派遣契約の更新がされなかった。
私のどこがいけなかったんだろう…?
当たり前のように更新されると思ったのに、派遣先から「更新しない」と伝えられたらまるで自分を否定されたような気になりません?
直接そうとは言われていなくても、自分の評価が悪かったんだ…とショックを受ける。
派遣更新されなかった、と言っても、その理由はさまざま。
あなた自身による理由もあれば、中にはあなたが一生懸命働いていても更新されないケースもあります。
そこで、今回は
- 会社側は派遣契約を更新しない理由と事前対策
- 次に契約を更新されるために「今」できること
についてご紹介します。
派遣を更新しない「会社側の」5つの理由
会社側が「派遣更新しない」って決めるのはどんな時?
ずばり、会社側(派遣先)が派遣更新をしない理由としては以下のようなものがあります。
会社側が派遣を更新しない理由
派遣社員のスキル不足
会社側が契約更新しない理由の大きなひとつに「派遣社員のスキル不足」があります。
派遣先の会社は、仕事をスムーズに進めるために派遣社員に一定のスキルを期待しています。
でもその期待に十分応えられていないと判断されると、契約の更新が見送られることがあります。
たとえば
- 仕事の成果が期待するほど出てない
- 仕事のスピードが遅く期日を守れてない
- たびたびミスがあり指摘されている
- コミュニケーションができていなく報告や連絡が不十分
派遣社員は即戦力を期待されている分、それ以下のパフォーマンスをしてしまうと戦力外通告されてしまう危険性大です。
まずは今与えられている仕事をしっかり丁寧にこなすようにしましょう!
また、フィードバックを受けて改善することも重要です。
派遣先や派遣担当に自分の改善点を聞いて、それをもとに改善できることは早めにする!
そうすることで「努力している」「成長している」と感じてもらいやすいです。
「スキル不足」で更新されなかった場合は、次はもっと自分のスキルに合ったところを探すのがおすすめ!
背伸びしすぎず、自分の今のスキルが活かせるところを選んだ方が結果的に派遣先にも喜ばれますよ!
派遣社員の勤務態度の問題
そして、派遣先での勤務態度に問題があると契約更新は難しいです。
たとえば
- 遅刻や無断欠勤が多い
- 挨拶をしない
- 指示をきちんと聞かない
- ミスを全て社員になすりつける
といった行動は、どんなに仕事ができても評価はマイナスです。
チームワークが求められる職場で協調性が欠けている場合もNGです。
まずは自分の行動を振り返ってみましょう。
少しでも思い当たるところがあれば即改める!基本的なことを徹底するだけでも派遣先からの評価は大きく変わります。
また、周囲と積極的にコミュニケーションを取ることや『報告・連絡・相談』をしっかり行うことで、信頼関係を着実に築いていきましょう。
私自身派遣で10年働いてきて、信頼できる人材であることは「仕事のスキル」と同じくらい重要なことだと思ってます!
仕事の内容が変わり、不要になった
派遣社員として働いていると、契約更新の際に「仕事の内容が変わったため、もうあなたのポジションは必要なくなった」という理由で更新がされないことがあります。
たとえば…
- プロジェクトが終了した
- 他の社員が担当することになった
- システムが導入され自動化された etc.
この場合、あなただけではなく他の派遣社員も更新されなかったり、新しい派遣社員の採用自体を見送ることもあります。
こういったケースは、正直派遣社員にとってはどうしようもない部分です。
できることと言えば、派遣先の「ヤバ目の状況」を早めに察知すること。
たとえば
- プロジェクトの進捗が終盤に差し掛かってきた
- 新しいシステムやツールの導入が決まった
- 社員からの指示が減ったり、引継ぎが増えた
などといった動きがあれば更新されない危険性があるので、早めに察知して即座に次に向けて動くようにしましょう!
派遣先の業績が悪化した
そしてこれも派遣先側の理由ですが、経営業績が悪くなると契約が更新されないことがあります。
派遣社員は何かあった時に真っ先に切られやすい!
こちらも、派遣会社はどうもできない問題です。
派遣先の経営状況によりますが、あなたが他の社員に代わりがたいスキル等を持っていれば、契約が更新される可能性は0ではありません。
直前の今できることとしては、まずは現在の仕事に対してより丁寧に取り組むこと。そして周囲が忙しそうな時に積極的にサポートする姿勢を見せること。
ちょっとした気配りや手助けが、あなたの存在価値を高めることにつながります。
3年ルールにより撤退
そして最後は、『派遣社員は同じ派遣先(部署)で3年以上働けない』いわゆる【3年ルール】による契約終了です。
3年経過したあとは派遣先に直接雇用を依頼することができますが、多くの派遣先は依頼を受ける前に「派遣契約の終了」を決断するところが多いです。
派遣なら大歓迎だけど、正社員となると…ってとこが多いのかな。
このまま今の派遣先で働きたいという希望があるのなら、一度派遣会社を通して直接雇用の依頼をしてみましょう。
依頼を受けたことで熱意が伝わり、また派遣社員として高く評価されている場合は、そのまま直接雇用される可能性も少なくないです。
また、直接雇用以外にも3年ルールにはいくつかの「抜け道」があります。
今の派遣先が好き!という人は「【辞めたくない】派遣の3年ルール、抜け道はある?」もあわせて参考にしてください。
派遣の更新についてのよくある質問
派遣が更新されるかはいつ分かる?
目安としては、契約満了の1ヶ月前くらいに分かります。
その頃になると派遣担当が派遣先に来るかメールが来るので、更新の有無を話し合うことになります。
会社側が原因だったら「会社都合」になる?
はい。会社都合になります。
なので失業保険を受け取る際も受給資格の決定を受けてから「7日間」の待期期間を経れば受け取ることができます。
更新されない時の予兆はある?
はい、あります。
私自身約10年派遣社員として働いてきて「これは予兆だな」と感じたことがいくつかあります。
ただ、場合によっては予兆なしで契約更新なしになったこともあります。
完全にケースバイケースにはなりますが、ありがちな予兆は知っておいて損はないのでぜひ下記記事も参考にしてください。
終了と言われたらもう行きたくない
悔しいですが、理由は何であれ更新されなくても派遣先には最後まで行った方が良いです。
それは決して派遣先のためではなく「自分のため」。
ただし、頑張ってモチベーションは上げなくていいです。
契約満了までにできることを淡々とこなし、次につなげていきましょう。
まとめ
派遣の契約が更新されない原因はあなた自身の場合もあれば、そうでない場合もあります。
ですが、原因は何であれ派遣社員でいる限り、契約が更新されないことは『誰にでも起こり得ること』です。
今できる事があれば最大限にこなして、それでもダメな時は1秒でも早く「次」を見る。
焦らず、自分のペースで次に進んでいってくださいね。