遣会社によって違ってきますが、大手派遣会社の多くはMyページから申請または担当に連絡、タイムカードへの記入などを行います。
派遣先が変わっても有給は引き継がれる?
派遣先が変わっても、所属する派遣会社が変わっていなければそのまま有給は引き継げます。
ですが、次の派遣先が決まるまで一定期間(派遣会社によって異なりますが、1ヶ月程度が多い)空いてしまうと、有給が消滅してしまう場合があります。
有給をとる時の理由っている?
派遣会社によって異なりますが、基本的には理由は必要ありません。
どうしても理由を書かなければいけない場合は「使用のため」と書けばOKです。
有給の有効期限は?
有給の有効期限は、付与された日から2年間です。
半休ってある?
派遣会社によってはあります。
半休休暇制度がある派遣会社
「午前中ちょっと用事を済ませたい」「早めに帰りたい」など、半休を使いたいのであれば半休制度の整っている派遣会社を利用すると便利ですよ!
関連記事派遣会社はどこがいい?賢い選び方&3つの注意点を解説
まとめ
派遣社員でも有給をとることに罪悪感を感じる必要はまったくありません。
むしろ有給をとることで
- 仕事のストレスから解放される
- 日頃の疲れを軽減することができる
- リフレッシュすることで仕事のパフォーマンス向上につながる
と、良い事だらけです。
まだ残っている有給があるのなら、これを機にぜひ有給休暇を申請して思いきり羽を伸ばしてしまいましょう!
【派遣歴10年】おすすめの派遣会社はこの3社!
テンプスタッフ
テンプスタッフは全体の求人数のうち約半数が事務案件と、業界の中でも特に事務に力を入れている派遣会社です。
創業者が女性ということもあり、派遣担当も女性が多く女性特有の悩みも気軽に相談しやすいです。
また、テンプスタッフは「担当の質が高く(担当の差に大きなバラつきがない)サポート力が高い」ともっぱらの評判。
「事務の派遣を探している」「担当の質にもこだわりたい」という人は、テンプスタッフに登録しておけば間違いないですよ!
スタッフサービス
スタッフサービスはとにかく求人の紹介が早く、私が登録した時も面談時点でいくつもの案件を紹介されました。
他にも「面談当日に5件紹介を受けた」「面談の翌日に派遣先が決まった」との声もあり、スピーディーな対応には定評があります。
「できるだけ多くの紹介を受けたい!」
「できるだけ早く次の仕事に就きたい!」
という人は、スタッフサービスへの登録は必須です。
リクルートスタッフィング
利用者の中でも友人の紹介によって登録したという声が多いリクルートスタッフィング。
リクルートという知名度と信頼性から多くの大手企業と取引があり、中には独占求人も多くあります。
また登録後の電話面談やWEB面談が必須ではないので、希望をしなければオンライン上で全て完結できるというメリットもあります。
最初から就業中まで満足度の高いリクルートスタッフィングは、登録必須ですよ!