「今の会社が辛い」
「今すぐ辞めたい」
「毎朝起きるのが辛い」
「通勤途中に何度もため息が出る」
あなたは今、そんな状況で苦しんでいませんか?
私も、今までに何度も経験があります。毎日辛い思いをして会社に行くのって本当に地獄ですよね。
そんな状況が続いたら、一刻も早く転職して今の苦しみから解放されたい!と思うのは当然のことです。
でも、転職したからと言って、必ずにも前よりも状況が良くなるとは限りません。
むしろ、今より状況が悪くなってしまう事も少なからずあります。
※実際にgoogleで検索をかけてみても、「転職 失敗」で検索かけてる人の多いこと多いこと・・・!

せっかく今の状況から抜け出したくて転職したのにもっと嫌な職場にあたってしまったら、それこそ今まで以上に逃げ場が無くなってしまいます。
今、仕事を辞めたいと考えている人こそ、勢いで次の職場を決めないでください。
特に、応募要項だけ見て「これだ!」決めてしまうのはとても危険な行為ですよ。
この記事の内容
転職で失敗する人が多い理由
そもそも、どうして多くの人が転職で失敗してしまうのでしょうか?
その理由は色々ありますが、主に
- 応募要項に書かれている内容と実際とでは違った
- 応募要項には載っていないことで不満なことがあった
の2つが多いです。
特に多いのが圧倒的に後者の「応募要項には載っていないことで不満なことがあった」というもの。
いざ会社に入ってみないと分からないことが多いので、実際入社して目の当たりにしてはじめて
「こんな会社だったのか・・・。」
「最初から知ってたら入社しなかったのに!」
と思うことも少なくないです。
そう。転職の時って応募要項もすごく大事ですが、実は応募要項に載ってないことの方が重要だったりするんです。
転職した分かった数々の実態 こんな会社だったら入社しなかった!

ちなみに私は過去に同じような経験をして、転職活動でその会社を選んだことをめちゃくちゃ後悔したことがあります。
小さな悩みから大きな悩みまで、そのほとんどが【応募要項に載っていないこと】だったんです。
直属の上司との相性が最悪
私が入社した会社は直属の上司(課長)が5年に1度ペースで代わっていたのですが、ちょうど私が入社した時に直属だった上司はかなり好き嫌いがハッキリしている人でした。
自分が好きな部下には積極的に話しかけるのですが、ちょっとでも気に入らない部下には思いっきり不愛想。失敗をすると1時間近く怒鳴るような人でした。
そして、私はおそらく彼にとって「嫌い」の部類の方。
何をしたわけでもないのですが、とにかく態度がめちゃくちゃ冷たかったんです。
どこの会社に行っても必ず「合わない人」は存在するのである意味仕方のないことなのですが、それが毎日関わる人、しかも直属の上司となったら話は別です。

あまりにも態度があからさまなので、毎回書類の承認をもらいに行く時や、仕事の相談をする時などはいつも胃がキリキリしていました。
飲み会がやたら多い&半強制的
私が勤めていた会社は、最低月に2~3回は飲み会がありました。
社内メールに事前に飲み会のお知らせが来ることもあったのですが、帰宅する30分くらい前に、いきなり「今日、仕事終わったら〇〇で飲み予定です」と半ば半強制的に言われることもしばしば。
そして、メンバーを見ると同じ課の人たちがほぼ出席。なぜか毎回めちゃくちゃ参加率が高いんです。

ていうか、誘いがあったら行かなくちゃいけないシステム?
そんな中、入社したての私だけが毎回断るなんて空気的にどうしてもできなかったんですよね。
しかも、なぜか毎回飲み会代がやたら高くて(上司も男性も平等という訳分からんスタイル)、多い時には6,000円も請求されることも・・・!
会社の飲み会ひとり6,000円ってどういう事でしょうか。
— さくら (@SakuraToDream) 2018年6月26日
ただでさえ行きたくもない飲み会に、バカ高い金を払って行かなきゃいけない・・・これほど最悪な罰ゲームったらないですよ。
会社の体制(考え方)が古い
そして、私が入社した会社はコテコテの古い会社(某大手企業の子会社)だったのですが、飲み会の時は必ず上司の両脇に女性を配置させるという謎の通例がありました。

入社していきなり話したこともない部長の脇とか、まじで拷問です。緊張するし、喋ることないし、酒つぐのめんどくさいし。
しかも、部長クラスの人が先に帰る時は、なぜかその姿が見えなくなるまで全員でお辞儀をキープしたままお見送りをしなければならないという、思わず「いつの時代だよ!」と叫びたくなるくらいの古いやり方がまかり通ってました。
今まで働いてきて一番驚いた会社(飲み会編)
・上司の両脇に必ず女性を配置させる
・カラオケでは場を盛り上げるため無理やり歌わされる
・上司がタクシーで帰る時は全員でお見送りをし、タクシーが見えなくなるまでお辞儀をキープしなくてはならない入社1週間で辞めたくなったよ。
— さくら (@SakuraToDream) 2018年6月27日
こんなのうちの会社くらいだと思ってたら、ツイッターで同じように「タクシーの見送り」の経験ある方からリプライをもらいました。
意外と似たような会社ってまだまだあるんですね・・・。
女同士の固まりに入れない
個人的にはこれが一番精神的に辛かったですね。
応募要項には「少人数でアットホームな雰囲気です」とあったのですが、実際に入社してみると「少人数=滅多に新人が入らない」ということなんだと悟りました。
そんな中でにポンと放り込まれた私は完全アウェー。頑張って話しかけましたが、まったくもって輪に入れる空気ではありませんでした。
女同士の人間関係については以前も経験していたのである程度覚悟はできていたのですが、それでも「溶け込めない雰囲気で毎日過ごす」というのは精神的にかなりキツかったです。
ちなみに私はこの時あまりの環境の変化についていけず、人生初の精神科に行き「社会不安障害」と診断され、薬を飲みながら仕事してました。
マジで薬依存症でしたね。薬がないと会社に行けない。今振り返っても相当やばかったです。
ちなみに退職してほどなくして、薬を飲まなくても生きていけるようになりました。
長年働いてもなかなか昇給しない
これは「応募要項に書かれている内容と違った」というパターンなのですが、応募要項には『昇給アリ』という記載があったのにもかかわらず、長年働いている先輩からバッサリ「うちは長く働いても全然給料上がらないよー」という衝撃のひと言をもらいました。
実際、その先輩の給料明細を見せてもらったことがあるのですが、たしかに入社したての私とほとんど差がありませんでした。

あったとすれば残業代と家族手当(扶養手当)の違いくらい。(そして昇給は年に数百円)
この時点で、長く働こう!会社に貢献しよう!という思いは一気に消え失せました。
それらは決して他人事ではない

ここで私が書いた体験談は、しょせん他人事。
読んでいて「最悪な会社だな」「こんなにひどい会社はありえないでしょ」といった感想を抱く方もいるかもしれません。
でも、いつ同じようなことがあなたの身に起こるか分かりません。
もしかしたら、次に就職した会社であなた自身が体験するかもしれないんです。
現に私も入社するまでは、こんな悲惨なことを起こるなんて本当に考えもしなかったです。
この時に思ったのが、応募要項の内容もものすごく大切だけど、実は応募要項では分からない「社内の雰囲気」や「働きやすさ」の方がはるかに重要だなぁということ。
ちなみに私は結局2年もしないうちにその会社を『体調不良』という理由で辞めてしまいました。
働く条件は良かったのですが、最後の頃にはもうそんなのどうでも良かったですね。
転職は、派遣やバイトに比べて一度入ると「辞める」ハードルが一気に上がります。
しかも、すぐに辞めて職歴の欄を無駄に増やすと次の転職活動が不利になります。
そこで重要なのが、転職活動の時点で色々な会社をじっくりと見極めること。そして、その上で「これだ」という会社を選ぶことです。
企業を選ぶ際は社内の「口コミ」をうまく利用しよう!
「そんなこと言っても、内部事情って実際に会社に入らないと分からないじゃん!」
と思う方もいると思います。
たしかに昔はそうでした。でも、今は違います。
というのも、最近は転職をする前にその会社の内情を「社員や元社員によるリアルな口コミ」により知ることができるからです。
その中でも有名なのが「転職会議」という転職口コミサイトです。
転職会議には現在300万件(国内最大級)もの口コミが掲載されており、2chのように「この会社マジ最悪」などと根拠のない一文で終わりではなく、「入社後に感じたギャップ」や「退社理由」などかなりツッコんだ内容が事細かに書かれています。
たとえ今すぐ転職を考えていなくても、
- 今働いている会社は他の会社に比べてどうなのか?
- 他にどんな会社があるのか?
を時間がある時にざっと見ておくだけでも、いざ転職活動をする時に素早いスタートダッシュを切ることができます。
無料会員登録をすることですぐに全ての会社の口コミを見ることができるので、少しでも「次の転職活動で失敗したくない」と思う方は、ぜひ今のうちから色々な企業の口コミを見ておくようにしましょう。
実際に経験した人の「詳しい経験談」も超重要!
なお、最近出てきた社会人向けのOB訪問サービス『CREEDO』も要チェックです。
さまざまなテーマを元に経験者からリアルな話を聞けるサービスなのですが、中には特定の企業についての話もありますし、人事による転職関連の経験談も載っていたりします。(時期によってテーマ内容は異なります)
ネットにはなかなか載ってないピンポイントの情報をGETできるので、ぜひこの機会に利用するようにしましょう!
→社会人向けOB訪問「CREEDO」とは?特徴・使い方を分かりやすく解説
最近は応募要項でもある程度分かるようになった
そして最近では、応募要項を見ただけでも
「この会社、絶対ブラックでしょ」
「こんなこと書いてあるけど、嘘っぽい」
とある程度分かるようになりました。
また、「こういうフレーズでアピールしてるのは逆にブラックだな」というのもだんだん分かるようになってきました。
それらについては「ブラック企業に入りたくない!転職前に必ずすべき13のチェックポイント」にまとめましたので、ぜひこちらも参考にしてください。
まとめ:運命は「自分自身」で変えよう!
私は、派遣生活の日々から一刻も早く卒業したい!と思って転職活動を続けてきました。
でもその結果、いそいで転職して大大大失敗しました。
そんな私がいま、言えることは、

多少時間がかかっても、じっくりと会社を見極めて慎重に転職活動をした方が絶対に良いですよ。
ということです。
まさに転職は天国と地獄の分かれ道!
くれぐれも私のようにならないように、後悔のない転職活動を行ってくださいね。
【20代&30代】派遣から正社員になるためのおすすめ転職エージェント
20代派遣女子におすすめのエージェント3選
第二新卒エージェントneo
第二新卒エージェントneoは何と言ってもキャリアカウンセリングに時間をかけているところが大きなポイント。
なんと、1人あたり平均8時間以上!1時間の面談も平均4~5回行い、仕事に対する価値観や思い、今抱えている悩みなど全てをさらけ出すことから始まります。
その上であなたに本当に合った企業を判断&厳選して紹介してくれるので、仕事へのミスマッチを極力減らすことができます。
「何がやりたいか分からない」という人はもちろん、「本当に自分に合った仕事を紹介してほしい」という人は必ず登録すべきエージェントです。
就職shop
就職shopはあの業界最大求人数を誇る「リクルートエージェント」と同系列です。
実績や経験を重視する求人が多いリクルートエージェントとは違い、経験の浅い20代をメインターゲットに「未経験歓迎」の求人に絞って求人を紹介しています。
また、未経験というと営業を紹介されるイメージが大きいですが、就職shopで転職した女性の約4割が「事務・アシスタント」業務へ転職しています。
「今までの経歴に自信がない」「書類選考でいつも落とされる」という人は、ぜひ書類選考一切ナシの「就職shop」を利用するようにしましょう。
30代派遣女子におすすめのエージェント3選
doda
dodaは20代おすすめに続き、30代の派遣社員にとっても非常におすすめの転職エージェントです。
というのもdodaの利用者の半数以上は20代~30代なので、自分に最適な求人に多く出会いやすいというメリットがあるからです。
またdodaは応募書類の添削に定評があり、dodaの添削のおかげで転職に成功したとの声も実際にあります。
コロナ禍でも約10万件の求人を持っているdodaはやはり「強い」です。
より多くの求人に出会うためにも、必ずdodaへの登録は済ませるようにしましょう。
JAIC
JAICは派遣社員やフリーターなどこれまでに正社員経験が無い(もしくは浅い)人向けに特化した転職エージェントです。
ちなみに上の広告は34才までとありますが、現在は39才まで支援可能。
案件全てが正社員で、しかも書類選考なく面接を受けることができるので経歴に自信がない人でも臆することなく活動することができます。
また、企業を何度も訪問することでブラック企業を排除しており、事実入社後の定着率「91.3%」と非常に高い数字を誇っています。
ワークポート
ワークポートはIT系やWEB系に強い転職エージェントです。
他の業種も取り扱ってはいますが、元々IT系に特化していたというだけあって圧倒的にIT系の求人が多く、他にはない独占求人も多くみられます。
また女性に向けた転職サービスも行っており、女性のための専任コンセルジュ(アドバイザー)が「女性が働きやすい求人」を厳選して紹介してくれます。
「手に職をつけて働きたい!」「未経験だけどIT系やWEB系に興味がある!」という人は迷わずワークポートへの登録するようにしましょう。