転職

派遣の無期雇用はデメリットしかないと思っているあなたへ。その考え間違っていません。

2018年7月17日

最近やたら派遣会社が推している「無期雇用派遣」という制度。

 

でも、実際には

「基本、無期雇用派遣ってデメリットしかないんじゃない?」
「3年経って契約が終了しても、無期雇用派遣にはなりたくない」

と考えている人も多いのではないでしょうか?

 

ハッキリ言います。その考え、決して間違ってません。

 

無期雇用派遣について調べると

  1. 定年まで安定して働ける
  2. 今の派遣先でずっと働ける
  3. 時給制から月給制になる

と、まるで正社員並みのメリットが挙げられていますが、無期雇用派遣は正社員と待遇がまるで違います。

 

そこで今回は、無期雇用になることで起こりうるデメリットの数々を、実際の声(ツイッターの口コミ)と共にご紹介したいと思います。

 

今まさに無期雇用派遣になるか考えている人は、本記事を参考にした上で「本当にあなたにとって良い制度かどうか」をよく考えるようにしてくださいね。

 

こちらの記事の「デメリット1&2」は、同一労働同一賃金適用前のものです。2020年4月から同一労働同一賃金が始まると、基本的にボーナスや退職金支給など、今より待遇が良くなります。(デメリット3~6は適用後も変わらずです。)

ですが、それが一概に良いとも言えません。詳細については「同一労働同一賃金で無期雇用派遣は「対象」でも安定からは程遠い」にてまとめましたので、あわせて参考にしてください。

 

スポンサーリンク

無期雇用派遣の6つのデメリット

その1:もらえるお金が減る可能性がある

 

無期雇用になると、実はもらえるお金が「少なくなる」可能性があります。

 

中でもよくあるのが「交通費を支給する代わりに、時給が下げられる」パターン

 

たとえば大手派遣会社のパソナは、交通費を支給するかわりに「時給が60円下がる」仕組みになっています。

参考「無期雇用派遣になったら時給が下がる」はよくある事。大手派遣会社も例外ではない

 

それでいて交通費の上限は1万円。正直、終わってますね・・・。

関連記事
「パソナの無期雇用がひどい」と言うので、どれだけひどいか調べてみた

ここ数年、定期的に私のブログに「パソナ 無期雇用 ひどい」というキーワードでの訪問があります。   それもそのはず、現時点でそのキーワードで1位になっているのが当ブログ(のこの記事)↓ です ...

続きを見る

 

たとえ無期雇用になって「月給制」になったとしても、いざ時給に換算してみると今までよりも明らかに少ない額になっていることもあります。

 

特に基本給が少ない場合は、ボーナスや残業代に直接響いてくるので「悲惨」の一言です。

 

またアデコの無期雇用制度「ハケン2.5」のようにボーナスが出ない会社も中にはありますので、就業規則は事前に確認しておかないと下手したら大損してしまうことになります。

 

みんなの声

 

まとめ

いくら交通費やボーナス支給となっていても、トータルでもらえるお金が少なくなってしまったら意味がない

 

その2:昇給の交渉がしづらくなる

無期雇用派遣になると、契約期間というものがなくなるので、なかなか自分から昇給の交渉がしづらくなります。

 

また、派遣会社によっては最初から「無期雇用派遣になったら基本昇給はありません!」という契約のところもあったりします。

 

大手の派遣会社には「昇給制度」が設けられているところもありますが、その基準は会社によってまちまち。しかも、その審査も少なからず通常派遣の時より厳しめです。

 

そもそも、無期雇用派遣になると「派遣元の社員」と前よりも弱い立場になってしまいますからね。今までのようにグイグイ行けない雰囲気も、昇給の大きな妨げになっていると思います。

 

みんなの声

 

まとめ

基本、無期雇用派遣になったら昇給は期待しない方が良い

 

その3:働く会社がどんどん変わる

無期雇用になることで3年の縛りはなくなりますが、一生そこで働ける保証はどこにもありません。

 

契約期間はないけれど、通常派遣の時と同じように会社の都合で働けなくなってしまうことは普通にあり得ることです。

何かあった時に真っ先に切られるのは派遣社員や無期雇用派遣です。

 

「ずっとここで働き続けたかったから無期雇用を選んだのに!」と思っても、派遣先は容赦しません。

だって、本当にあなたを必要としてるなら、派遣先の企業は今頃あなたを「直接雇用」として迎えているはずだから。

 

それを選択しなかったということは、何かあった時には最終的にあなたを手放す覚悟はできているということですよ。

 

みんなの声


まとめ

いくら好きな派遣先でも、無期雇用派遣になったからと言ってずっとそこで働ける保証はどこにもない

 

その4:派遣先を選べない

そして今の派遣先で働けなくなった時、派遣会社は次の会社を探してくれますが、その会社は基本「派遣会社によって」決定されます。

 

つまり、今までの時のように「〇〇駅から〇〇駅までの範囲で」とか「残業は10時間以内で、絶対に土日休み!」といった希望で探すことができなくなってしまうんですよね。

 

もちろん、希望の地域や職種などは多少なりとも考慮されますが、それでも地域の範囲が広かったり(〇〇県内、など)、職種も幅広くてピンポイントで「コレ!」といったものを選ぶことはできません。

 

また、派遣会社は無期雇用のスタッフに『仕事をしていない期間』でもお給料を支払わないといけないので、その期間を限りなく少なくするためにもできるだけ早く次の仕事を紹介してきます。

 

時にはそこがあまり良くない会社だったり、人手不足のところで誰でもいいからすぐに人が欲しい!なんて案件に当たる可能性もゼロではないんです。

 

それでも基本文句が言えなくなってしまいますし、紹介されたところを次々と断っていたら、業務放棄で最悪解雇されてしまう可能性もあります。

 

無期雇用になって今の派遣先でそのままずっと働ければいいのですが、働けなくなった途端色々な会社をたらい回しにされる可能性がある、というのはどう考えてもリスキーな働き方じゃないでしょうか?

 

注意ポイント

待機期間中にもらえるお金の割合は派遣会社によっても異なりますが、当然働いている時よりは少なくなります。

ちなみに、過去には厚生労働相が「待機期間中の賃金は最低賃金を下回っても問題ない」と発言したこともあるくらいなので、正直あまり期待しない方が良いですよ!

外部リンク派遣法改悪案 “無期雇用”でも休業に 「最賃以下でも問題ない」 塩崎厚労相認める)

 

みんなの声


まとめ

派遣会社に紹介された派遣先がサイアクなところだったら一気に地獄へ

 

その5:いつまで経っても「正社員」にはなれない

無期雇用派遣はボーナスがあったり「定まった契約期間がない」という環境は正社員と全く変わらないです。

 

が、紹介予定派遣のように「派遣先の正社員を目指す」という働き方ではないので、いつまで経っても「派遣」止まりです。

 

「定年まで働けるなら別に派遣でもいい」と思うかもしれませんが、正直派遣の未来は暗い、と私は思っています。

というのも、最近は派遣法が改正されるたびに派遣自体を敬遠する企業が増えているからです。

 

また、今年からは同一労働同一賃金も始まり、今後

  1. 有期も無期も含めて「派遣」自体の雇用を控える企業が増える
  2. 派遣の求人が減っていく

となる可能性も十分にあります。

 

もちろん求人がゼロになることはありませんが、求人自体が減ってしまうと、希望の求人が少なくなる→次の派遣先が希望とかけ離れたところになる確率が高くなる、ということです。

 

無期雇用派遣は、やはり正社員とは似て非なるもの。待遇は全然違います。

現に、無期雇用になってから辞める人も少なくないですし、しかもその大半は正社員に転職しています。

 

そういったことからも、いかに無期雇用が「精神的に不安定なものか」ということが分かりますね。

 

みんなの声

 

まとめ

本当の意味での安定は、正社員になることでしか叶わない

 

その6:正社員並みに厳しい選考がある

と、今までいくつものデメリットを紹介してきましたが、最後にもうひとつ。

 

いくら無期雇用として働きたいと言っても、誰でもなれるわけではありません。

 

というのも、無期雇用派遣になるにはいくつかの選考があり、そこで受からなくてはならないんです。

 

大手派遣会社の選考基準

  • アデコ・・・書類選考、適性検査(能力・性格・ストレス診断)、面接
  • テンプスタッフ・・・説明会、SPI、面接、最終選考
  • スタッフサービス・・・説明会、面接(エリアによって選考フローが異なる)
  • パソナ・・・一次(書類)選考、二次(適性検査)選考、三次(面接)選考、最終選考

 

ここからも分かる通り、どれも選考は正社員並みに厳しいです。

 

それに多くの派遣会社は、これから経験を積んで活躍する機会の多い若年層】をターゲットにしています。

 

つまり、30代や40代の人は、それだけで20代よりも圧倒的に不利になってしまうということ。

実際、「30代で将来不安だから、無期雇用になるぞ!」と意気揚々に応募しても、あっけなく落ちてしまって結局また派遣・・・となってしまうケースも決して少なくないんですよ。

 

みんなの声

まとめ

結局、無期雇用派遣は選考に通った人しかなれない

 

無期雇用・・・これって本当に「安定」なの?

以上のことから考えても、決して無期雇用派遣=「雇用が安定する」とは言えないのが現実です。

 

むしろ、無期雇用派遣になったら

  • この先どこに派遣されるか分からない
  • 派遣先が変わるごとに環境がガラリと代わり、仕事もイチからやり直し
  • 正社員に比べたら圧倒的に待遇が悪い

といった事が起き、少なくとも精神的には今までよりも不安定になる可能性大です。

 

それならば、その場しのぎで無期雇用派遣を選ぶのではなく、最初から「ここ」という会社で正社員を目指した方が、ずっと将来の安定につながるのではないでしょうか?

 

先ほども言いましたが、無期雇用として働いて、辞めた人は結局正社員の道を選んでいます。

ちなみに私は過去に20社以上転職活動をして、1社内定(結果ブラックで退社)。最終的に「紹介予定派遣」を使って正社員になることができました。

 

紹介予定派遣も正社員並みに選考が厳しいですが、最終的に「正社員」になることができます。

これは、個人的にとても大きな違いだと思っています。

 

  • 無期雇用派遣って何だか不安
  • あちこちいろんな場所に飛ばされるのは嫌だ

と少しでも思うのなら、無期雇用派遣ではなく「正社員」という選択をするようにしましょう。

 

なお、私は派遣歴10年でも無事正社員になれました。秘訣はズバリ「諦めないこと」です。

あわせて読みたい
派遣歴が長い=「転職に不利」ではない【派遣を強みに変える具体的方法】

これまで派遣として働いてきた期間が長くなると、どうしても「転職に不利になるのではないか」と不安になってしまいますよね。 「面接に落とされたら嫌だな…」 「色々ツッコまれそう」 「このまま正社員になれな ...

続きを見る

 

まとめ

表面上はメリットたくさんの無期雇用派遣ですが、蓋を開けるとデメリット(派遣社員が働きづらい事情)がたくさんあります。

 

現状、無期雇用派遣は派遣社員のためではなく「派遣会社」のためのものです。

 

変な話、コマのように使われる可能性もあります。

今まさに無期雇用派遣を検討している人は、本記事を参考にして「それでもなりたいかどうか?」とよく考えてから決めるようにしましょう。

スポンサーリンク

-転職
-, ,

Copyright© アラサー女の派遣生活 , 2020 All Rights Reserved.