契約社員は損?紹介予定派遣で「正社員」になるための戦略と心得

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紹介予定派遣、登用後は「契約社員」っての結構あるな。

いずれは正社員になりたいけど、はじめは契約社員でもいいかな?

このように、いいな!と思った求人を見ると「登用後:契約社員」だった……、となるケース、ありませんか?

本来なりたい「正社員」じゃ時点で、応募すべきかどうか悩んでしまう人も結構いるのではないでしょうか。

結論から言うと「いずれ正社員に」と思っているのなら、契約社員登用の紹介予定派遣求人はやめた方がいいです。

なぜなら、契約社員から正社員に「ランクアップ」できる可能性が非常に少ないから。



ちなみに私は紹介予定派遣で正社員になりましたが、最初から「正社員」として直接雇用されました。

さくら

最初から契約社員の求人は眼中にありませんでした!

そこで今回の記事では

についてじっくり解説したいと思います。

今まさに紹介予定派遣を検討している人はぜひ参考にしてくださいね!

この記事の筆者

さくら
20代~30代まで約10年間派遣社員として勤務し、7社の派遣先にて勤務経験あり。33歳で派遣から正社員へ。⇒プロフィール詳細

10年間派遣にどっぷり浸かってました。
もくじ

紹介予定派遣で契約社員になるのは損!

紹介予定派遣の契約社員登用、と言うと

「いずれ正社員になれるならアリなのでは?」

と思いがちですが、正直契約社員は「損」でしかありません。

それは、主に以下の3つの理由からです。


契約5年で雇い止めの可能性がある

正直、契約社員は派遣社員とあまり変わりません。

というのも、契約社員は派遣と同様いつでも切られるリスクがあるからです。

え?でも契約社員って5年たったら無期転換されるんじゃなかった?

さくら

いわゆる5年ルールってやつね。でも、必ずしもみんな無期転換されるわけじゃないんだよ。

契約社員には、5年以上同じ職場で働けば無期雇用で雇用される権利(5年ルール)が存在します。

これは企業側が拒否できない権利です。

ですが実際には5年に達する前に「雇い止め」をする企業も決して少なくないです。

↓実際の声↓

無期転換直前の「雇い止め」トラブルは他にも多くあり、中には訴訟を起こしている人もいます。


ですが、その結果負けてる人もいますし(参考サイト)、そこまでの負担を考えたら絶対に避けたいトラブルですよね。

さくら

あと重要なのは、5年経っても本人から申し出しないかぎり無期雇用転換はされない、ということ!これを忘れたら終わる!

無期転換=正社員とは違う

そして無事に無期転換になったとしても、同じ職場の正社員とは待遇が異なる可能性があります。


たとえば、無期転換になったのに

  • 給料が以前と変わらない
  • 昇給の見込みがない
  • 待遇変わらないのに仕事だけ増える

といった企業もたくさんあります。

また、一度無期雇用になってしまったらそれこそそこから正社員になれる可能性は低くなります。

必ず正社員になれるわけではない

そして、契約社員から正社員を狙ったとしても必ずなれるわけではありません。

企業によっては

  • 正社員登用制度を設けていない
  • 正社員登用制度があっても登用率が低い

といったケースが多いからです。

さくら

そもそもの道筋が無かったり、あっても狭き門だったり……。


また、仮に過去に契約社員から正社員になった人がいたとしても、

  • それは何年前の話なのか?
  • 何人受けて、どのくらいが正社員になったのか?

などの詳細な情報がないと、それが一般的な話なのか特殊な例なのかの判断できません。

たとえば、こういったことも!

  • 数年前の話であれば、現在は状況が変わっている可能性あり
  • 応募者数が数十人に対して数人しか正社員になれていないのであれば「非常に狭き門」
  • 正社員になれた人が特別なスキルや経験を持っていた場合は、参考にできない


つまり、「契約社員から正社員になれる」という話は、具体的な状況や条件が分かってみないと、あまり意味がないということになります。


さくら

厚生労働省の調査※1によると、正社員登用制度がある会社でも登用率は26~45%とのこと。

※1:労働経済動向調査(令和5年2月)の概況(令和4年2月~令和5年1月)

紹介予定派遣で「正社員」になるための戦略と心得

「契約社員が損なのは分かった。じゃあ正社員になるためにはどうしたらいいの?」

そこで、紹介予定派遣で正社員になるために重要なこと(私が実践して効果あったな!と思うこと)を3つご紹介します。

必ずやるべき3つのこと


派遣の担当に「絶対正社員」と伝えておく

まず、求人を探す際に担当に「正社員以外は受けない」旨をハッキリ伝えるようにしましょう。

これで、担当から紹介を受ける際も変に「契約社員求人」を紹介される可能性が低くなります。

ただ、この時

最初から正社員登用のみだけ受けるのか、正社員登用の実績がある契約社員だったらOKなのか


という基準はハッキリさせておいた方が良いです。

これによって紹介を受ける求人の幅も大きく変わってきますので、自分のビジョンをよくよく考えた上で伝えるようにしてくださいね。

求人の巧みな言葉に騙されない

そして、実際に紹介予定派遣の求人を応募する時は「この求人は正社員なのか契約社員なのか」をじっくり把握した上で応募するようにしましょう。

求人の多くは、タイトルに「正社員か契約社員か」が一目で分かるものが多いですが、中にはあいまいな表現で書かれているものも少なくないです。

たとえば、こんなのですね。

これらは「正社員」とは言っていません。

というより、こういった記載がある求人のほとんどは、よくよく応募要項を見ると「登用後:契約社員」と記載されていたりします。


こういった誤解を避けるためにも、エントリーをする前に必ず求人の詳細を隅から隅まで徹底的に読むようにしましょう!

正社員登用求人は企業情報を事前リサーチ

そして最後は、正社員登用の求人は事前に企業情報をリサーチしましょう。

たとえば、「正社員登用」という部分について

  • 実際の登用実績はどうか?
  • 正社員登用の条件は?
  • 正社員登用までの期間は?

といったことを担当に確認する。または会社のHPや企業口コミで調べる。

全ては分からないかもしれませんが、分かる範囲でも事前にチェックするのとしないのでは大きく違います。


また、

  • 他サイトでその職種が正社員として募集されていないか?
  • その職種に将来性があるか?
  • 業績状況は?

といったこともあわせて調べておくと良いです。

さくら

これらの本も参考になります!

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【紹介予定派遣】契約社員と正社員でよくある質問

契約社員と正社員に仕事の違いはある?

会社によってまちまちですが、一般的に正社員の方が業務の幅が広く、その分責任も重いです。

また、待遇や昇進の機会も正社員の方が充実していることが多いです。

紹介予定派遣の試用期間での注意点はある?

私が気をつけたのは、雇用形態はまだ派遣社員でも「正社員」を意識して働いたことです。

(仕事への責任感はもちろん、人間関係も重視しました)

また、試用期間のうちに周りの社員の働きぶりや会社の制度などをチェックしておくと良いです。

紹介予定派遣でどちらにもなれなかった場合は?

その場合は、その時点で契約終了です。

新たに別の派遣先を探すか、転職活動を行うことになります。

(派遣社員としては今の派遣先にいれません。)

まとめ

同じ紹介予定派遣でも、契約社員登用と正社員登用では全く異なってきます。

「ゆくゆくは絶対に正社員に!」と思うのなら、はじめから正社員登用枠を狙って応募していきましょう。


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