できるだけ早く今の「派遣社員」から正社員に転職したい。
でも、いざ転職のことを考えると怖くなって、どうしても前に進めなくなってしまう・・・。
あなたは、今そんな状態に陥っていませんか?
特に、今まで派遣生活が長かったり、派遣先がコロコロ変わっていたりすると「こんな経歴で正社員に受かるわけない」とつい怖気づいてしまうんですよね。
私も20代で8つの会社を転々としたことがものすごいコンプレックスだったので、その気持ちはものすごくよく分かります。
でも、そんな私でも、結果的には正社員に転職することができました。
その大きなきっかけとなったのが、今までの意識を根本的から変えたこと。それだけで、負い目を感じることなく転職活動をすることができたんですよ。
正社員への転職活動に一歩踏み出せずに悩んでいる人は、本文を読んであなた自身が抱えているコンプレックスの殻から一刻も早く抜け出してくださいね。
派遣を転々=ネガティブに捉えない
「今まで派遣でしか働いたことない私なんて、きっとどこも雇ってくれないよなぁ。」
「色んな会社転々としてる履歴書見たら、面接の時に絶対ツッコまれそう…。」
今まで派遣でずっと働いていると、つい自分の経歴に負い目を感じてしまってネガティブな気持ちになってしまいますよね。
「どうせ私なんて」と、自分に自信を持てない気持ちはよく分かります。
特に派遣から正社員に転職をするって、いきなり小ホールから大ホールでピアノを弾くくらい『夢の舞台』。
でも、いくらここであなたが自分に自信を持てないと言ったって、派遣でずっと働いてきたという事実は変わりません。
つまり、それを今さら恥ずかしく思ったり後悔しても、まったく意味がないんですよ。
それに、ネガティブは伝わります。
出そうとしていなくても、面接の雰囲気で、質問の回答で、表情で、面接官に伝わってしまいます。
もしあなたがずっと「派遣だから」「職歴が多いから」といったことで負い目を感じているのだとしたら、まずは考えすぎることをやめることから始めてみると良いですよ。
どうしてもネガティブになる時の対処法
それでもどうしてもネガティブな気持ちになってしまう人は、今不安に思っていることを全部、殴り書きで良いので書き出してみてください。
- 書くことによってもやもやしていた気持ちがスッキリする
- あらためて自分を見つめ直すきっかけになる
- 何に悩んでるのかがハッキリするので解決策が見つけ出しやすくなる
シンプルですが、かなり効果アリです。
自信が無い「不安要素」はあらかじめ潰す
もし、あなたが
- 面接で何を言われるか考えるだけで怖い
- 今までの経歴を指摘されたら、何て返せばいいか分からない
と不安に思っているのなら、「こういったことは絶対聞かれるよな」と思うことをあらかじめリストアップして、今のうちからその答えを用意しておいてください。
面接は、大体聞かれることが決まってます。
特に今までずっと派遣で、かつ「派遣生活が長かった」「派遣を転々としてた」といった経歴を持っているのなら、必ずそのことについてツッコまれます。
逆に言えば「こんなこと聞かれたら嫌だな」と思うような質問の答えを今のうちに考えておけば、それだけで面接に対する恐怖がなくなります。
例えば、ずっと派遣でいたことにコンプレックスを感じているのなら、どうして今まで派遣だったのか?をきちんと答えられるようにしておけばいいんです。
また、たくさんの会社を短い期間で辞めてることに対してコンプレックスを持っているなら、それぞれの会社をすぐに辞めてしまった理由を前向きに考えて、自分を正当化しちゃえばいいんです!
【例】
・どうして今まで派遣だったか? ⇒ 派遣という雇用形態だったけど、どうしてもやりたい仕事でチャレンジしたかったから。
・どうして正社員になろうと思ったか? ⇒ 派遣では〇〇の経験をさせてもらったけど、責任ある仕事は一切させてもらえなかったから。正社員になって、より責任感を持った仕事を最後までやり遂げたいと思ったから。
・たくさんの会社を転々としてる理由は? ⇒ すべて、契約満了のため。結果的に会社を転々することになったが、色々なことを学ぶことができた。今後は今までつちかった〇〇の経験を活かして1つの会社でじっくり腰を据えて働きたい!
ここでの注意点は、たとえ自分に非がなくてもそれを全面に押し出して言わないこと。
会社の悪口を言ったところで、人事は同情してくれないですし、むしろ「すぐ他人のせいにする人だな」とマイナス評価をくらってしまいます。
そして、たとえネガティブな内容を言わなければいけない時でも、最後は前向きな言葉で締めくれるようにしてください。
一見答えにくい質問であなたの『仕事に対する姿勢』をしっかり伝えることができれば、かえって人事に好印象を与えることができます。
また、それまでずっと派遣だったことも職歴が多いことも、決してマイナスには働きませんよ。
ポイント
ちなみに、色々な会社を転々としているというのは一般的にネガティブな印象を与えますが、ベンチャー企業にとっては「経験豊富!」としてプラスに捉えられることもあります。
ものの味方を変えれば、いくらでも前向きに考えることができますよ!
求人を応募する前に諦めない
正社員の応募要項を見ると、仕事内容に興味はありつつも
「こんなすごそうな仕事、私にはできなそう・・・」
と、つい怖気づいてしまうことってありますよね。
でも、もし興味があって、かつ応募条件を満たしているのなら、そんなの気にせず絶対に応募してしまいましょう。
会社だって、最初からあなたがその仕事を「完璧に」できるなんて思ってないです。
あなた自身も、今まで会社に入っていきなり仕事を完璧に要求されたところなんてないですよね?
マニュアルがあって、側には業務の流れを教えてくれる人もいて、徐々にその仕事に慣れていったと思います。
そもそも、本当にその仕事ができそうかそうでないかは「あなた」ではなく「その会社の人事」が判断すること。
それなのに、面接を受ける前の段階であなたからシャットアウトしてしまうのはものすごくもったいないです。
意外とちょっとでも「この人ならできそうかな」と思ってもらえたら、それだけで採用されることだってありますしね。
- ちょっとでも気になったら、とりあえず応募する
- それでもし落ちてしまったら、その会社とは縁がなかったと思ってまた次に気持ちを切り替える
それだけのことです。
悩んでうじうじしている間に募集が終わってしまった、なんて事になった時の方が明らかに後悔が大きいですからね。
「派遣を転々」からのおすすめ転職方法
- 今までずっと派遣
- 一般事務で大した実績もない
上記のようなスペックだと、一般的には「書類選考の段階で落とされる」「面接に通っても受かりにくい」といった印象がありますよね。
実際そういった会社も多いですし、大手に限っては十中八九「受からない」可能性の方が高いです。
そんな時に最適な方法は以下の2つ。
- 紹介予定派遣で探す
- 派遣から正社員実績の多い転職エージェントを選んで活動する
紹介予定派遣で探す
ちなみに私は最終的に紹介予定派遣で正社員になりました。
紹介予定派遣の制度を利用する企業のほとんどは、3~6ヶ月の試用期間を用いてまずはあなたが(言い方悪いですが)「使えるかどうか」を判断します。
その上で正社員として雇用するかどうかを決めるので、面接の段階で【完璧さ】は求められません。
言ってしまえば、スキルや経験が無くても「ポテンシャル」や「やる気」があれば、受かる可能性は十分にあります。
これは、通常の転職活動だとなかなか考えられないことです。
また、紹介予定派遣を導入する企業は、元々派遣社員に抵抗がありません。
なので、今まで派遣社員として働いてきたあなたでも、自信を持って面接に臨むことができるというのも大きなメリットですよ。
関連記事【流れ~コツまで】紹介予定派遣で人気の「事務正社員」を勝ち取る方法【実体験】
派遣に優しい転職エージェントで活動
正直、転職エージェントと言っても「実績や経験を重視するところ」や「30代以上対象外」のところなど様々です。
明らかに場違いなところに登録しても求人を紹介してもらえないだけでなく「遠回しにバカにされる」など嫌な思いをすることもあります。
ですが、同じように転職エージェントによっては「経験が浅い人対象」「書類選考一切ナシで面接できる」といったところもあります。
具体的には、第二新卒エージェントneo(20代対象)やJAIC(39才まで)など
転職をするのなら転職エージェントを使って活動するのはマストです。
そして、より自分にあったエージェントを選ぶことで正社員を勝ち取る可能性はグッと近くなります。
派遣から正社員になるためのおすすめ転職エージェントは記事の最後にまとめていますのでぜひ参考にしてくださいね。
まとめ
正社員への転職活動は、誰でも勇気が要ることです。
でも、だからと言って「怖い」とずっと行動に移せずに悩んでいたら、その間に魅力的な企業はどんどん他の人にとられていってしまいます。
正社員として輝く未来を手に入れたいのなら、まずは「自分に自信を持つこと」から始めるようにしてくださいね。
転職が怖い時にすべきこと
- ネガティブな気持ちを取り払う(自分を見つめ直す)
- 面接で聞かれそうなことをあらかじめ潰しておく
- 紹介予定派遣や転職エージェントを利用する
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