派遣先との顔合わせ。
競争率が激しく、働きたかった仕事なのに落ちてしまったという経験って誰もが一度はあるのではないでしょうか??
ちなみに私は何度もあります。
「あんなに和やかだったのに落ちた」というのも辛いのですが、何より顔合わせ中に何となく分かってしまった時って、何とも言えない気持ちになるんですよね……。
ただ、それらの「不採用サイン」を事前に知ることは決して悪いことではありません。
むしろ、
- 事前にある程度覚悟することができる
- 自身の応募を見直すことができる
- 早々に次を見据えて動くことができる
と、少なからずメリットはあります。
そこで今回は、これまで派遣の顔合わせで「これ、不採用サインだったな」と感じたものをいくつかご紹介します。
もちろん全てが当てはまるわけではありませんが、絶対に間違っているとも言い切れないと思います。
これを読めば、面接中にそのサインに直面したとしても、驚いたり動揺することなく冷静に対処できるはずです。
今後派遣の顔合わせを予定している方はぜひ参考にしてくださいね。
派遣の顔合わせ中でよくある「不採用サイン」
まずは、実際に顔合わせをして「これって不採用サインだな」と感じた派遣先の行動です。
私が感じた不採用サイン
派遣先の態度や言動がいい加減
ふわっとした会話が続き、明らかに力を入れていないような顔合わせの場合は、すでに派遣先で「ナシ」と判断している可能性があります。
- スキルや経験のことを話しても、深堀りされない。
- 向こうから特に質問されず、会話が広がらない。
- 細かな仕事内容など具体的な話をされない
通常ならは、採用したい(これから働いてほしい)という人に対しては、多少なりとも興味があるはず。
たとえ現時点で検討段階だとしても、相手を十分に把握するためにいくつか質問をしてきます。
これが無い時点で「自分には興味がない」可能性が高いです。
私の場合は、相手は冷たい態度ではなく「終始笑顔」、でも全く盛り上がらないというちぐはぐな雰囲気でした。
他の候補者の存在をちらつかせる
「別にそこ言う必要ないんじゃない?」
と思いましたが、顔合わせの段階で「他の候補者」の存在をちらつかせてきた時は要注意です。
このセリフが出てきた時は「この時点でまだ決めかねていない」という意味にも取れますが、少なくとも現時点で「絶対にあなた」ではない、ということです。
私は「他に優秀な候補者が1人いて・・・」と言われ、落とされた。
「ご縁があれば」という言葉をよく使う
「ご縁があれば」というセリフは、遠回しに「あなたとはご縁がないと思います」と言っているのと同じです。
「連絡するね」と言って連絡しない、みたな。いわゆる社交辞令。
そもそもその派遣先で働くために顔合わせに来ているのに「ご縁があれば」と言う時点で矛盾しています。
最後に笑顔で「ぜひ!ご縁があればうちで働きましょう!」と言われるのならともかく、頻繁にこのセリフを言われたら不採用の可能性が高いと言えますね。
面接の時間が超早い
派遣の顔合わせの時間は大体30分~長くても1時間程度。
ですが、あまりにも短い時間(10分以内など)で終わる場合は、不採用サインのひとつとして考えられます。
これは、
- 人事が応募者に興味を持たなかった
- 応募者が派遣先企業の求めるものと合わなかった
と判断している可能性が高いから。
顔合わせの時間が短いのは「すでに結果が決まっているのに、これ以上無駄な時間を設けたくない」という派遣先の表れでもあります。
派遣会社の言動で分かる不採用サインは?
派遣先は分かったけど、派遣会社の態度で分かることってある?
・・・あるよ!
派遣先だけでなく、派遣会社の言動で「不採用だな」と感じ取れることはあります。
派遣会社からなかなか連絡が来ない
通常であれば、顔合わせの結果は3日ほど、遅くても1週間以内に来ることがほとんどです。
もちろん、他の候補者との比較や社内での話し合いなどで予想以上に時間がかかってることもあります。
ですが、
- 1週間待っても全く連絡が来ない
- 問い合わせをしても「まだ決まっていません」と言われ続ける
といった場合は、少なくともあなたが第一候補ではない可能性があります。
まだ結果が来ていないのに他の案件の話をしてくる
「他に紹介したい案件があるのですが」
「実は良さそうな案件がありまして……」
まだ今回の顔合わせの結果が来ていないのに他の案件の話をしてくる場合も要注意です。
というのも、他の案件を紹介している時点で、派遣担当が「今回のはきっと不採用だ」と判断している可能性が高いからです。
派遣先との顔合わせ中に「不採用サイン」に気付いたら?
では、実際に【顔合わせ中に】派遣先の不採用サインに気付いたらどうしたら良いのでしょう?
先ほども言いましたが、不採用サインが出たからと言って必ずしも「落ちる」と決まったわけではありません。
また、派遣先担当者の性格や企業の方針などでも左右されるため、現時点で落ち込まなくてOKです。
これらの不採用サインに気付いたとしても焦らずに、最後まで落ち着いて質問に答えるようにしましょう。
その時できること!
- 表情を明るく、自信を持って丁寧に話す
- 質問に簡潔に、わかりやすく答える
- こちらから質問をして興味を持っていることをアピールする
顔合わせはまだ終わっていません。
最後まであきらめずにできることを精いっぱい行うことが何より大切です!
「やっぱり不採用だった」時の考え方
派遣の顔合わせに落ちるのは精神的につらいですし、自信だって失ってしまいますよね。
ですが、不採用になったからといって必要以上に自分を責めたり落ち込むことはありません。
というのも、不採用になる理由は必ずしも自分の能力や適性が問題だというわけではないからです。
不採用の連絡を受けた時は「この仕事が自分に合ってないだけ」と前向きに考えて、次に進むことだけを考えましょう。
こう言っては何ですが、似たような条件の仕事は探せばいくらでもあります。
ひとつの派遣会社だけでなく、色々な会社の求人を見てみることもおすすめです。
不採用になった原因は少なからずある
とは言え、次の顔合わせに向けて改善できることがあれば絶対にした方が良いです。
これを機会に「自分に足りなかった部分は何か」と、不採用になった原因を考えてみましょう。
よくある「不採用になる原因」
- 服装や身だしなみがきちんとしていなかった
- 仕事へのやる気が感じられなかった
- 態度やマナーに不安があった
- 業務に必要なスキルが足りなかった
不採用になったことは残念ですが、だからと言って何もしないのはとてももったいないです。
今回の反省点を次に活かすことで、次回の顔合わせの結果が変わってくるかもしれませんよ。
派遣先の顔合わせでよくある質問
逆に「ほぼ採用」のサインは?
こちらは、不採用サインの時と逆の言動になります。
例としては
- 派遣先の態度が前のめり
- 経歴やスキルを褒めてくれる
- 採用後のスケジュールを話してくる
こちらも「絶対」ではないですが、派遣先が好感触を持っているのはたしかです。
結果はどのような手段で来る?
通常は派遣担当から電話連絡が来ることが多いです。(というか私はこれしかないです)
もし1週間経っても連絡が来ない場合は、こちらから電話をして近況を確認しましょう。
こちらから辞退するのは可能?
ちろん可能です。
顔合わせ直後にすでに辞退を決めているのであれば、結果を待たずに派遣担当に連絡をするようにしましょう。
また、一度採用を承諾した後に辞退となると派遣先に迷惑がかかるので、必ず【承諾前】に最終結論を出すようにしましょう。
最悪派遣会社のブラックリスト入りになってしまうことも。
不採用の確率ってどのくらい?
不採用になる確率はハッキリとしたデータがありません。
ですが、私の話で言えば20代の頃は20~30%くらいの割合で落ちていました。
(30代で40%くらいに増えました)
派遣先に合ったスキルや経験を持った人はもっと確率は低くなりますし、完全未経験の方はおのずと不採用の確率は増えてしまいます。
また、条件の良い案件は応募者が殺到するので(時給の良い事務など)その分厳しくなりますね。
不採用にするのって違法?
原則として、派遣は面接行為は禁止されています。
ですが、実際は面接ではなく「顔合わせ」や「職場見学」と称して面談、不採用になるケースが多くあります。
顔合わせの時の服装は?
派遣先の顔合わせはスーツやオフィスカジュアルが無難です。
カチカチのリクルートスーツでなくて良いですが、清潔感のある、そして白や紺、黒などの落ち着いた色で臨むようにしましょう!
まとめ
今回の記事では「不採用」について書きましたが、もし顔合わせ中に「不採用サイン」に気付いても、そこで諦めてはいけません。
というのも、何らかのサインがあったとしてもその時点で結果が決まっているわけではないからです。
顔合わせ中は、最後まで自信を持って話すことが何より大切です。
そしてもし不採用になってしまったとしても、ネガティブに考えすぎず「よし、次に行こう」と前に進むことが重要です。
会社はひとつだけではありません。
不採用になったとしてもそれを次のバネとし、自信を持って次に繋げていきましょう!!
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