新しい会社に転職したいけど、転職したあと失敗だけはしたくないな・・・。
でも実際に入らないと会社の内情なんて分からないし。
面接を受ける前に「本当に受けていい会社かどうか」をしっかり見極めたい。
コロナがきっかけで、これから働く会社を選ぶ「基準」が大きく変わった人も多いと思います。
よく聞く事例
- 給料も大事だけど、同じくらい「社員を大切にしてくれる会社」で働きたい
- 時短勤務やリモートなど、状況に応じて柔軟な働き方を選べる企業がいい
中には求人の応募要項を見れば分かるものもあります。
ですが、こういうのって意外と応募要項に載ってなかったり、たとえ載っていても「実際入社したら違った」ということも少なくないです。
こんな時代だからこそ、次の会社選びは失敗したくないし、どうせなら「何があってもついていける」と思える企業で働きたいですよね。
そのために必ず行いたいのが、ずばり【事前に社員による口コミをチェックする】ということ。
そこで役立つのが、企業の口コミ情報サイト「キャリコネ」です。
キャリコネとは?
現在登録企業数62万社以上(2020年4月時点)、国内最大級の口コミ・年収情報を誇る大手企業口コミサイトです。
2018年には日本マーケティングリサーチ機構による調査で「転職希望者の信頼度が高い」企業口コミサイトNo.1にも選ばれています。
そして今回は、キャリコネに掲載されている膨大な情報の中でも特に「ここはチェックすべき!」というポイントを4つご紹介したいと思います。
気になる会社がある人はもちろん、「とりあえず色んな会社を見てみたい」という人はぜひ参考にしてください。
キャリコネでチェックですべき4つのポイント
キャリコネは、1つの企業だけでも見れる情報がもの数多くあります。
その中でも、特に事前チェック項目として必須なのは次の4つです。
その1:テーマ別口コミ
キャリコネの口コミは、多い企業では数百件におよぶものもあります。
しかし、事前に【テーマ別】に選択できるので、自分の知りたい口コミだけを一気に見ることができます。
ちなみに、全ての口コミは450文字以上でないと掲載できない仕組みになっているので、よくあるネットの掲示板のように「たった1行だけ」「中身が薄っぺら」といったことは皆無です。
また、口コミ投稿者も匿名とは言え属性が細かく記載されているので、「どんな状況/立場の人が書いている口コミか」が一発で分かります。
ココが分かる
① 職種
② 年代・性別
③ 雇用形態
④ 年収
⑤ 新卒か中途か/どのくらい働いていたか(年度)
⑥ 口コミの投稿年月日
自分と近い立場の口コミを読むと、よりリアルに感じられますよね。
もちろん、必ずしも欲しい情報があるわけではないですが、数々の口コミの中からヒントになるような情報を見つけることは十分に可能です。
この部分は、キャリコネに登録したら必ずチェックするようにしましょう。
その2:投稿者の平均データ
そしてキャリコネでは、投稿された口コミを統計した以下のデータを一発で見ることができます。
- 平均年収
- 20代・30代・40代別の最高年収
- 月の残業時間
- 月の休日出勤
- 有休消化率
↓企業トップページで見れる
もちろん平均なので人によって状況は変わってきます。
ですが、この平均が明らかに異常な場合は(残業時間が多すぎ、有給消化率が低い等)、この会社自体の入社を再検討した方が良いです。
ちなみに私が以前働いていた企業の親会社(ブラック)は、この数字も真っ黒でした、、、。
その3:給料明細
企業の口コミサイトは他にもありますが、この「給料明細」は、キャリコネでしか見ることができません。
しかもこの給料明細、まるで実際にもらったかのように細かく知ることができるんです。
さらには、投稿者の給料に対する本音も載っているので、実際に働く環境としてアリかナシかを客観的に判断することもできます。
特に希望している職種や同年代の社員の給料明細はとても参考になります。
もちろん、見る時も性別や新着順など希望にあわせて絞り込むこともできますし、年収のシミュレーションもあるのでより具体的にイメージしやすいです。
ちなみに、たとえトータル支給額が良くても基本給が明らかに少ない(+手当で補充)のところはブラックの可能性が高いので要注意です。
ブラック企業の特徴については他にもいくつかありますので、ぜひ「ブラック企業に入りたくない!転職前に必ずすべき13のチェックポイント」も参考にしてください。
その4:ホワイト・ブラック度
そして「ホワイト・ブラック度」の項目では、投稿者から寄せられた
- 労働時間の満足度
- 仕事のやりがい
- ストレス度の低さ
- 休日数の満足度
- 給与の満足度
- ホワイト度
の統計データを、同じ業界と比較してチャートや表にしてくれます。
↓チャート
↓表
ここにはハッキリ「ブラックだ」「ホワイトだ」とは書かれていませんが、これらの数字を見て「ここちょっとヤバイかも」「ここは〇〇業界の中ではかなり良さそう」と見極めるための十分な判断材料であることは間違いないです。
表向き良いイメージでも実はブラック…ということも少なくないですからね。
気になる企業があったら、必ずここはチェックしておくようにしましょう。
その上で「この会社に入りたい!」と思ったら
そして、さまざまな口コミやデータを見た上で
「この会社、やっぱりいいかも!」
「この会社に入りたい!」
と思った時は、次に以下の3つを行うようにしてください。
すべて、そのままキャリコネで行えます。
面接レポートをチェックする
キャリコネには、実際にその企業の面接を受けた人の【生の声】が載っています。
具体的には
- 面接官にされた印象的な質問と回答
- 面接を受けた上での具体的アドバイス
- 選考期間はどのくらいだったか
- 面接の結果(採用or不採用)
- (採用の場合)応募時の年収と入社後の年収はどのくらい違ったか(上がった?下がった?)
といったことが事細かに書かれています。
面接本を見て面接に臨むのも良いですが、どうせなら希望の企業で「実際に聞かれた内容」を事前にチェック&備えておいた方が、精神的にも安心ですよね。
また、投稿者のコメントを読むと面接の内容だけでなく「どういった人が好まれるか」といった傾向をも掴めたりするので、ぐっと内定に近づきやすくなります。
求人情報をチェックする
そして気になる企業があったら、企業ページの「求人情報」欄をチェックしましょう。
タイミングが合えば、ちょうどその企業で求人募集を行っている場合があります。
↓「求人情報」の欄に数字があるかチェック
そして応募内容に興味を持ったら、そのままその求人に応募することができます。
補足
「気になる」ボタンを押すと「気になるリスト」に追加され、マイページからいつでも見れるようになります。
実際には、その求人を扱っている転職エージェントに登録する流れとなります。
希望の企業で募集をかけていたら、そのまま応募してしまいましょう。
求人は早い者勝ち。行動しないとせっかくのチャンスを逃してしまいますよ。
転職エージェントに登録しておく
もし希望の会社で求人の募集をしていない場合は、その企業と取引のある転職エージェントに事前に登録しておくと、いざという時にすぐに紹介を受けることができます。
キャリコネで気になる企業のページに行くと、上部に「〇〇(会社名)の転職に興味のある方へ」という欄があり、そのまま転職エージェントに登録することができます。
事前に転職エージェントに登録しておくと、
希望の会社で募集があったらすぐに紹介を受けることができる
というだけでなく、
- 担当者のアドバイスを受けながら自分の経歴を洗い出したり、書類作成ができる
- 希望の会社でなくても、条件にあった求人があればどんどん紹介してもらえる
といったメリットもあるので、できるだけ早く登録しておくことに越したことないです。
コロナで求人の数自体減っていますので、「今すぐ転職はできない」という人もぜひ早めに登録は済ませておくことをおすすめします。
キャリコネの口コミを全て信用していいの?
「ネットの口コミ」というと、どうしても「嘘ばかりじゃないの?」「ヤラセでは?」などと信用できない部分もありますよね。
もちろん、書きようによってはいくらでも好きなことを書けますし、もちろん嘘だって書こうと思えば書けます。
正直、全ての口コミを「そうなのか」と鵜呑みにすることはやめた方が良いと思います。
でも、だからと言って「キャリコネは嘘ばかりの情報か?」と聞かれたら、私はそうは思えません。
というのも、キャリコネは口コミの嘘やヤラセを極力なくすために、以下のような対策を行っているからです。
- 学歴や職歴などかなり細かな個人情報を記入しなければならない(ヤラセがしにくい)
- 450文字以内の口コミは投稿できない仕組みになっている。当然コピペ厳禁
- 投稿上に対して、プログラムおよび目視による掲載後検閲を行っている
- キャリコネが不適切だと判断した投稿は非掲載処理される
- 不適切投稿の通報機能を設置している
- 企業側から投稿の削除依頼があっても、その情報が正確だと判断されない限りは対応しない
- 投稿する時点で「5年前」までの口コミに限定し、古く間違った記憶を元に口コミを書く人を減らしている
- 1度の投稿に限らず、定期的にアンケート調査や取材を行い、企業の情報を提供してもらっている
ここまで徹底して管理されてるので、明らかにヤラセな投稿、適当な投稿は少ないのではないかと思います。
実際使ってみた感じからしても、「うん、そうそう!」と思える箇所、いっぱいありましたからね。
もし、数々の口コミを見て「これって本当なのかな?嘘なのかな?」と判断がつかない時は、悪い口コミの中でも最悪な口コミを見て「それでもいい」と思えるかどうかを判断基準にしましょう。
私は、会社の口コミに限らず、飲食店や商品レビューなど全てにおいてずっとそうしています。
そうすることで、実際にそのものを選んだ時にある程度の納得ができている=不満な思いをすることが少なくなるので個人的におすすめですよ。
まとめ
- コロナきっかけで転職を考えている人、
- 派遣切りに遭って今すぐ仕事を探さなければならない人、
- もともと今の会社に不満がある人、、、
状況は様々だと思います。
でも、どんな状況でも言えるのは「転職で失敗したくない」という思いではないでしょうか。
どんな会社もいつどうなるか分かりません。
今回のコロナで、それがよく分かりました。
でも、事前にキャリコネで企業のさまざまな口コミを見ることによって
- 今そこで働いている社員はどんな環境なのか
- 会社に対してどう思ってるのか
を知ることができ、少なくとも会社のHPや応募要項などの「良い面」だけを見て入社することはなくなります。
こんな時代だからこそ、慎重に慎重を重ねて、あらゆる口コミをチェックし「次」に備えるようにしましょう。
くれぐれも、入ったあとに「こんなはずじゃなかった!」と後悔することのないようにしてくださいね。