派遣からの転職

紹介予定派遣の嘘ホント!「デメリット多い」「おすすめできない」の真相は?

投稿日:2019年6月28日 更新日:

正社員になる前に数ヶ月のお試し期間があり、納得した上で社員になれることで人気の「紹介予定派遣」

ですが、ネットで調べてみるとやたらデメリットばかり強調されている気がします。

よく言われてるデメリット

  • そもそも案件自体が少ない
  • 契約社員の案件がほとんど(正社員になれない)
  • 中小ばかりでロクな企業がない  etc・・・

そんなこと言われたら、誰だって「紹介予定派遣って何か嫌だな・・・」となりますよね。

さくら
案件少ない上にロクな企業がないなんて、誰でも嫌だよ!

 

でも、実はこれらのデメリットの多くは「間違い」なんです。

厳密には合っている部分もありますが、必ずしも「それが全て」ではありません。

そこで今回は、それらのデメリットについて【私の実体験】および【数々のデータ】からその真相に迫りたいと思います。

 

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紹介予定派遣の数ある「デメリット」の真相

案件自体が少なくなかなか紹介予定派遣になれない

たしかに、紹介予定派遣の案件は正社員や通常派遣の案件に比べてかなり少ないです。

ちなみに大手派遣会社の求人情報で検索をかけてみたところ、このような数字になりました。

【テンプスタッフ】

雇用形態 件数
通常派遣 30,664件
紹介予定派遣 3,106件

【スタッフサービス】

雇用形態 件数
通常派遣 83,351件
紹介予定派遣 6,040件

【アデコ】

雇用形態 件数
通常派遣 6,780件
紹介予定派遣 1,623件

ですが、もともと通常派遣は企業側にとって

  • 欲しい人材を必要な期間だけ雇える
  • 人件費を安く抑えられる(ボーナスや社会保険などを払う必要がない)
  • 派遣会社に紹介手数料を払う必要がない

といったメリットがあるため、多くの企業が取り入れている=紹介予定派遣よりも件数が多いのはある意味自然なことです。

また、紹介予定派遣のニーズは年々高まっていて、日本人材派遣協会が公表している「労働者派遣事業統計調査」によると、紹介予定派遣の成約件数は年々増えていっているんです。

さらに、紹介予定派遣の案件は少ないと言われていますが、テンプスタッフだけで3,000件。スタッフサービスとアデコを合わせると10,000万件以上の案件があります。(中にはかぶっている案件もありますが)

当然ですが、多くの派遣会社に登録すればするほど出会える案件の数も変わってきます。

ちなみに私はこれらの主要派遣会社は全て登録し(+リクルートスタッフィング、マンパワー)、紹介予定派遣の案件をくまなくチェックしていました。

最終的に私はテンプスタッフから紹介予定派遣で正社員になりましたが、その時もいくつもの会社を受けましたし「申し込みたい案件が全然ない…」という状態になることはありませんでしたよ。

 

紹介予定派遣の派遣先は中小企業が多い

よく、紹介予定派遣というと「採用活動にお金がかけられない中小企業が多い」「他でなかなか人が集まらないような会社が多い」という意見を耳にします。

ですが、平成29年の「派遣労働者実態調査の概況」(厚生労働省)によると、事業者数が多い会社ほど、紹介予定派遣の制度を「利用したことがある」「知っている」と答えているのが分かります。

事業所規模 紹介予定派遣制度を利用したことがある 利用したことはないが、知っている 制度を知らない
1,000人以上 31.1% 56.1% 9.7%
300~999人 19.6% 57.5% 22.3%
100~299人 15.4% 52.6% 30.9%
30~99人 9.7% 41.2% 47.6%
5~29人 6.0% 30.6% 60.5%
さくら
小さな会社は、そもそも制度自体を知らないところが多いんだね。

ちなみに、私が紹介予定派遣で入った会社は業界シェアNo1の大企業でした。

また、他に受けた会社も比較的大きな会社が多く、「お金がないから紹介予定派遣を利用している」という雰囲気は一切感じませんでしたよ。

(ただ、個人的には中小企業にも良い会社はたくさんあると思ってます)

 

紹介予定派遣案件のほとんどは「契約社員」

 

紹介予定派遣と言っても、必ずしも「正社員」になれるわけではありません。

実際に案件を見てみると分かるのですが、試用期間後の直接雇用として「契約社員」と書かれている案件も少なくないです。

<紹介予定派遣案件の一例>

ただ、だからと言ってその割合は「求人案件のほとんど」ということは決してありません。

なお、「はたらこねっと」にある紹介予定派遣案件で調べたところ、契約社員前提の案件よりも「正社員前提」の案件の方が多くありました。

 

さらにテンプスタッフの「ジョブチェキ」を調べたところ、全体の紹介予定派遣案件のうち契約社員前提の案件は「約4割」と半数以下でした。

また、契約社員前提の案件の中には「正社員登用実績あり」「毎年30人が正社員になっています」などといったところもあります。

個人的には契約社員前提の案件はあまりおススメしたくありません(参考紹介予定派遣で契約社員になったら人生詰みます【確実に正社員になる】)が、それでも「いずれ正社員になれればいい」という人は、契約社員前提の案件に応募してみるのも一つの手です。(ただし、正社員登用実績ありはマスト)

「正社員前提」と「正社員登用ありの契約社員」案件を含めると、より多くの案件から選ぶことができますよ。

テンプスタッフ(ジョブチェキ)の案件をチェックする

 

応募するまで企業名が分からない

紹介予定派遣の案件は、職種や勤務時間、最寄駅や給与などの条件が事細かに書かれているのですが、肝心の「企業名」が載っていません。

エントリーをすれば詳細を教えてもらうことができますが、それまでは「どこの会社か」「駅からどのくらいかかるか」といった事は分かりません。

 

とは言え、紹介予定派遣の企業先の多くは、派遣社員が就業しているなど、すでに取引のある企業が中心になるので、明らかな「ブラック企業」はまずないと言って良いです。

また、たとえエントリーした後でも、企業名や詳しい内容を聞いて「ちょっと違うな」と思ったら辞退して大丈夫です。

なので、少しでも気になった案件があったらとりあえずエントリーしてしまいましょう。そこまで構える必要はないですよ。

 

2019.9月追記:

最近は紹介予定派遣でもエントリー前に企業名を公開している案件も増えてきたようですね。

ちなみに「スタッフサービス」や「リクルートスタッフィング」で検索をかけると、絞り込み条件に『企業名公開』のチェック欄があります。

企業名を知ったうえで応募したい、という方はぜひこちらを活用するようにしましょう。

 

試用期間を経ても結局社員になれる可能性が低い

平成29年度の「労働者派遣事業報告書の集計結果」によると、このような数字になっています。

これだけ見ると「紹介予定派遣で派遣されても、半分しか社員になれてないの?」と思うかもしれませんが、それは間違いです。

まず、①の段階で約3割の人は自分からお断りしています。(社員になる前に見極められるのが紹介予定派遣の良いところだと思っています)

そして、実際に直接雇用の採用を受けた人のうち、およそ7割がそのまま社員として雇用されています。

この数字を高いと見るか低いと見るかはあなた次第ですが、少なくとも私は「低くはない」と感じています。

実際私や同様の友人たちは、みんなそのまま試用期間後特に問題なく正社員になることができました。

体感的には、余程のことがない限り(スキルが限りなく低い、周囲とのコミュニケーションが取れない、経営悪化など)そのまま直接雇用されるケースの方が多い気がしますね。

 

派遣期間の有給は引き継げない(またゼロからのやり直し)

通常、有給は続けて6ヶ月勤務し、8割以上出勤すれば10日間分もらえます。

ですが、紹介予定派遣の場合は直接雇用になった時に雇用主が「派遣会社」から「派遣先企業」に変わるので、たとえ試用期間で6ヶ月働いていたとしてもまたゼロからのスタートになってしまいます。

なので、有給が与えられるのはさらに6ヶ月後。この点に関しては、正直デメリット以外の何者でもないですね。

ただ、少数派ではありますが企業によっては最初の契約の時点で「派遣期間も勤務期間に含める」といった特約を定めるところもあります。

また、なくても就業前に営業マンに「有給の引継ぎは可能かどうか」を交渉してもらうことで、場合によっては対応してくれる可能性もあります。

ちなみに私の場合は特に休むこともなく半年間突っ走ったので有給がなくても特に問題はありませんでしたが、やはり急な用事や体調不良などを考えると有給はあった方が心強いと感じましたね。

 

試験が正社員並みに厳しくなかなか受からない

紹介予定派遣は、直接雇用を前提にした求人。いくら最初が派遣社員としてのスタートだとしても、採用試験自体は正社員並みに厳しいところが多いです。

ですが、それでも通常の正社員採用よりは大目に見てくれるところもあり、経験がなくても受かる可能性も十分にあります。

「即戦力」「実績」だけを見るのではなく

  • やる気
  • ポテンシャル
  • 会社に馴染めそうかどうか(その人の持つ雰囲気)

といったところを重視して採用する企業もあるので、簡単に諦めるのはもったいないです。

現に私は紹介予定派遣で6つ連続不採用になりましたが、7社目で無事受かることができました。

参考紹介予定派遣の面接で6社連続不採用!落ちた最大の理由は結局コレだった。

これらを実践すれば絶対に受かる!というわけではありませんが、少なくとも受かる可能性は上がるはずですよ!

 

紹介予定派遣に強い派遣会社は?

以上、数々の紹介予定派遣のデメリット(と言われていること)についてご紹介してきましたが、一番大事なのは「どの派遣会社を利用するか」です。

正直、派遣会社によって運命はかなり左右します。案件もそうですが、営業マンの質やサポートに振り回されて転職活動に支障が出たら元も子もないですよね。

 

派遣会社を選ぶ際のポイントとしては

  1. 希望の職種の紹介予定派遣案件が多いこと。
  2. 派遣スタッフへのサポートやフォロー体制が整っていること。

この2つがとても重要になってきます。

 

ちなみに、事務で正社員になりたい!という方は圧倒的に「テンプスタッフ」がおすすめです。

その理由は下記記事にまとめていますので、事務案件に興味のある方はぜひ一読するようにしてください。

参考記事
【事務に強い】紹介予定派遣でおすすめの派遣会社は断トツ「テンプ」です

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まとめ

紹介予定派遣はとても便利な制度ですが、必ずしも良いことばかりではありません。

ですが、私はそのデメリットを踏まえてもなお紹介予定派遣に挑戦する価値はあると思っています。

今まさに紹介予定派遣の応募を考えている人は、これらデメリット全てをよく考慮した上で、(できれば)前向きな気持ちで積極的に応募してみてくださいね!

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