転職するなら、絶対にブラック企業なんかに入りたくないですよね。
- 毎日朝早くから終電まで働く
- サービス残業
- ボーナスなし
- 有給が取れる雰囲気ゼロ
- セクハラ・パワハラが横行している
このように、ブラック企業だと、一見「あり得ないでしょ?」と思うようなことが当たり前のように行われています。
ちなみに、私は新卒で入った会社が超絶ブラック企業でした。
✅ブラック企業で辛かったこと
— さくら@元派遣バツイチ (@SakuraToDream) August 22, 2019
・毎日終電まで働いて給料16万
・ボーナス初回2万、以降なし
・毎朝最大ボリュームで社内全体に挨拶
・ノルマを達成できなかった理由を毎日皆の前で報告
・ミスをすると最低2時間怒鳴られる
・同期が精神的に倒れて救急搬送
・真木よう子似の美人先輩が10円ハゲだらけ
その会社は旅行会社だったのですが、上記のようなことが毎日のようにあって、私も含め、みんな死んだ目をして働いていました。
ブラック企業の何が辛いって、仕事内容がハードなことはもちろんですが、一度入ってしまうとなかなか辞められないことなんです。
ブラック企業だと分かったらすぐ辞めちゃえばいいのに!って簡単に言うけど、そう簡単にはいかないんだよ。
— さくら@元派遣バツイチ (@SakuraToDream) June 8, 2018
会社を休む勇気もないし、辞めたところで明日への保証もない。
足が鉛のように重くても、とりあえず会社に行くのが正解って思ってしまう。
こんなんじゃダメだと分かってるんだけどね。
また、勇気を出して辞めたいと言っても、罵倒されたり、相手にされなかったり・・・
私は退職願を申し出てから辞めるまでに4ヶ月かかりましたが、それはもう地獄のような4ヶ月でした。
しかし、肝心の「応募要項」にはどこも良いことしか書いてないので
「ブラックかホワイトかを見極めるのって難しそう!」
と考える人も多いのでないでしょうか?
しかし、実はちょっとしたポイントを確認するだけでブラック企業に入る可能性を低くすることができるんです。
私は、何もせずにブラック企業に入ってしまいました。
これを見ているあなたは、私のようにならないでください。
そのためにも、企業の求人情報が掲載されていたら、まずは必ず次のポイントをチェックしてくださいね。
ブラック企業に入りたくない人必見!チェックすべき13のポイント
頻繁に募集が掲載されてないか?
これはもう定番ですね。
頻繁に求人募集をかけている、またはずっと掲載し続けている案件は要注意です。
頻繁に求人募集をしているということは、それだけ人が足りていない =「入ってもすぐに辞めてしまう」ということです。
これが永遠に行われているんですね。
また、更新日時だけを見て「今日出たばかりの新しい求人だ!」と喜んでも、実は内容は変わらず日時が更新されているだけという可能性もあります。
私はこれで騙されましたからね。
ただ、これらは応募要項をパッと見ただけでは分からないので、頻繁に求人サイトを見て
「この求人、ずっとあるな~」
といったものはとりあえず避ける、といった方法をとるようにしてください。
ポイント
中には、本当に事業拡大のために(新店舗設立などで)長い期間をかけて多くの人材を募集しているケースもありますが、その場合は大量募集の理由をきちんと明記されていることがほとんどです。
内定へのハードルが低くないか?
「未経験大歓迎!」
「年齢、性別問いません!」
「書類選考なしですぐに面接可!」
「面接たったの1回!」
中には、このような文面で募集をかけている企業があります。
こういった求人に出会うと「これだったら私でも受かるんじゃない?」とつい応募したくなっちゃいますよね。
でも、あまりにも条件が緩く、いかにも「誰でも入れそうな案件」は注意が必要です。
というのも、「誰でも入れそうな案件」は、企業側にとっては「誰でもいいから入ってほしい案件」でもあるからです。
もちろん、中には同じ「未経験者歓迎」でもホワイト企業もたくさんあります。
ですが、まともな会社は未経験者でもできるだけ良い人材が欲しいと思っているので、書類選考や面接は時間をかけて行うのが普通です。
ポイント
それに加え、未経験者歓迎でも
- その業界を調べたら、あきらかに経験者じゃないとできなそうな仕事だった
- 同じ業界の他の求人はみんな経験者を求めている
といったものは要注意です。
また、面接1回や書類選考なしでもホワイト企業のところもあります。
判断が難しいところではあるのですが、内定までのハードル全てが低い、明らかに誰でもウェルカムな企業は疑ってかかるようにしてください。
基本給が低すぎないか?
ブラック企業の中には、「総支給額は高いのに内訳を見たら基本給がやたら低い」という求人が多くあります。
例)総支給額22万(基本給8万+手当14万)
「総支給額が多いなら問題ないんじゃない?」と思うかもしれませんが、基本給が低いと
- 残業代
- 昇給
- ボーナス
- 退職金
これら全てに影響してきます。(ブラック企業の場合、そもそもボーナスや退職金がない場合もあります)
つまり、その月にもらえる額は多いとしても、退職までにもらえるトータルの額が少なくなってしまうということです。
また、「定額支給」と記載されているからと言って、必ず全ての手当がもらえるわけではありません。
- 家族手当 (⇒独身の場合もらえない)
- 住宅手当 (⇒実家暮らしの場合もらえない)
- 資格手当 (⇒資格を取得してないともらえない)
- 皆勤手当 (⇒1日でも休んだらもらえない)
いくら手当が手厚くても、結局もらえなかったら意味ないですよね・・・。
また、手当はいつ無くなってしまうか分かりません。
会社の業績などで手当自体が無くなってしまったら、あなたは基本給だけで生活しなければならないんです。
手当がたくさんあるのは良いことですが、手当が総支給額の6~7割以上を占めているような求人はやめておくようにしましょう。
年収の幅がやたら広くないか?
お給料が明らかに低いのは分かりやすいですが、逆に年収がとても高かったり、年収の幅がやたら広かったりする求人も注意が必要です。
例えば、応募要項に「年収300~800万」と書かれている場合、実際に年収800万もらえる人は極少数派。
ふたを開ければものすごくハードワークだったり、『完全固定歩合制』で実力がものすごく左右される職場だったりすることも多いです。
見方を変えれば「努力次第で年収800万になる可能性がある」と考えることもできますが、それ相当の厳しい環境が待っていると思った方が良いですよ。
ポイント
年収のふり幅が大きい求人を見つけた際は、まずその業界の『平均年収』を確認してみましょう。
その平均年収よりも遥かに高い給与を提示してある場合は何かあると思ってください。
平均年齢が若すぎないか?
まだ設立されたばかりの新しい企業やベンチャー企業ということならまだ分かるのですが、そうでないのに「平均年齢20~30代」というような若い世代ばかり集まっている企業も注意が必要です。
平均年齢が若いということは、それだけ「多くの人が長く勤めずに辞めている」ということ。
企業への定着率が低い企業というのは、それなりに何かあると思って良いです。
また、女性の場合は結婚や出産を機に辞めてしまう人が多い=産休・育休休暇制度が整っていない、または制度はあるけど仕事との両立が難しい環境という可能性も十分にあります。
若い世代が集まっているのは一見活気があるように感じますが、
- 平均年齢が若い理由が明確でない
- 定年まで働ける環境ではなさそう
といった場合は、入社してもすぐに辞めてしまう可能性大ですよ。
みなし残業になってないか?
ブラック企業の求人の特徴のひとつに、「みなし残業(固定残業制度)」があります。
みなし残業とは、お給料の中にある一定の残業代がすでに含まれている、というもの。
例えば、みなし残業が30時間なら、月30時間の残業までは「残業代」として賃金の他に支払われない仕組みになっています。
この場合、残業時間が30時間未満でも一定の残業代を受け取れ、30時間を超えた場合は「プラスして」残業代を払わないといけないのが基本ルールです。
ですが、ブラック企業のほとんどは超えた残業代を支払ってくれません。
それどころか
「残業代は月30時間分って決まってるんだ」
「残業が少ない時にも払ってるんだからプラマイゼロだろう」
などと言い逃れする企業も後を絶たないです。
超えた分の残業代は当然払ってくれませんでした。
私は泣き寝入りしたのですが、退職後に訴えている人も何人かいましたね。
みなし残業を取り入れている全ての企業がブラックとは言いませんが、多くのブラック企業が取り入れていることを考えると、できるだけ避けた方が無難ですよ。
試用期間が長すぎないか?
多くの企業が取り入れている試用期間ですが、大体は1~3ヶ月、長くても6ヶ月ほどのものがほとんど。
しかし、中には6ヶ月以上あるものや、1年近く雇用期間を設けている企業もあります。
特に、試用期間を長く設けているブラック企業は
- 試用期間中は社会保険に加入させない
- 試用期間中は支払われる給料を安く設定する
といった場合も多く、あげくの果てには「いつまで経っても正社員にしてくれない」というケースもあります。
また、中には試用期間中に働くだけ働かせておいて、いざ雇用期間が終了した時に正当な理由なく解雇をするというとんでもない企業まであったりします。
このように、雇用期間が異様に長い企業はその期間中やその後に何が起こるか分からないので、絶対にやめておきましょう。
でもさすがに1年やそれ以上は「ナシ」ですね。
社員の数と比較して求人数が多すぎないか?
社員の数に比べて明らかに採用人数が多い場合も同様に用心しましょう。
応募要項を見ていると、たまに「20名大量募集!」なんて求人見かけますよね。
どうして採用人数がそんなに多いのか?
要は、たくさんの人が辞めてしまうため、今いる人員だけでは追いつかないんです。
「どうせたくさん辞めるんだから、最初から大量の人を採用しておこう」
という考えだからこそ、10名や20名などの大量募集へと繋がっているのです。(最終的に残る人員を確保するため)
通常、中途採用で一気に10名も20名も人を入れるというのはあまりありません。
もちろん、かなり大規模な企業だったり、新店舗設立などでたくさんの人を必要とするといったケースならあり得ますが、それでもそこまで頻繁にあるものではないです。
一気に10人も20人も!という新卒並みの採用はまず無かったです。
社員の目が死んでないか?
転職サイトの中には、実際に働く社員や社内の様子などが写真で掲載されているところがあります。
そのほとんどは笑顔を作って、いかにも
「会社の雰囲気良いですよ!」
「楽しく仕事してますよ!」
といったイメージを伝えようとしていますが、ブラック企業の場合、いくら笑顔を作っていても目が笑っていなくて不自然な写真になっていたりします。
よくあるのが、複数名で(肩を組んだりして)笑顔で撮っている写真。よく見ると端にいる社員の目が完全に死んでたりするんですよね。
写真は嘘をつかないです。
もし写真がポジティブな文面と合っていなかったり、写真を見た瞬間に少しでも違和感を感じるようなら、とりあえずその企業への応募はやめておいた方が無難です。
意外とその直感は当たっていることが多いですよ。
やたら精神論を語ってないか?
応募要項を見ていると、
「やる気があれば大丈夫!」
「私たちと一緒に夢に向かって頑張りましょう!」
といった精神論をやたら振りかざしている企業があります。
肝心の業務内容がほとんど記載されておらず、こういった精神論が強調されているような企業はブラック企業の可能性が高いです。
私がいたブラック企業がまさにそうでした。
こういった会社は何かにつけて「やる気」「気合い」といった言葉を持ち出し、社員を洗脳しようとします。
特に体育会系のノリは要注意です。
入社したらほぼ間違いなく朝礼から無駄に大声を出させられたり、企業理念の暗記を強要されられたりしますよ。
離職率は高くないか?
ブラック企業を見極めるための一番有効なデータは「離職率」です。
とは言っても、応募要項を見ただけでは離職率は分からないですよね。
そこで参考になるのが、東洋経済新報社が毎年発売している「就職四季報」です。
これらの本は新卒向けなのですが、従業員の平均年収や有給取得状況など、これから転職をしようとしている全ての人に役立つ情報が載っています。
また離職率に関しては、新卒入社の3年後の離職率が載っています。
全ての企業が載っているわけではありませんが、サービスからメーカー、商社など幅広い職種の企業が載っているので、希望する業界のおおよその離職率を知ることができますよ。
注意ポイント
離職率の欄に「NA」と書いてある企業は要注意!
NAは「No Answer(非公開)」の略のこと。つまり、離職率を非公開にしている時点で、実は離職率がめちゃくちゃ高い可能性があります。
また一般的に「離職率が30%を超えるとブラック」と言われているので、それを超える離職率の企業も要注意ですね。
女子版は、離職率だけでなく女性の採用実績や産休・育休の期間など女性ならではの情報が満載なので、買うなら断然【女性版】がおすすめです。
「ブラック企業大賞」の受賞歴はないか?
四季報の他のもうひとつ参考になるのが「ブラック企業大賞」です。
ここ数年話題になっているので、すでに知っている人も多いですよね。
ブラック企業大賞は毎年12月に「今年一番ブラックだった企業」を勝手に表彰しているもので、その評価基準も多岐に渡っています。
- 長時間労働
- セクハラ・パワハラ
- いじめ
- コンプライアンス違反
- 育休・産休などの制度の不備
- 労組への敵対度
- 派遣差別
- 派遣依存度
- 残業未払い(求人票でウソ)
まずは、この大賞での受賞歴がないか?を確認してみましょう。
大手が中心とはなりますが、かなり細かい事例が載っているので必見の価値アリですよ!
企業の口コミサイトの評価はどうか?
気になる求人を見かけたら、まずその会社をネットで口コミを検索する人も多いですよね。
しかし、誰でもテキトーに書きこめる2chなどは信ぴょう性が低いですし、大きな企業でない限り、豊富な口コミを見つけることはできません。
「できるだけ信ぴょう性の高い口コミが知りたい」
「できるだけたくさんの会社の口コミを見たい」
という方は、「転職会議」などの企業口コミサイトを利用するようにしましょう。
転職会議もネットによる投稿になりますが、投稿するには会員登録をする必要があり、かなり細かな情報を記入しないといけません。
また、投稿された口コミはシステムおよび専任スタッフによる目視を全件行い、事実関係が不確かな口コミなど不適切だと思うものは事前に削除しています。
ネガティブな口コミは誹謗中傷などでない限り普通に掲載されてるので、意図的に消されたりはしないです。
また、転職会議は口コミで寄せられた「給与水準」や「福利厚生」など10項目を元に『ホワイト/ブラック企業診断』を行っています。
もちろん全ての情報が本当だとは断言できませんが、少なからず応募する際の良い判断材料になることは間違いないです。
転職会議は会員登録をすることで全ての企業口コミが見れるので、気になる求人があったらまずは転職会議での評判をチェックすると良いでしょう。
ブラック企業に入りたくない人が活用すべきサービス
絶対にブラック企業に入りたくない!という人におすすめなのが「ブラック企業を徹底排除している転職エージェントを活用」することです。
取引先企業の多いエージェントも魅力ですが、あまりに求人数が多いと全ての企業を訪問&チェックするには限界があります。
そんな中、『全ての企業を100%直接訪問し、ブラックだと判断した企業とは取引しない』を公言している転職エージェントがいくつかあります。
中でもおすすめなのが「第二新卒エージェントneo」です。
こちらはブラック企業の排除だけでなく、登録者1人に対する時間をものすごくかけて「その人に合ったキャリアプラン」を一緒に考えてくれます。
時間をかけてまで粘り強く自分と向き合うからこそ、転職先のミスマッチを防ぐことができます。
「転職で失敗したくない!」と強く思う人こそ、第二新卒エージェントneoは登録して損はないエージェントです。
ブラック企業への入社を極力減らしたいのなら、ぜひこういった転職エージェントを活用するようにしましょう。
\面談平均10時間!濃いサポートでミスマッチを防ぐ/
ただし、第二新卒エージェントneoの利用は28才まで。
29才以降(30代)で転職を考えている人は、同じくブラック企業を排除している「JAIC」がおすすめです。
参考記事ジェイック(JAIC)の評判&口コミ 長年派遣でも転職に成功しやすい3つの理由
まとめ
せっかく一世一代の思いで転職をするのなら、絶対にブラック企業なんかに入ってはいけません。
私は、ブラック企業に入ったことで人格が別人のように変わってしまった人を何人も見てきました。
仕事が忙しすぎて彼氏にフラれてしまった人、廃人のように働いている友人の姿も目にしてきました。
ブラック企業に入ってしまうと、本気で人生狂います。
そうなってしまわないためにも、絶対に応募要項だけに惑わされず、必ず「ブラック企業の要素はあるか」を判断した上で応募するかどうかを検討するようにしてくださいね。
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