「今の派遣担当(営業マン)、なんか全っ然合わないんだけど・・・」
と思うこと、ありませんか?
価値観が違うならまだしも、
- すぐ嘘をつく
- 言ったことをちゃんと派遣先に伝えてくれない
- 相談してもテキトーにかわされて終わり
- 辞めたいと言ったのに勝手に契約期間を延ばされる
といった営業マンだと、かなり困ってしまいますよね。
こっちとしてはフツーに仕事がしたいだけなのに、営業マンのせいでそれができない!
でも派遣社員という立場上なかなか強く言えなくて、悶々としている人も多いのではないでしょうか?
しかし、そんな営業マンに当たってしまった時に、あなたにできるのは、ただ我慢し続けることではありません。
少しでも快適な生活に戻るためにも、そのストレスの『原因』を取り除く努力をしましょう。
この記事の内容
なぜ派遣担当には「基本的なことができない人」が多いのか?
もちろん、全ての派遣会社の営業マンがそんな人ばかりではありません。
中にはスタッフ(派遣社員)のことを親身になって考えてくれる人、営業マンの鏡のような人もたくさんいると思います。(そういった方にも何人も会ってきました)
でも、それと同じくらい態度がひどく、明らかに「人としてどうなの?」という営業マンも一定数いるのも確かです。
そもそも、どうして派遣会社の営業マンにはこのような人たちが多いのか?
その理由としては主に次の2つが考えられます。
業務内容がハードでストレス溜まりまくりだから

派遣営業の仕事内容は、一般的に「激務」と言われてます。
その大きな原因のひとつに「派遣社員のフォロー」があります。
1日に何十人もの派遣社員を抱えていて、事あるごとに
入ったばかりだけど辞めたい
もう会社に行きたくない
社員の〇〇さんが✕✕で・・・
といった相談を受ける。そしてその都度派遣社員の元へ行ってフォローをする。
中には連絡もつかずに会社に来なくなる人(バックレ)もいますし、場合によっては派遣先の担当に怒られることもあるでしょう。
また、営業なので新規契約の数字(ノルマ)もありますし、残業も多い。そして家に帰っても時間曜日関係なく携帯が鳴る。
この事からいっても、派遣の営業マンは仕事自体がとてもキツく、かなりストレスが溜まる仕事ということは間違いないでしょう。
実際にgoogleで検索しても「辛い」「辞めたい」といったワードが出てきますしね。

そんな状況の中働いていたら、真面目だった人間もだんだん「ただでさえキツイ仕事、できるだけテキトーに終わらせよう」と思っても不思議ではありません。
人がどんどん入れ替わってきちんとした教育ができていないから

派遣の営業職は、業務がキツイがゆえに離職率も高いです。
実際、求人情報を見ると必ずと言っていいほど派遣の営業職が募集されてます。
私が派遣社員として働いていた時も、途中で担当者が代わったことも何度かありましたし、入れ代わりが激しい業界だということは間違いないです。
入れ替わりが激しいということは、きちんと教育されていない営業マンがわんさかいるということ。
また、営業マン自体毎日の業務が忙しいので、社員の教育に充てる時間が持てないという派遣会社も多くあるのが現状です。
結果、新人営業マンはもちろん、慣れた営業マンでさえ自分の好き勝手に行動し、
「とりあえず、ノルマさえこなせばいい」
「派遣社員の愚痴はテキトーに流せばいい」
といった意識に変わってしまう人が一定数いるのです。
最低な営業マンに当たってしまった私の体験談
他人に嘘をつかせることで自分を正当化する営業マン
私は今まで7社で派遣業務を行ってきましたが、その中でもずば抜けて「最低だな」と思った営業マンがいます。
営業マンA(推定25歳)。いかにもノリが良さそうな、営業マン向きといった男性でした。
この男性の何がひどいって、とにかく平気で嘘をつくんです。というか、つかせるんですよ。
当初、私はお金の事情で1日でも早く働きたかったのですが、「すぐは無理なので、水曜日からお願いします」と言われたので仕方なくそれまで自宅待機していたんです。
合わない(最低な)営業マンに当たった時の対処法
- (我慢できるレベル)ひたすらスルースキルを身につける
- (我慢できないレベル)相談窓口に連絡する
- (最終手段)退職代行を使って今すぐ辞める
そんな中、出勤日の前の日にいきなりAさんから電話が鳴り、こう言ってきました。



でも、実は今日から出社ということで、すでに派遣先の方が待ってるんですよ!
悪いんですけど、今すぐ来てくれないですか?

もう一度言いますが、出勤日前日です。
この時点で、ちょっとあり得ないですよね。
でも、問題はここからです。
用事を入れてしまったので出勤できないと言った私に、彼はのうのうと
分かりました!じゃあ、〇〇さん(私)が急に熱出しちゃったってことにしときますんで!
といって一方的に電話を切ったんです。
さらにひどいことに、翌日駅でAさんに会った時には
昨日の件、悪いんですけど、熱が出たとはいえ仕事をすっぽかしてすみませんって、ひと言謝っといてくれませんか?
と、いかにも私が悪い(=彼は悪くない)と見せかけるためにわざわざ裏工作まで図ったんです。
もう、この時点は私の中で彼は「クズ」認定です。

心の中は、終始イライラしっぱなしでした。
でも、当時ははじめての派遣ということもあり、なかなか自分の意見を言えなかった私。Aさんの言う通りに一応謝りましたよ。
彼の
まぁ、でも早く治って良かったじゃないですか!
という謎のフォローと共に・・・。
そんな彼の態度を、
「こいつ、やけに慣れてるな」
「いつもこうやってピンチを切り抜けてるんだろうな」
と冷たい目線で見つめたことは今でも忘れません。
結局、彼は最後まで変わらなかった
そんな最低な営業マンに当たってしまった私ですが、結局契約満了の最後まで何も言えませんでした。
派遣自体がはじめてだったので、
「もしかして、派遣ってこういうものなのかも」
「むかつくけど、我慢するしかないのかな」
と、自分が我慢することでその場が収まればいいかなと思ってしまったんです。
でも、その営業マンは最後まで変わることはありませんでした。
- 用事があって電話をしても電話に出ず、一向に折り返ししない
- 社内で問題があっても、私の話を真剣に聞かずに派遣先の肩を持つ
- 派遣先に用がある時だけこそっと現れ、声もかけずにそそくさと帰ってしまう(気付いたら帰ったあと)
- 私の真剣な悩みを冗談で笑い飛ばす
最後にはもう顔を合わせるのも心底嫌になってました。
その時は「クレーマーになりたくない」という思いもあり、何も言わずに契約が終わるまでとりあえず我慢していた私ですが、結局我慢したところで何ひとついいことなんてありませんでした。
自分のためだと思ってしたことが、かえって自分の首を絞めている事に気付いていなかったんです。
【合わない】最低な営業マンに当たってしまった時の3つの対処法

では、実際にそんな営業マンに当たってしまったらどうしたら良いのでしょう?
そこでまず考えるべきは「担当者を代えてほしいくらいのレベルかどうか」。それによって、対処法が少し異なってきます。
【我慢できるレベルの場合】ひたすらスルースキルを身につける
営業マンとどうしても合わない!でも
「もうすぐ契約更新が切れる」
「重要なことはちゃんとしてくれる」
「めったに連絡こないからあまり支障はない」
など我慢できるレベルだったら、そのまま何も事を起こさずに『スルースキル』を身につけるようにしましょう。
- 営業マンが何かグチグチ言ってきても、聞き流す
- 月に1度の面談だけテキトーに会話を済ます
- 営業マンのことは極力考えない。ムカついたら他で発散する
担当者を代えるのは予想以上に大変ですし、何より精神的に疲れることも多いです。
それならば、契約が終了するまでできるだけ穏便に過ごした方が無難です。
ただ、何かあった時に嫌な思いをしないためにも
- 大切なことは電話ではなくメールで伝える(記録を残すため)
- 依頼したいことがある場合は何度も言う
などといった工夫はするようにしてくださいね。
ポイント
スルースキルを身につけたい方は「職場で実際に言われた皮肉&マウンティング発言!そこから学んだ効果的な4つの対処法」の記事もあわせて参考にしてください。
【どうしても我慢できないレベルの場合】一刻も早く派遣会社に相談する
どうしても我慢できない、このままじゃ仕事に支障が出る・・・といった場合は、その気持ちを正直に派遣会社に伝えるようにしましょう。
派遣会社には、それぞれ【相談窓口】があります。
【大手派遣会社 相談窓口一覧】
電話の他にも、メールで24時間受け付けているところがほとんどです。
また、もしあなたが
「クレーマーと思われたら嫌だな」
「言ったところで本当に交代してもらえるのかな」
と少しでも不安に思うのなら、
- 感情的にならない
- 替えてほしい具体的な理由を言う(「生理的に合わない」などの抽象的理由は✕)
- 発言を受けた日時、セリフをあらかじめメモしておく
- 毅然とした態度で話す
といった点に注意して電話をかけるようにすると、比較的スムーズに話を聞いてもらうことができますよ。
【最終手段】その派遣会社での就業を辞める
たとえ我慢の限界で営業マンの変更を申し出たとしても、場合によっては変更をしてくれないケースもあります。
よくあるケース
- その営業マンと派遣先の信頼関係がすでに出来上がっている。(ずっとその営業マンが担当しているので変えられない)
- 営業マンの数が足りず、すぐに別の営業マンに変える余裕がない
その場合は、残念ながらもう何を言ってもダメです。
そうなったら、できることはひとつ。
思いきって、そこでの就業を辞めてしまうという選択です。
悔しいですけど、それ以上に営業マンと折り合いがつかない(仕事にも影響が出る)のならそのまま続けてもストレスが溜まる一方ですからね。
ただし、この場合は少なからず後味が悪い最後になります。
もし、どうしても「言いにくい」「気まずい」「顔も会わせずに辞めたい」というのであれば、思いきって「退職代行」を利用するのも一つの手です。
退職代行は派遣でも利用できますし、無料で気軽に相談することもできます。
ずっと嫌な思いをし続けて働くくらいなら、早く見きりをつけた方が楽ですよ。
参考今話題の「退職代行」は派遣でも使える?実際に使ったらどうなるのか
派遣会社によっても営業マンの質は左右する

正直言って、どこの派遣会社に行ってもそれなりに合わない営業マンはいます。
ですが、私が10年間数々の派遣会社を転々としてきた中で、「ここの営業マンは明らかに質が良いな」と感じたのは断トツで「テンプスタッフ」でした。
- 連絡をしたらすぐにフォローバックをしてくれる
- 悩みがあった時に親身になって話を聞いてくれる
- 定期的に声掛けをしてくれる
- 派遣先ファーストではなく、まずは私の立場になって考えてくれる
私が感じたのは上記ですが、テンプスタッフは口コミでも「スタッフの当たり外れが少ない」と評判です。
少なくとも、私の時は「クズだな」と感じる営業マンは1人もいませんでした。(ちなみに全員女性スタッフ)
もしあなたが今の派遣会社の営業マンにうんざりしているのなら、一度テンプスタッフでの就業を考えてみてください。
テンプスタッフは派遣案件の量も多く派遣先の環境も良いところが多いので、比較的安心して就業することができますよ。
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まとめ
ただでさえ派遣先で何かと気をつかうことが多い派遣社員なのに、それに加えて担当の営業マンで気を揉まないといけないって本当やっかいですよね。
日頃お世話になっている営業マンですが、決して「営業マンだからエライ」というわけではないです。
営業マンのせいで気持ちよく働けない日が続いているのなら、一刻も早くその状況から脱却するようにしましょう。
合わない(最低な)営業マンに当たった時の対処法
- (我慢できるレベル)ひたすらスルースキルを身につける
- (我慢できないレベル)相談窓口に連絡する
- (最終手段)退職代行を使って今すぐ辞める